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短歌

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日々の暮らしにおける思い等。
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記事一覧

【短歌】おみくじ

願い事「やり過ごせば悪し」と言われて         心を澄ます 見逃さぬよう 持ち株は上がらぬ気配 「持てば損        売れ」と言われて時期考える わかってる 「良い人です信じなさい」と         言われ笑みつつ相方見やる  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】冬の始まり

室内の冷えた空気により深く            味わう朝の紅茶一杯 昨シーズン着ずにいた服気づきつつ         タンスに仕舞う衣替えの日 藍色の澄んだ夜空に光る星        君もどこかで見てるといいな  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】届く言葉 届ける言葉

綴られた君の言葉を読み返し        噛み締め過ごす 深まる秋に この場所を選ばなければこの縁も        ないまま知らぬ同士だったね 有名になれなくていい この言葉           君の心に届くのならば  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】秋の気配

ようやくに灼熱の気が収まって           秋の気配を風知らせ行く 出始めた秋刀魚定食食べてみる          塩焼きにした秋の味わい  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】語らぬままに

瑕疵のない無難な人生示すよう          諭す 転職アドバイザーは 見苦しく悩みもがいたあの頃が       なければ「今」もないはずなのに 生きづらさ抱え苦しみ乗り越えて          歩んだ日々は消せない誇り 表面を擦り合わすのみの相手には          語らぬままの劇的な過去  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】ゆりのように

語らずにいた曲折も丸ごとに         認め寄り添う言葉が染みる そうとしか生きられずにいる性分の        ままに歩こう 凛と背伸ばし 真っ直ぐに重ねる努力と強い芯        ゆりのようにと誇って生きる  敬意と感謝を込めて。  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】雨

人知れず 君がこぼしし あの涙         雨となり今 流るるが見ゆ 強くなり また弱くなる 雨音は         波となり染む 乾きし胸に ぽつぽつは ざあざあとなる 客席に         鳴る万雷の 拍手のごとく  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】羽ばたき

あの頃は みにくいアヒルの子だったよ       居場所もなければ 力もなくて 遠い空 見上げ己に 問いかける        自分らしさと 生き抜く術と 飛べぬ日は 休み力を蓄える         傍でさえずる 青い鳥愛で 晴れ渡る 空に呼ばれて 巻き起こす        羽ばたきによる 大いなる風  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】花曇りの日に

 4月2日にパートナーと、地元の熊本城近くの公園に花見に行って来ました。  その時の写真11枚(見出し画像+10枚)と短歌2首、返歌1首です。 緩やかに 舞い散る桜 見上げつつ             二人の幸も 穏やかに満つ 満開の 桜の下で 行く春を                 君と味わう 卯月の風に はらはらと 舞うさくらばな 曇りの日         空は見えねど うつくしきかな (返歌) 雨続き 散り去る前の 幸運に           花曇りでも 美し

【短歌】次へ

梅の枝 空指すごとく 真上へと             伸びて背を押す 次へ進めと  「次」の意味するところは、またの機会に。  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】聖夜

クリスマスイルミネーション光る歯科          虫歯の子らも 行きたくなるね サンタ氏へ プレゼントはもういりません            今は充分 幸せだから 寄り添って 微笑み交わす だけでいい           過ごす聖夜も 日々の延長 ふんわりと 舞うように降る 雪花よ           見る者に染み 幸として咲け  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をい

【短歌】人権

見下して 言葉の刃 振るう人               自分が偉いと 錯覚してる 誰一人 いないはずだよ 尊厳を            踏みにじられてもいい人なんて 誰もみな 生まれながらに 持っている            人らしく生き 輝く権利 12月4~10日は人権週間  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】記憶の旅路

Web更新 のため過去作 辿る時             痛みの記憶に 起こる共鳴 膨大な 記録の中に 吐露された              孤独と絶望 生きる苦しみ 読み返し 当時の思いに 触れるたび            未来の幸せ 伝えたくなる あの頃の 暗い旅路を 寄り添って          一緒に行ければ よかったのにね 生き抜いた 内なる子供の 心象を             今温かく 抱き締めている 旅路の記録 ↓  最後まで読んでいただきありがと

【短歌】金曜日の帰路

この空の ドラマチックな 夕映えは            身を粉にした 週のご褒美  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。