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読書日記.11「夫婦・カップルのためのアサーション」

パートナーとの良好な関係を築くために、この本を読んでみました。

夫婦・カップルのためのアサーション https://amzn.asia/d/esqUMuY

【概要】
・2人を結びつけるものは、2人の間で言葉にして共有さらているもの、自分の中に秘められパートナーと共有されていないもの、自分自身でも気づいていない無意識のものがある。

・2人の関係を続けるためには、相手に失望や疑問を感じたりすることはあっても、その都度パートナーとの関係を継続していく意志と、それを可能にするコミュニケーションのスキルが必要

結婚は異文化結婚
結婚とは、個人というレベルを超えた異なる二つの家族が心理的に結合するもの。

・パートナーの魅力が不満に変わる皮肉。
→パートナーが以前と変わったのでなく、実は本質的にパートナーが以前と変わってしまったというよりも、自分がコイン(パートナー)の表と裏のどちらを見ているかの問題

・2人の間の葛藤の問題や原因がパートナーにあってパートナーを変えようとエネルギーを注ぐのでなく、自分のパートナーに対する見方や期待を見直し、自分自身のかかわり方を変えることを考えた方が得策

パートナーに対する見方・感じ方の違いの例

・夫婦が歩む道のりー家族ライフサイクルにおける危機と発達課題
→パートナーを変えようと頑張るほど返って相手は変化を拒む。まず自分自身が少しだけでも変化すること。自分が変化するとコミュニケーションが変わり、それによりパートナーも変化しやすくなる。そして最終的に2人の関係がかわると、危機を乗り越えることができる

家族ライフサイクルにおける危機と発達課題

・夫婦のチームワークとは、同じことを2人でやるというより、お互いに相手の動きを見ながら、柔軟にアクセルを踏んだりブレーキをかけたりすることで、子供が安心して毎日暮らしているからようにすること(価値観の共有は大事だが、共有とは必ずしも一致や葛藤がないことを意味するわけではない)

・2人の関係を育てるもの、妨げるもの
「公平性(give&takeのバランス)」と「親密さ」

長年関係良好な夫婦の多くは、give&takeをきちんと認識し、バランスも取れている。
→「私はパートナーのためにこんなことをしている。そのことを相手はきちんと認めてくれていて、私のためにこんなことしてくれている」と感じられ、しかも2人がそのように思えている状態・パートナーが自分にgiveしていることは気付きにくい

・夫婦を結びつける親密さ
→「親密さ」とは: 「自分が自分らしくいられ、相手のその人らしさも承認できるような関係」
自分が自分らしくいられるためには、「相手に対して重要な事柄を率直に語ることが必要」

相手のその人らしさを承認できらということは:「相手を変えたり説得したり直したりという要求を抱かずに、自分と異なる考えや感情や信念を持った他者と情緒的な関係を持てること」

→お互い仲良し、価値観が似ているということではなく、お互いに自分は自分であるというアイデンティティの感覚(独立した個人としての意識)をしっかりと持っており、そのうえで自分とは異なる個性をもったパートナーに情緒的に近づくことができ、様々なことを共有できる関係
→葛藤が生じるのか当たり前で、それでもお互いに向き合っていける関係

・親密な関係のいくつかの要素
➀楽しむこと(自分自身の楽しみ、パートナーとの楽しみを認め受け入れること、2人が一緒に楽しめる時間)→2人での時間を取る
➁お互いをケアすること(お互いがパートナーのためにさまざまなケアをしているか、それがパートナーにきちんと伝わり認識されてるか、2人で共有できてるか)
例:自分は一生懸命パートナーをケアしてるつもりでも、パートナーが過小評価してたり、パートナーが求めてるケアとは違うケアを一生懸命している…理想的にはfifty fiftyで相互にケアできていれば理想
➂2人の関係を守ること(2人の親密さを保つためには、夫婦として一緒に過ごす時間や空間を確保したり、2人で話し合って様々なことを決めていくなどしたりして、自分たちの関係を守っていかないといけない)
➃自分とパートナーのありのままを受け入れること(自分自身の良いところや改善点も、パートナーのもありのままを受け入れる)
→お互い人間として不完全なのを認め、弱みもあると認めて付き合っていく。要求や期待にお互い100%は応えられない
➄2人の関係に責任をもつこと
→2人の間でなにか問題や葛藤があった際、全て相手のせいにして自分を正当化、全てを自分の責任にして自分を責めるではない
➅謝ることも許すこと
➆傷つきやいたみを分かち合えること
→否定的な感情をパートナーに表現して共有することができるかどうか、親密さの一つの要素

