雨の日だから歌を歌ってくれるかな<トムがまだスパイでなかった頃>
ここ数日、シトシトと降る雨が続いています。
雨の日は、普段の喧騒からほんの少し離れることができ、自分自身と向き合ういい時間を作ってくれる日でもあります。
そんな雨の日にふさわしい映画作品はないかなあと、色々と考えていたのですが、これという作品を一つに絞ることができませんでした。
雨、雨、ふれふれ……ちがう!
レイン……レインマン っていう映画のタイトルがボワ~ンと頭に浮かんできました。
「レインマンが来て、今日も歌を歌ってくれるかな」
トム・クルーズが20代の頃で、まだスパイとして身体を張った仕事をしていなかった時期の作品。『レインマン』(Rain Man)をご紹介しようかなと思います。
10代の頃に家出をしたトム・クルーズ演じるチャーリーの元に父親の訃報が届く。葬儀が終わったあと、チャーリーは弁護士から遺言の内容を聞かされた。そこで、存在すら知らなかった病院施設にいる自閉症(正確にはサヴァン症候群)のダスティン・ホフマン演じる兄レイモンドへ父の遺産のすべてが渡ることを知り、誘拐さながらの旅に出ることになる。
この『レインマン』(Rain Man)も先に紹介した『テルマ&ルイーズ』のようなロードムービーであり、『バーディ』のようなこちらは兄弟愛の絆の物語と言っていいと思います。
高級自動車販売店を経営するチャーリーは資金繰りに困っており、いきなり兄だとして現れた障害者のレイモンドに父親の遺産を奪われてしまう恐怖心から、自閉症という障害があろうと一顧だにせず攻撃的な態度を取り続ける。当初は、父親の遺産を奪う憎い奴として捉えていたのだろう。
だが旅をしている間、遠い記憶としてよみがえってくる兄レイモンドと敵対していた父の内に秘めた優しさと強さを見つける。
父と兄レイモンドに対する憎しみが、慈しみと愛に変わっていく様は、チャーリーのほんの小さな行動の変化からも読み取ることができる。
思いやりのかけらもなかったチャーリーが父の遺産よりも兄レイモンドとともにいることを望むようになる姿に胸が熱くなる。
「レインマン」とレイモンド。
別れ際、レイモンドが「メインマン」親友と囁く。
何だか、まとまりのない記事になってしもた😿
次回は、もう少し調子がいい時に書きます💦