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小説を略称で呼ぶ
ポプラ社小説新人賞受賞作の「夏のピルグリム」が7月18日に刊行されます。心に傷を負った13歳の少女が友達と一緒に巡礼の旅に出る物語です。
「夏のピルグリム」。このタイトルを聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。ちなみに、この物語はファンタジー感ゼロで、100%現実世界の物語です。
「ピルグリム」は、巡礼者の意味を込めてつけました。でも、覚えづらいですよね。ピリグルム? ピルグラム? 著者もたまに間違えそうになります。
「夏のピルグリム」」と覚えられない人は、「夏ピル」と呼ぶのはいかがでしょうか。
新人賞の選考中に、編集部内では略して「夏ピル」と呼ばれていたそうです。たくさんの応募作品がある中で、いちいち長い作品名を呼ぶのは大変ですよね。
自著のニックネームを作者自ら提案するのもなんですが、言いやすくて覚えやすくないですか? 夏ピル。
最近はラノベを中心に長いタイトルも多く、略して呼ばれる作品も増えましたよね。人気になると、自然発生的に略称が生まれ、定着していく気しますが、ここはあえて最初から略称を示したいと思います。
そういえば、「夏ピル」の作品中に、自分のあだ名を自分でつけた女の子が登場します。
夏ピル。いかがでしょうか?
あ、でも本屋さんで「夏ピルください」と言っても売ってもらえませんのでご注意を。
著者初の単行本形式の小説「夏のピルグリム」がポプラ社より発売中です。「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作です。よろしかったら書店で手に取ってみてください。善い物語です!