・人間関係維持志向問題解決志向
人間関係維持志向: ささいなことでも会話によりお互いに共有しわかり合うことを求める。特に、気持ちをわかりあうことで精神的に支え合うことを重視
→葛藤や問題そのものが解決しなくても、支えられているという実感が心の安定

問題解決志向:  相手の気持ちに前者ほどは関心を示さず、葛藤や問題を解決するために「どうしたら良いか」を考える傾向があり、自分のアドバイスにやって相手が望ましい方向に変化すれば、役立てたと感じる

・心の成熟度が結婚相手の選択に影響する
同じ自己分化度(感情的機能と知性的機能のバランス)の人を選ぶ

自己分化度は以下の3つで現れる
感情と論理のすれ違い
→感情優位な人と論理優位な人はひかれあいやすい。ただ、どちらも歩み寄る姿勢が大事

関係性と個別性の葛藤
関係性:パートナーと一緒にいたい、共有したい、絆を感じたくパートナーを求めようとする力
個別性:一人でいたい、自由にしたい、自分らしくありたくパートナーから離れようとする力
→自己分化度が低いと、関係性と個別性のどちらかに偏り、関係性にマイナス影響(自己分化度が高いとバランスがとれ、自分らしさを大切にしつつ、相手の相手らしさを尊重しながら親密な関係を築いていくことができる)
→お互い「自分のようになれ」と要求するが、どちらか一方が変わればいい話ではない

・カップルダンス
→葛藤や問題を解決しようと頑張っているのに同じような悪循環が繰り返されること
2人が作り上げているパターンの行動で、2人それぞれのステップ(動き)がパートナーのステップに影響を及ぼし、自分のステップにも影響を与える→抜け出して満足な関係を築くには、2人それぞれがステップを変化させる必要がある

例:➀衝突ダンス:関係性が良い時は情熱的だが、お互いパートナーが自分とは異なる独立した存在としてみることができず、一緒であることや一体感を求めすぎている可能性
➁距離をとるダンス:2人が葛藤や問題に直面するとお互いに自分の気持ちや考えを率直に言えない。表面的には仲良しでも冷戦状態。「うまくいっている夫婦は葛藤や問題はない」「パートナーが傷つくかもしれないことは、言うべきではない」
➂追跡者・回避者のダンス
→お互いにパートナーが自分のように関わろうとしないことが問題
追跡者はパートナーが逃げようとして向き合ってくれないのが問題、回避者はパートナーが自分に求めすぎているのが問題で自分のようにもう少し距離をとろうと努力しないのが問題だと思っている。
➃過剰機能・過小機能のダンス
→過小機能の人がより自立的になった機能レベルが上がることは必要、過剰機能のしっかり者のポジションを降りて機能レベルを下げるのも必要
➄三角関係化のダンス
→問題があった時、2人の問題を第三者(子供など)を巻き込むパターン

アサーションとは
→「自分の気持ち、考え、欲求などを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べること」「自分も相手も大切にする自己表現」

→相手を自分の思い通りに動かすためのテクニックではない(相手を自分の思い通りに動かそうとすること自体が、自分も相手も大切にするアサーションの基本精神とかけ離れる
→聴くことも大切

自己表現3つのタイプ


・アサーティブな自己表現とは?
「表現する、伝える」だけでなく、「聴く、理解する、受けとめる」ことも大切に。
例:「僕はこう思うけれど、君はどう?」「私はこんな風に感じるけど、あなたの気持ち聞かせて」など、パートナーの自己表現を引き出し理解しようとすること。
➀自分の弱さを認め表現することもアサーティブ
(自分に素直になりパートナーにありのままの自分を見せ、パートナーが受容してかれたら2人の絆は一層深まる)
➁納得して譲ることもアサーティブ
➂きっぱりNOを言うのもアサーティブ

自己信頼を高めアサーション権を確信する
→自己信頼を高める(➀自己理解(自分が何を感じ考え相手に何を伝えたいのか意識化、自分自身をよくわかっていること➁自己受容(ありのままを受け入れる➂自尊心(自分を大切に思う気持ち)

自己信頼を高めるには?

