たなかよしろう

今、ぼくは 83歳 長い長い人生の真っ只中で… ぼくが取り組んでいること。 それは、「…

たなかよしろう

今、ぼくは 83歳 長い長い人生の真っ只中で… ぼくが取り組んでいること。 それは、「機微」に敏感で、優しさがあふれ出る日常を送りながら愛とロマンとファンタスティックに満ちた和やかな人生の実現です。 この日々を、こんな人生を、コラムに託して、皆さまにお伝えしたいと考えています。

記事一覧

第3回 迂回は二点を結ぶ最短コースである

「迂回人生」は楽しい。 いつもゆったりと「大きな夢」を追いかけられるからだ。 夢が大きすぎると、ときには軌道を踏み外し「大けが」をする。 それでもひるまず前に進む…

⑵ 忘れ得ぬ茶会 

「いやぁ、おいしいお茶、めったに頂けないお茶を頂きました。やっぱり男ハンの点てたお茶は違いますなぁ」 ある茶会で、正客(主賓)を務めた70歳前後の女性からのお礼の…

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3年で10倍の「幸せ」をつかむ

気が付けば83歳 穏やかな日々だ。 幸せを実感しながら過ごす毎日 歳を取ったと思う。  確かに体力は経年劣化、徐々に衰えていく。 友人と杯を重ねる機会も議論する機会も…

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第3回 迂回は二点を結ぶ最短コースである

第3回 迂回は二点を結ぶ最短コースである

「迂回人生」は楽しい。
いつもゆったりと「大きな夢」を追いかけられるからだ。
夢が大きすぎると、ときには軌道を踏み外し「大けが」をする。
それでもひるまず前に進む。
また、大けがをする。
心も身体もずたずたになる。
それでも、立ち上がって前に進む。
 
ぼくの人生は「迂回人生」そのものだった。
これからも続く。
いつ頃からか… 迂回は「二点を結ぶ最短コース」だと考えるようになった。
 
 
 

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⑵ 忘れ得ぬ茶会 

⑵ 忘れ得ぬ茶会 

「いやぁ、おいしいお茶、めったに頂けないお茶を頂きました。やっぱり男ハンの点てたお茶は違いますなぁ」
ある茶会で、正客(主賓)を務めた70歳前後の女性からのお礼の言葉だった。品のある眼差しで、にっこり笑われた。穏やかな笑顔だった。
「有難うございます」と答えたものの、ぼくの心は不安だった。

この日の茶会は「千小庵(利休の女婿)」作の茶杓が使われた。
400年以上前につくられた逸品だ。代替品はない

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3年で10倍の「幸せ」をつかむ

3年で10倍の「幸せ」をつかむ

気が付けば83歳
穏やかな日々だ。
幸せを実感しながら過ごす毎日
歳を取ったと思う。 

確かに体力は経年劣化、徐々に衰えていく。
友人と杯を重ねる機会も議論する機会も減った。
外出も減った。
たまにではあるが、友の訃報と言う悲しい知らせが届くようになった。
それでも毎日が楽しい。 

でも、
楽しさは若い頃のような楽しさではない。
自分の思いをプロポーズするようなわくわくする楽しさではない。

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