ヨモツイクサ
知念実希人さんの本を読んだのは、これで3冊目になります。
図書館で借りて読みました。
1冊目は『ムゲンのi』2冊目は『硝子の塔の殺人』です。
面白かったのは面白かったのですが、正直なところは
「あー、読むんじゃなかった…」
読むきっかけは新聞広告を見て。
はっきりと覚えていないけれど『バイオホラー』とかヒグマやらのワードはなかったはず。
”バイオホラー”とかなると医療系が苦手な私としては絶対に避ける内容で、しかも一番生理的にだめなバイオ要素。
知念実希人さんが医師だと知ってますが、病気や手術に関わる話が個人的に無理です。
そして『森にいるヒグマ』となると「人が襲われる、食べられる」と想像できるからこれも無理。
(昔にクマとの壮絶な戦いのマタギの話をテレビで見て、女の人ばかりを狙って食べる嗜好に気持ち悪くて結構衝撃だったので)→そうです。その内容が、がっつりあったので厳しい…。
多分、”黄泉の森の何かが〜”とかを新聞で見てオカルト的ホラーだと思ったんだろうな、私はと。
後でネットで見ると結構、内容が書いてあって反省。いつも通り、チェックすればよかったと。
この作家さんのは面白い、自分の中で定番になるかもしれないと思い、気を抜いてしまいました。
読まれた方は分かるのですが、もう一つ苦手なものがでてきました。
こっちの方がもっと厳しかったです。私は。
しかもすごい状態のものでした。
文句ばっかり言いますが、結局は話の面白さ、それをもってしても読んでしまう強さがある話です。
頭から最後まで私にとっては、避ける要素満載の内容。
でも、読み始めたら途中でやめられず。
結果、未だにダメージが残ってます。
ミステリー(途中で犯人(というのでしょうか)?は分かりましたが、それ以上にびっくりする結果がありました)もあり、いろんな要素が入った強い内容でした。
グロテクスさが多く、いろいろ悲しい事もありキツい話です。
あ、ある演出がありましたがこれはちょっと…と思いました。
分かってしまっていたので。
キラキラした青い光が怖くなりました。
山も森も。
言い伝えや先人達の教えは守らなければいけないと、つくづく思います。
すごいいっぱい詰まった驚愕バイオ・ホラーでした。