・夫婦・カップルにおけるアサーション権
➀誰でも、パートナーに自分の気持ちや考えや欲求を表現して良い(パートナーに攻撃的な人は、パートナーもこの権利があるとは思えていなく、パートナーからこの権利を奪っている可能性。パートナーが自分と対等に自己表現することに対する強い不安が隠されてる)
私たちは、パートナーとの関係において自分らしさを大切にしてよい(自分はこういうことが好きで嫌いで、こんな生活していきたい、こんな人生を送っていきたい等は夫婦であっても同じとは限らないし、話し合いですぐ妥協点が見出せるわけでもない。真剣な話し合いに目を背けないで、自分らしさを伝えていくと同時に、パートナーの自分らしさも理解しようとするのも大事)
➂私たちは、パートナーに対して不完全であってよい(非主張型は引け目を感じ相手に率直に自己表現するのが難しい、攻撃型は相手の不完全を受け入れられず強く責めがち。不完全なのでパートナーに/から失望させられたり傷つけられたりすることもあり得るという前提でコミュニケーションする。失望や傷付けたら、認め、謝り、関係修復の努力していく)
➃パートナーからの依頼や要求を断ってもよい
パートナーとの関係において、傷つくことがあってよい(「自分は傷つけようと思ってあんなこと言ったのではない」と自分を正当化し相手を傷付けたことを否定するのではなく、まずはパートナーが傷ついたことを認めて受け入れる。そして、パートナーの話に耳を傾け、パートナーが何を望んでいたのか、何に傷ついたのかを理解するように努力する)
➅自己主張しない権利(言いたいのに言えないでなく、(相手が疲れているなどして…)言いたいのに言わないは自分の意思でそうしてるのであり自己信頼は揺らがない。言えない時と言わない時を区別する)
ABC理論:

ABC理論(Bを修正するとアサーティブ表現しやすい)

・Bの中でもアサーティブな言動を妨げ、非主張的な言動や攻撃的な言動を引き起こすもの: 「非合理的思い込み」という。これに気付き、修正できれば、パートナーに対しよりアサーティブに関われ、自身のストレスも軽減。
例: パートナーが自分のことを本当に愛しているのであれば、自分の気持ちなど言わなくても察してくれるはず/夫婦間ではなんでも言って良い/うまくいってる夫婦は葛藤がない/パートナーが傷つくかもしれないことは言うべきではない/夫婦の考え方価値観は一致してるべきだ(アサーションでは1人1人がその人らしさをもった独自の存在であり、たとえ愛しあっている夫婦であっても、考え方や価値観が同じでなく違っていて当たり前だという考え方。(自分の見方に固執し柔軟に考えられないのは溝に。パートナーの見方も理解しようという姿勢やアサーティブな態度で話し合いができれば協力的に)/妻/夫はこうあるべきだ
・非合理的思い込みを捨てるのでなく、自由になる

・夫婦が長期にわたり親密な関係を保てるかどうかを左右する大きな要因の一つとして、お互いにパートナーに肯定的なメッセージをきちんと伝えているか
→例「有難う」「お疲れ様」「このおかず美味しいよ」「大丈夫?」「ゆっかり休んだ方がいいよ」などパートナーへの感謝、ねぎらい、配慮、好意を自然に伝えている
日頃から感謝していること、こういうところはすごいなとか、こんなふうに頑張っているなと思っているところ、心配しているところを具体的に伝えること(パートナーの具体的な行動にふれながら伝える)

パートナーに肯定的メッセージを伝えよう

・パートナーがすぐにそれを受け入れて喜んでくれるとは限らないし、怪訝な顔をされるかも。
→「せっかくいいことを言ったのに、素直に受け取れないわけ?」と失望するのでなく、「いつも言わないことを急に言われて、そんな風に勘ぐるのも無理はないと思う。でも、普段思っていることでも、きちんと言わないと伝わないと思ったし、大切なことだから、なおさら伝えなくてはと思って言ってみたんだ」と伝えてみる

・パートナーの話をアサーティブに聴く
(自分は聴いてるつもりでも、パートナーは聴いてもらえていると実感しているか?)

