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【歴史】酒造業+地域発展

自分の故郷は元々宿場町でした。今では山野が切り開かれ、新興住宅街が多い町ですが、役所等の施設がある中心部はかつての趣を残す地域となっています。

そこには県内最古の酒造店があります。私の町の歴史はその酒造店の一族とともにあったと言っても過言ではありません。『市史』には、江戸時代にその一族の者が宿場町の開発に従事するよう殿様に命令され、今の町の原型が作られ始めたと記録があります。私の町の歴史を追うのであれば、その酒造店、その名家の歴史を見ていくことがヒントになりそうです。

では、なぜ「酒造店と地域発展」なのか。理由は2つあります。

①これはあくまで僕の体感、感覚の話です。地方の田舎の町を歩くと、酒造店って多くないですか?僕の住む町の隣町も大きな酒造店が町の中心部にあります。その他、県内のいくつかの町に大きな酒造店があります。また、僕の町の酒造店は、酒造業以外の業態をやっているようです。僕のバイト先のテナントがその酒造店が出資して建てたものでした。隣町の友達も、その町の酒屋が不動産管理をしていると言っていました。これらは一例ですが、一例あるなら調べてみる価値あるなと思いました。そもそも酒造の歴史自体が長いので、地域発展とどのような関係があるのか、調べてみようと思いました。

②2つ目は、「「地元資本」の酒造が支える、地域の現在と未来」という酒ストリート株式会社さんが公開しているウェブページを見たことでした。

https://sakestreet.com/ja/media/what-is-jizake-3

現代の酒造業と地域経済のつながりが解説されています。
時代は違えど、酒造業がもつ地域一体化の特性が、近世近代の日本、そして私の故郷でもあったのではないだろうか。という疑問が生まれました。

このような疑問を解決するためにマイペースで調査を進め、書いていこうと思います。
まずは、これまでの「酒造業と地域発展」に関する先行研究を整理してみます。

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