”正直、読書って必要?”~その理由と具体的な方法~
1. まえがき
いきなりですが結論です。声を大にして言います。
「必要です!!!」
検索エンジン君に「これ教えて?」と聞くと、「(・∀・)/ ハーイ」と言ってめぼしい情報を見つけてきてくれるような時代になってしまいました。
なってしまいましたと言っても、僕の世代は気づいたらそんな状態だったわけですが、、とにかく今の時代、読書をするという機会は特に若い人を中心に減っているのではないかと思います。
「ネットニュースやTwitterの文くらいしか読まんぞ!!」という人も、大学に山ほどいます。
確かに、短くて簡単な文章は、「情報を得る」という観点でいうとパーフェクトなのですが、僕たちに本来備わっていないといけない「情報を処理する」という機能を幾分か鈍らせてしまうのではないかと、自分の中で勝手に危惧しています。
前置きが長くなりましたが、この記事では「なぜ読書が必要なのか」ということと、僕が実践している「読書法」を具体的に掘り下げ、シェアしていこうと思います。どうぞ最後までお付き合い下さい!
2. 読書は学びの基本の「キ」
何かを学ぶとき、皆さんは「読む」という行為から逃れられません。経済学でも英語でも、僕の大好きな流体力学でも、まず初めは概念について説明されている文を「読む」ということから始まります。
つまり何が言いたいのかというと、読書をするということは、何かを学ぶ際に必要な「読む」という行為を訓練するということなんです。(●泉構文みたいになってしまいましたが気にしない気にしない)
3. なんでも読めばいいわけじゃない
「読む」という行為には、大きく分けて2種類あるんじゃないかと思っています。
というのも、昭和58年に講談社から出版された、外山滋比古先生の『読書の方法』という本でα読み(知っていることを読む)とβ読み(知らないことを読む)の違いについて学んだことの、そっくりそのまま受け売りみたいな形にはなってしまうのですが。
ここでは、二つの読み方を「既知読み」と「未知読み」とします。
「既知読み」というのが、例えば野球が好きな人から見た野球ニュースとかのことです。「??がフェンス直撃の二塁打を放ち、??がカード勝ち越しを決めました」という文章に出てくる「フェンス直撃」や「二塁打」は、このような人にとっては耳になじみのある言葉だと思います。
逆に、「未知読み」というのが、耳になじみのない言葉がごちゃごちゃと並んでいる感じです。例えば、「流体中における圧力変化は以下の式で表され、これをベルヌーイの方程式という」などと書かれても、流体力学をやっていない人からするとちんぷんかんぷんだと思います。
何かを学ぶという行為は、まだ知らないことを読むという険しい道を通らなければなりません。
その険しい道を通る助けをしてくれるのが、普段の読書なのではないかと思います。
4. 読書の具体的な方法
「じゃあどーすればええん?本の読み方がわからんよ」という声が聞こえてきた気がしたので、ここで僕が実践している具体的な本の読み方を紹介します。
特にここでは、学習に大きく寄与するであろう、「未知読み」をすることについてシェアします。
「未知」の本が読めない原因は、大きく分けて二つあります。
一つ目が
・単語がそもそもわからない
です。
対処法はいたってシンプルです。わからない単語をピックアップして調べて下さい。
さらっと読み飛ばしていると意外に気が付きませんが、一読して「よくわからなかった」と感じた文章には、案外自分で説明できない単語が混ざっていたりします。
試しに、今まで挫折した本を、単語を調べてもう一度読み直してもらうことで効果を実感していただけるのではないでしょうか?
二つ目が
・筆者の意図がつかめない
ということ。
本には大まかな「流れ」があります。ただ、目を凝らして細部にこだわって読み込もうとばかりしてしまうと、なかなかその流れに気づくことができません。
僕が効果を”強ーーく”実感した方法をご紹介します。それは、
一章読むごとに要約して、内容を自分に教えてあげること
これは、流れをつかんで筆者の意図をくみ取ることができるようになるだけでなく、本の内容を記憶しておくのにも役に立ちます。
5. 最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事はいかがだったでしょうか。
これからも役立つ情報をどんどんシェアしていきますので、いいなと思っていただけましたら、このページを閉じる前に記事の内容を要約して、自分に教えてあげてください。
それでは!