・聞く、聴く、訊く
聴く:自分の心や身体も働かせて相手の気持ちや考えや欲求を理解しよう、相手が自分に伝えようとしていることを受け止めようという意識を持ち、積極的かつ能動的に聞く
訊く:パートナーの状況や気持ちを考慮せず、自分の興味や関心だけから訊く(質問)と、会話の主導権が自分になってしまう

・聴くの誤解
「パートナーのかとを理解し尊重したら、パートナーのいう通りにしなければならなくなるのではないか」「自分の意見を言いにくくなるのでは」は間違い。(聴く=同意、従う、自分を抑えるではない)
→「私の話も聴いてほしい」と言っても良い。

・聴くを妨げるもの
自分に自信がありすぎ(「パートナーが合わせるべきだ」とどこかで考えている。「私は、あなたの話をきちんと聴いてると思う?」と訊いてみること)
問題解決志向が強すぎ

パートナーとの違いを受け入れられない人
→違いがあること自体は、関係が悪いとか理解し合えないことを意味するのではない。違いがあるとわかった時こそ、お互いに「聴く」ことが大切

・論理に偏りすぎている
→話を聴いてほしいと思う時、その話の内容はもちろんだが、それ以上にそれにむやる自分の気持ちを聴いて受け止めてほしいという欲求がある。
いくらパートナーの話を一生懸命聴いたとしても、それを自分なりの論理や理屈で整理しているだけで話の背後にあるパートナーの様々な気持ちを理解し伝えなければ、パートナーは「わかってもらえた」「話してよかった、スッキリした」という気持ちになりにくい。

・特定の感情に対する不安と恐れ
→「聴かなくては…」と自覚していても、夫はふだん自分の寂しさや悲しみを否認しがちなので、妻の寂しさや悲しみには気付きにくく、仮に妻が表現できても、どのように理解したらいいのか、対応したらいいのかわからず、言葉をかけられなかったり不機嫌になったりする。

・聴くことを妨げる言葉
「どうして〜?」とか「なんで〜?」という疑問形
「いつも」「絶対」という断定的な言い方
「どうせ」という投げやりな言葉

・パートナーの話をどう聴くか
➀非主張的なパートナーに対し「焦らず急かさずじっくり待つ」→「聴いてくれる」「すぐに否定されない」「怖くない」
➁攻撃的なパートナーに対し「聴いていることを細やかに表現する」根底には「自分の気持ちや考えや欲求を聞いてほしい」「わかってほしい、受け入れてほしい、寂しい」という気持ちが隠れている。
→「なるほど」「そうね」「こういう気持ちだったんだね」「確かに」というようにあなたに関心を持っている、気持ちや考えを理解したいと思っているが言語でも非言語でも伝わることが大切。

・非主張的な人に必要な心がけ
→話に対する感想や意見を相手に伝える
パートナーの話に関心をもって耳を傾けているということを示すためにも「私はこんな風に感じた」「私はこう思う」「私だったらこうすると思う」と自己開示する

・攻撃的な人に必要な心がけ
→自分が話したい気持ちを抑える
いきなり「私は…」と自分の気持ちを言うのではなく、「あなたは〇〇と思っているんだね。私は…」とワンクッションいれ、「こんな風にあなたの話を聴いたよ」と伝えたうえで、自分の言いたいことを表現する

