【狭間の住人としてのアイデンティティ】
いやたぶんなんですけど。私が健常者の世界でも戦えて
「障害者に見えない障害者」なんて言われる
「立場的グレーゾーン」として謎の世渡りができるのは、
私が『もともとは健常者だから』なんですよね。
発達障害や知的障害はないから、
メンタルが寛解してるいま、能力は病前と変わらない。
どっちの気持ちもわかる。
発達は生まれつきじゃないですか。
知的や性同一性障害なんかも基本的にはそうです。
私はたしかに障害者なんですが、
「薬さえ飲んでれば以前となにも変わらない」んです。
やや体力が削られるだけ。
でも決して健常者じゃない。
補正がなければ以前と同じようには動けない。
だからハンディキャップだし、
「いろんな立場がわかる」稀有な例だと思います。
まあ正直難しいとこはいろいろありますよ。
「自分を障害者とか言うな」とか
「きみは普通だよ」とかけっこう言われるんですが、
私は望んで自分のアイデンティティを
障害者として置いてるんですよね。
『普通がわかる異常者』として私は存在していきたい。
「限りなく元に近いが元通りではない」んです。
だからなんだって感じですが。
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