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LUMIX S5iiで星空を撮ろう

お疲れ様です。うえうえです。
もうあと1ヶ月もしたら天の川のシーズンですね。
星空撮るのって楽しいですよね
満天の星空の下、静かにシャッターを切るあの時間がたまらなく好きです。

初めて天の川を写真に写した時はああこの瞬間のために生きていたんだなと思うくらいでした。

今回はLUMIX S5iiで星空を撮影する時の僕の設定と、撮影方法についてお伝えします。
おそらくS5ii以外のLUMIXカメラをお使いの方にも当てはまる内容もあると思うので、何か一つでも参考になることがあれば嬉しいです。

本日のお品書き


・作例

まずは僕の撮影した星空の写真を何枚か載せます。なんの参考になるかは分かりませんが参考にしてください。

14mm F1.4 DG DN | Art

ISO 2500
14 mm
f2
8s
14mm F1.4 DG DN | Art
ISO 1000
f2
8 s
14mm F1.4 DG DN | Art
ISO 6400
f2
13s
14mm F1.4 DG DN | Art
ISO 2000
f1.4
13

・レンズ

僕はsigma 14mmf1.4DGDNを使っています。
星空撮影の決定版だと思います。
星空を撮る人はみんなこれ買った方がいいです。
以下の過去記事でこのレンズの小レビューしてますので暇だったら読んでください。


・三脚と雲台

三脚はLEOFOTO LQ-324Cを使ってます。
新品は高すぎるのでヤフオクで5万くらいで買いました。頑丈で文句なしです。

雲台は同じくLeofotoのギア雲台G4を使ってまこれもヤフオクで買いました。
前は自由雲台をメインに使ってたんですがよりシビアな構図決めがしたくなったのと、頑丈さを求めて購入しました。
流石に重すぎる気がするけど気にしたら負けです。

重いし嵩張るけど星空撮る時は車移動なので問題なしです。登山の時?気合いで持ち運びましょう。
三脚と雲台の詳しいレビューは今後やるかも。

・カメラのカスタム設定


以前の記事でもお伝えしましたが、僕はカメラに被写体ごとの設定を登録しています。
設定方法に関してはこの記事で確認してください。



これによっていざ現場で一から設定をすることなくスムーズに撮影を始めることができます。
現場に着くと早く撮りたい気持ちが先行して焦って設定漏れをしてしまうかもしれないので事前にできることはやっておくといいと思います。

以下に僕のカスタムモードに登録している
「ほし」のカメラ設定を載せておきます。

是非参考にしてください。
また、こんな便利な機能もあるよと教えてくださる方いればコメントで教えていただけると嬉しいです

C-3に星空用の設定を登録してます
現地で慌てなくていいのでおすすめ


すぐに撮影を始められるよう大体のISO感度やシャッタースピードを設定しておきます。
状況によって設定は調整します。
主に十時ボタンに星空撮影でよく使う機能を割り当ててます。
Fn8 再生ボタン
Fn9 フォーカスリングロック
Fn10ライブビューブースト
Fn11手ブレ補正

・便利機能個別紹介


僕がカスタム設定している便利機能について個別でご紹介します。使いたい機能があればぜひ使ってください。

1:常時プレビューoff


撮影時絞り効果とシャッタースピード効果を確認できる機能です。
簡単に言うと実際に撮影できる画像を撮影時に確認できる機能です。
これ、ミラーレスカメラだと当たり前だと思いますよね。ただこの機能、デフォルトだとoffなんです。カメラ初心者の人がこのカメラを買って写真を撮ろうとしたとき、モニターに映ってる画像と実際に撮れた写真が全然違うわけですよ。
カメラ初心者がこの機能を知ってるわけ無いのでかなりストレスになると思うのです。
なんで最初からonにしとかないだろう?