・パートナーの話を聴けないとき
→今すぐに話を聴けない理由を明確にし、一方で話を聴くつもりがあることを伝え、いつなら話が聴けそうか見通しを伝える

DESC法
→話し合いのためのステップであり台詞づくり
➀Describe 客観的かつ具体的に伝える(推測でなく)
➁Express 自分自身の主観的な気持ちを建設的に表現(パートナーの気持ちに共感を示す)
➂Specify 妥協案や解決策など課題的に提案(具体的で現実的な小さな行動変容、一度に沢山は提案しない)
➃Choose 提案に対しyesが返ってきてたらなんといおうか、noが返ってきたらなんといおうか、予め一つか二つ考えておく。

・攻撃型、非主張型の人は、感情表現できていなかったり、表現はしても不適切な仕方だったり、そもそも自分の本当の感情に気づいていなかったり

→「自分がこういう気持ちになったきっかけは、確かにパートナーの言動だ。でも、今この感情を体験しているのは私自身で、この感情は私のものなんだ」と認識することで、感情をどのように扱うか、自分でも責任持てるようになる。
感情コントロールとは、表現するかしないのか自分で判断し、どのように表現するかを自分で考え調整できる、柔軟性と強さがある
→否定的な気持ちも「今、自分はこんな気持ちなんだな」と素直に受け入れる(自己受容)

・自分の怒りへの対処
自分自身の感情であることを認め引き受ける
怒りの根底にある弱い気づき、それをアサーティブに表現すること「私はあなたが〜したことに対し傷ついた」
パートナーや結婚生活に対する期待や理想をチェック(パートナーに対し、2人の関係に対し、「こうであるはずだ」「こうでなければならない」といった考えを持っていないかどうか自分の心を振り返る必要)親に対する強い否定的な感情であれ肯定的な理想化であれ、子供の頃の心理状態に強く影響されたままでいると、パートナーに対し怒りを感じやすくなる

・夫婦の望ましいかたちとは、妻が専業主婦か共働きかということよりも、夫と妻がお互いを認め支え合うことができ、自分たちの関係に納得でかているかどうかが重要

・お互いに満足できる関係とは、なんらかの型にお互い当てはめようとするのではなく、2人で模索して関係を構築していかなければいけない

・お互い、自分らしさと相手らしさを大切にし、認め合いながら夫婦としての絆をより確かなものにしていくためには、愛情だけでなく努力もスキルも忍耐も必要

【感想】
この本を読み、自分を知り、パートナーについても見比べるきっかけになりました。
自分の場合、関係性志向で、パートナーとの価値観や考え方の違いが怖い、そのため主張できない。本当はもっと自分のことについてパートナーに聴いてほしい、もう少し頻繁に話したいと思っているものの言葉にできずにいたりしました。

一方でパートナーは個別性志向で、私が何も主張しないので、非主張型(自己開示したくないんだ)と思い、私の考えは尋ねない、2人のコミュニケーションに特段問題があると思っていないので、そのまま自分の日常に戻る…というこんなカップルダンスが起こっていたんだ…と気付きました。お互いにどんな関わりやコミュニケーションだと理想かを言葉にして話し合い、お互いアサーティブでないので、自覚し気をつけながら接するべきだと思いました。

また仕事上でも、異なるセクターがお互い「協働したい」と本当は同じ気持ちなのに、アサーティブコミュニケーションができていないが故、お互いに対する誤解や悪印象がついたまま、それぞれ義務感で手を動かし、事は進むも水面下で関係性にヒビが入り…という悪循環がありました。本当は同じビジョンに向け動いているはずなのに、どこかお互いに対しアクセルやブレーキをかけられず、一体となって取り組めない…そんな循環です。

まずは相手と自分の特性やニーズを理解、適切に伝える(きちんとその時間を持つ)、その上でお互いアクセルとブレーキのチームワークを発揮していく…というのが、大事なんだなと思いました。

また、そもそも異なる他者、個人同士が「情緒的に近づき、様々な事を共有したい」とどうしたら思えるようになるのかも気になりました。

例えば、自分とパートナーとの相手に対する「好き」の温度差、仕事上での「◯◯(共通のビジョン)を実現したい」という時の各セクターでの温度差。

今後は、このあたりも勉強したいと思いました。
本書は、とても勉強になる本でした。

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