私の描き方。-イラストメイキング-
自己紹介
作業療法士6年目(27歳)の椿勇太と申します。
現在は病院を退職し、産業領域への転職を見据えてスキルを磨いています。
私は趣味の延長でイラストレーターもしています。
今回はイラストの描き方をご紹介します。
線画や塗り方は、好きなイラストレーター様を参考に吸収していった結果になります。
少しでも参考になりましたら幸いです。
説明イラストは「東京ミュウミュウ」よりミュウイチゴです。
使用道具
パソコン:Macbook air 13-inch, 2017
Mac mini m4が出たら買い替えます。
ペンタブ:HUION H610PRO V2
「戻る」「ズーム」「ペン」「消しゴム」ボタンが左側に内蔵しているので、非常に使いやすいです。
ペイントソフト:クリスタPRO
昔はSAIを使っていましたが、使えない機能も多かったためクリスタに変更しました。
漫画も描く人は断然クリスタを推奨します。もう他のソフトには戻れません。
ディスプレイ:DELL 27-inch 4Kモニター
普段はクラムシェルモードでデスクトップ化しています。色味が正確で、目と首が疲れにくいです。
自撮り棒:TAWARON
自分の写真を資料として使う時に重宝します。
データ転送:iPhone
パソコンにデータを送受信する時は、LINEの送信用トークルームやGmailを利用しています。
使用するペン
線画:アニメーター専用リアル風鉛筆 社内の人監修版
ほとんどアニメ塗りで描いているので、こちらが一番しっくりきました。
サイズは6〜12ぐらいで描いてます。顔の輪郭や手前のものは太く描きます。
塗り:丸ペン、Gペン、不透明水彩、スプレー(やわらかい)
細かいところは上記のツールで済ましています。
資料集め
描く前に資料をPinterestやGoogleで調べます。いつもPinterestでポーズや構図写真をストックしています。
また、商用利用可能なトレース素材集も活用しています。
欲しい構図が無ければ、自撮り棒にiPhoneをセットして自撮りします。
自分の写真はトレースし放題です。可愛いポーズを撮る時は恥辱に耐えています。
ラフ
レイヤーカラーを青にしてアタリを描いていきます。
ざっくり形をつけたら、新規レイヤーを作って整えていきます。
右上のサブモニターを見ながら、全体像に歪みが無いか確認するのも大事です。左右反転すると大抵歪んでます。
線画
欲しい線が見つかるまで、何度も修正しながらシュッと描いていきます。
目の線画も描きますが、塗る際に消してます。
線に強弱をつけるとメリハリが出て立体感が生まれます。
また、線画レイヤーを分けて描くことで、今後の調整が楽になります。
線と線が重なる部分を濃く描く「墨溜まり」を線画の最後に塗ります。
目の塗り
①下地の薄い色を置き、濃い色(クリッピングしておくと便利)を眼球の形に合わせて重ねる。
塗ったら縁をぼかします。
②お好みで上部を濃い色、下部を明るい色を置く。
③瞳孔と目の影を描く。
瞳孔はスプレー、目の影は「乗算レイヤー」で黒を20%に薄めてます。
④光を入れる。
丸ペンでハイライト、細いペンで縁に線、飛沫スプレーで粒子を塗る。
反射光は不透明水彩で塗り、まつ毛の影を入れる。反射光の色は白が無難ですが、眼球の色によって変えると楽しいです。
⑤目の縁に色を塗る。
両端は赤を入れることが多いです。中央は眼球の色に合わせてます。
これで目は完成!
肌の塗り
①キャラのイエベ、ブルベに合わせて塗る。
立体感を意識して影を置くのですが、ここは経験に基づいて勘で塗ります。
髪の影も入れるとクオリティがアップします。
肌の色や影は、お絵描きYouTuber「ディープブリザード」氏の動画を参考にしています。
②顔にディテールを描く。
これは化粧と同じ感覚なので、女性は塗りやすいと思います。
頬、肩、肘に赤いチークをスプレーで入れ、ぼかしで整えていきます。
涙袋も不透明水彩で塗ると可愛いですが、お好みです。私はよく塗ります。
鼻に薄い黄色の三角を描き、上端をぼかすと顔に当たる光を表現できます。
髪の塗り方
下地と影を塗ります。
私は前髪にあまり影は塗りません。
影は「乗算レイヤー」で、髪色と同系色(今回は暖色)にすると馴染み、反対色(寒色)を入れると立体感が出ます。色を置きながら影色を決めましょう。
ハイライトは「スクリーンレイヤー」で太い不透明水彩を使ってます。
「乗算レイヤー」を髪レイヤーにクリッピングし、スプレーで影色を上から下にかけて塗っていくとグラデーションができます。
前髪も同様に、肌色をスプレーで顔周りを塗ると透明感を表現できます。
服を塗る
肌と同じ要領で、服に下地と影を入れていきます。
服に合わせて1カゲ、2カゲと増やしていきます。
ここまで来ると完成までもう少しです。
仕上げ:臨場感
臨場感を出すため、遠くにあるものを「スクリーンレイヤー」にて白や水色のスプレーで塗ります。
仕上げ:色トレス
線画と色を合わせた「表示レイヤーのコピーを結合」でコピーレイヤーを作り、線画レイヤーにクリッピングします。
35%ぐらいにすると馴染みます。
絵柄に合わせて色トレスをしない場合もあります。
仕上げ:色味を合わせる
塗っている色がバラバラなので、最後に「オーバーレイレイヤー」で表現したい色味(今回はピンク)を全体に覆い、10%ぐらいでクリッピングします。
背景
私が一番苦手なパートです。
キャラのモチーフをちょこっと描いたり、フリー素材で誤魔化したり、桜の花びらや粉塵を散らしてます。
背景ができたら完成です!
背景もディープブリザード氏の動画を参考にしてます。
上達のコツ
ペイントソフトに慣れるまでとにかく描きましょう。
私は好きな漫画の模写をしまくってました。
また、好きなイラストレーターのSNSをフォローすると、描き方を発信している場合もあります。
YouTubeなども参考にしながら、自分に合った描き方を探していきましょう。
私は常に新しい描き方を柔軟に取り入れ、成長を促しています。
描いたイラストは積極的にSNSやpixivに投稿しましょう。
「いいね」が少なくても気にしないでください。
あなたのイラストが好きな人が必ず現れます。
おわりに
今回は現時点での描き方になります。
時が経てば、描き方がまったく変わっているかもしれません。
私の成長の記録として書き記しておきます。