意外とダメージ喰らっていたかも
コロナとほぼ同時期に始まった両親の介護、色々あったけれど今のところ一段落ついて小康状態になっている。
他の方たちと較べてもしょうがないことだけれど、自分が特別大変な目に会っていたわけではない。どこの介護も其々に激烈で、どの場合も1冊の本になるのに充分なストーリーがある。ということがnoteのお陰で分かった。
一息ついて振り返るとこの数年で失っていたのは時間と気力と体力だった。
実家まで片道小一時間はかかるので、週に数回通うだけでも、結構な時間を要した。最低限の家事と仕事以外の時間が費やされた。
衰えていく親と向き会うのは、私にとっては非常に心理的に重い負担だった。実家から帰ると、ぐったりして何もしたくなくなる。親との関係にもよるのかもしれない。友人がボソッと「介護って気力もってかれるよね」と呟いたときに、物凄く共感した。やっぱり自分だけじゃなかった。
気力と時間を奪われると、体力が失われる。8年前に始めたBCスキーは、体力が必要な遊びなのでアラ還の私は常にトレーニングしていた。ヨガに行く時間が無くなり、週3のジムが週1になり、夏場に山に行けなくなり、ついには自重トレをする気すら起きなくなって、完全に運動不足、加えて猫背、巻き肩になってしまった。
介護が一段落してスキーシーズンが始まった今、私の筋力、体力は振り出しのはるか前段階まで落ちてしまっている。とても山に入れる状態ではない。座骨神経痛まで出てきた。ジムに行くのもスキー場に出掛けるのも面倒くさい。
あ~、と嘆いてばかりいても、どうにもならない。時間をかけて戻すほかない。とはいえ自分に残された時間も、そんなに長くない。
あと何シーズン、山に入れるんだろう。