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3年で10倍の「幸せ」をつかむ

気が付けば83歳
穏やかな日々だ。
幸せを実感しながら過ごす毎日
歳を取ったと思う。 

確かに体力は経年劣化、徐々に衰えていく。
友人と杯を重ねる機会も議論する機会も減った。
外出も減った。
たまにではあるが、友の訃報と言う悲しい知らせが届くようになった。
それでも毎日が楽しい。 

でも、
楽しさは若い頃のような楽しさではない。
自分の思いをプロポーズするようなわくわくする楽しさではない。
むしろ、その逆だ。
例えば、思いもよらなかった斬新な発想やひらめきの降臨がある。
今まで積み上げたキャリアや学習の成果が、ぼくの内面のどこかで化学反応を起こし、新しい「何か」をつくっている。そのときぼくは夢中にメモを取る。 

3か月前に書いた日記を開く。恥ずかしくて読めない。
3か月前、この程度のことしか考えていなかったのかと落胆しつつ、自らの成長のスピードに驚き良い気分に浸る。 

高齢者になって分かったこと。
それは…
行動半径は加齢とともに狭くなっていくが、若い頃に見えていなかったさまざまな「細部」が見えてくることだ。
今まで気付いていなかった
今まで見過ごしていた
日常の喜怒哀楽の細部が、頭だけではなく、五感を通して感じるようになった。 

仕事の細部
周りの人からの心遣い
自分に向けられている視線
人間関係の細部
日々の彩り
今まで見えていなかった光景や風情などが… 徐々に鮮明に見えてくる。
そして、日常の質、人生の質が少しずつ変化していく。
こんな日々がたまらなく楽しいのだ。
 

今、夢中になっていることがある。
1つは、83年間積み上げた学習やキャリアの「整理整頓」
2つ目は、これらのアレンジ、焼き直し、である。
3つ目は、これらを生かす取り組みである。
まず自分に生かす。自分のこれからの人生に生かし、新しい夢に向かう。    併せて、社会に生かす。
社会に生かすとは、換言すれば、いずれ新しいビジネスを始めるということだ。 

これらの取り組みは、いずれも手間暇がかかる。
気が遠くなるような時間が必要だ。
でも、やりたいのだ。
人生100年時代、ぼくには残された時間はまだたっぷりある。
 

2021年2月、コロナ禍で先行きが見えづらかった頃「3年で10倍の成長」の取り組みを始めた。
83年間の「整理整頓」をしているとき思い立った。
 

目標は2つの考え方、やり方がある。
  改善型目標
  クレイジー目標 だ。 

改善型目標は使い古された目標である。既存の考え方や手法を駆使して考える。真新しいものは何もない退屈極まる目標だ。
その上、手間暇がかかる。既存資料の収集や分析に時間がかかるからだ。
しかも成果はせいぜい前年比の20~30%アップどまり。
現状延長線上に未来にあるときは有効だったかも知れないが、すでに陳腐化してしまった目標である。 

クレイジー目標は、今までの考え方やアプローチでは取り組めない。
発想の根本を変えないと取り組めない目標である。
さらに、
目標や成果の桁が違う。
筋書きもない。参考書もない。正に未知の世界へのチャレンジである。 

筋書きのないチャレンジは、身体も心も熱くしてくれる。
ぼくは「3年で10倍の成長」に興奮し、モチベーションに火が付いた。
終生10倍のスピードで成長できたとしたら、ぼくはこれからどのような人生を歩むことになるのか。
居ても立っても居られない気分になった。
 

こうして「3年で10倍の成長」の取り組みが始まった。
あれから4年、二期目を迎えたが、あのときの興奮は今も収まっていない。否、収まりそうにない。
無手勝流で始めた3年で10倍の成長というクレイジー目標はほぼ達成できたという手応えを感じているからだ。
でも、結果だけではない。
クレイジー目標は、さまざまな学習の機会をぼくに与えてくれた。
今まで手を付けていなかった新しいフィールドにも足を踏み入れた。ぼくも果敢にチャレンジした。 

さらに、目標が変わった。
「3年で10倍『成長』する」が「3年で10倍の『幸せ』をつかむ」に。
知らない間に、ぼくの内面が変化していたのだ。
 

10倍幸せになれば何が起こるのか。何が変わるのか。
今のところ、目に見える変化は何もない。
人間関係も社会的な立ち位置も収入も、まったく変わらない。
唯一つ
日常が変わった。大きく変わった。 

気分が良い。
今までとやる気が違う。
さらに、クレイジーになった。 

内面の変化は無限である。
内面の変化は、いずれ表に現れる。生き方に現れる。
この良い気分の正体は何か。
この先何が変わるのか。起こるのか。
期待に胸が膨らむ。
 

この際思い切って…
「3年で10倍の幸せ」の歩みの、今までとこれからを書き綴ることにしました。
興奮が冷めない間に、否、この興奮を昇華させるために書き綴っていきたいと考えています。

 

 

 

 

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