本題はここからなんですが、星空撮影の時はこの機能はむちゃくちゃ邪魔になります。
先ほど申し上げた通り、常時プレビューonはシャッタースピード効果を反映する機能です。
星空撮影のときは状況によりますが大体5秒〜15秒という長いシャッタースピードで撮りますよね。
つまりこの長秒をモニターに反映しちゃうんです。もっと簡単にいうと、モニターが大遅延して確認どころじゃなくなります。
これどうにかならないんですかね?モニターが遅延する仕様にしてなんかいいことあるんでしょうか?
というわけで星空を撮影するときは常時プレビューはoffにしましょう。

2:ライブビューブースト

星空撮影時は周りが暗すぎてモニターが真っ暗になります。そのままだと何が映ってるのかよくわからんまま撮影することになります。
そんな時はライブビューブーストを使いましょう。自動的に増感して画面を明るくしてくれます。この機能にはMODE1とMODE2があります。

MODE1.明るさ弱めで、滑らかに表示することを優先する設定です。
MODE2:明るさ強めで、画像が見えることを優先する設定です。

LUMIX S5ii取り扱い説明書

この機能によって撮影前に天の川の位置やら余計なものが写ってないか確認できます。

ただこれにも注意が必要で、MODE1はたしかに明るくなるんですが、常時プレビューonにした時と同じようにモニターのフレームレートが落ちてモニター大遅延の被害に遭います。
状況確認のためピンポイントで使うといいかもです。Fnボタンに登録してすぐに呼び出せるようにしときましょう。
僕はバランスの取れたMODE2を大体使用してますね。

3:ナイトモード

モニターを赤色にして画面のまぶしさで周りに迷惑をかけないようにする機能です。
紹介しといてなんですがこの機能は使ってないです。だってモニターが赤くなると見づらいじゃないですか。僕は星空は誰もいないところで1人で撮るのが好きなので、有名な撮影スポットでたくさん人がいる時には使うといいかもです。

4:長秒ノイズ除去off

遅いシャッタースピードで撮影した時に発生する長秒ノイズをカメラ側で除去してくれる機能です。(ISO感度を上げた時のノイズとは別なので注意!)
大変ありがたいんですが、撮影時のシャッタースピードと同じ時間がノイズ除去にかかるので時間がもったいないです。
onにしていたら同じ時間で撮れる写真が半分になるわけです。
ノイズ除去は家でやりましょう。

5:MFアシスト

ピントは星空撮影の最も気を使う部分です。
撮影終わってワクワクしながら家帰って写真確認するとピントが合ってなかった日にはパソコンかち割りたくなりますね。
ピントだけは絶対合わせましょう。
MFアシストはピントリングを回した時ピント位置を拡大してピントを合わせやすくしてくれる機能です。
発売当初はなぜか6倍までしか拡大できなくて文句が出てました。(S5無印は20倍まで対応)
後のアップデートで20倍までいけるようになりました。なんだったんでしょうね。

6:フォーカスリングロック

一回フォーカスを決めたらそれ以降ピントを変えることってそうそうないですよね。
なんかの間違いで指がフォーカスリングに当たってピント位置がズレる事故もあります。
気づかず撮り続けて家帰ってパソコンかち割るはめになります。
なので一度フォーカスを決めたらこの機能を使いましょう。

MF中のフォーカスリング操作を無効にし、ピントを固定します。
・フォーカスリングのロック中は、撮影画面に[MFL]が表示されます。

LUMIX S5ii取り扱い説明書

最近のレンズ、特にSIGMAの広角レンズにはこの機能がレンズ側についてることがあります。
僕の仕様している14mmf1.4にもついています。
大変ありがたいんですが、暗闇でレンズのスイッチ探すの大変なんですよね、ボタン多くてどれかわからないんです。
それならカメラ側でやるわということでFnボタンに設定して1発で呼び出せるようにしてます。

おわりに

こんな感じで S5iiで星空を撮る時のカメラの設定と、便利機能を紹介しました。
LUMIXのカメラなら共通の機能も多いと思いますのでLUMIXユーザーの方はよかったら参考にしてください。
夏になったら花火を撮る時の設定についてもお話したいと思います。

LUMIXのカメラで撮った写真を多く載せているのでよかったら僕のインスタ覗いてみてください。


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