エッセイ~適応障害再発~
人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか。
自分の愚かさは忘れてしまうように思います。
4月に私は新しい仕事を始め、
今はまた適応障害が再発してしまいました。
高圧的な人間関係に耐えられなかったのです。
1度目の適応障害では半年ほど休み、
「自分は完治して適応障害以前の自分に状態に戻った」
と認識していました。
でもそこが甘かった。
ストレスは花粉症のように
1度溢れてしまうと
何度も過敏に反応してしまうのです。
選んだ新しい仕事というのも
前回と同じ職種でした。
確かに経験値があるので
就職が決まるのもスムーズでしたし、
いざ仕事をしても覚えも悪くなかったと思います。
しかし前職の終盤でつまずいた人間関係で
同じ壁にぶつかってしまうのです。
もう少し細かく言うと
人間関係の問題というより
他者の行動に対して自分がどう感じるのか、
という問題があるように思います。
どこの会社にも怒鳴る人っていますよね。
自分の見解としては
「会社にとって不利益になる行為を正す」
という矢印があってそれを伝える手段としてはある程度賛成です。
本当にやっちゃいけないことを
子供に対して叱るのに近いやり方ですね。
むしろこれがちゃんとできる人は根が真面目だし、
自分も応えようとすれば仲も深まります。
ざっくり言うと体育会系ですかね。
私が拒否反応を起こすのは
「自分の地位を守るために相手をだしに使う」行為です。
いわゆるポーズや茶番に見えてしまうものですね。
「あなたのせいで私達はこんなにも大変な目に合っている」と
声高々に正義を掲げ、弱い者を叩くことで同調圧力を作りだそうとします。
ざっくり言うといじめっ子のリーダー格タイプですね。
一番いいのはスルーすることに尽きるのでしょう。
そこが私の一番苦手とするところでもあります。
例え自分がターゲットではなくても
不愉快になりますし、極端に言えば排除したくなります。
しかし相手の性格なんて変わりませんし、
私にも生活があります。
ですので自衛する術が必要になるでしょう。
①環境自体を変える
正直これはガチャですが、職種によって大まかな傾向はありそうです。
例えば工場は第3者との接点が薄いため、空間自体が閉鎖的になりやすいとか、利益率が悪い業態は従業員に還元されにくいため、その段階で不満を持つ人が多いとか。当然一概には言えませんが。
②相手の良い部分に着目する
人間どんな人にも良い部分、悪い部分が存在します。「あの人普段は駄目なんだけどたまに優しいんだよねー」と自分に言い聞かせます。ただこれはその人の悪い部分も認めることになるため、環境自体はよくなりません。結局は組織全体でダメなところはダメと言える組織が理想だと思いますね。
③我慢できるくらいやりがいのある事をする
若い時の自分はこの戦法だったと思います。学生時代はサッカーをしていて厳しい上下関係があっても、なんやかんやサッカー自体が楽しいから続いていたりします。また製菓調理や飲食関係に従事していたのも、やりがいを重視していました。まあ一長一短ですけどね。
幸い私には帰る場所があります。
身近な人達に頼り、
また調子を取り戻した時には
恩返しができればと思います。
たくさん転んだ経験を忘れず
そのたびフィードバックしながら
生きていこうと思う今日この頃です。