妻の帰還①


新型コロナになったり、インフルエンザになったり、仕事が忙しくなったりと更新がすっかり途絶えてしまった。またチョコチョコ更新していきたい。

さて、更新を再開するにあたり、改めて今までの流れをおさらいしておきたい。環境としてはプロフに記載の通り、小学生の二児の父だ。
子二人が幼児の時に妻が鬱になり実家へ帰る。
シングルファザーの生活となり育児を楽しみながらも、義実家から鬱の原因として責め苦を受け、実家の親は頼れず、隣家は変人、、、と嫌な出来事が重なって起こったところまで振り返った。

今回はそこから、実家にて療養していた妻が戻ってきたお話。

その日もいつも通り、出勤前に保育園に子二人を預けに行った。
上の子は3歳なので、着くなりオモチャが用意されている部屋中央へと駆けて行き、1歳の次女は指をチュッチュしながらパパの腕の中から離れない。

「お願いします」と伝えた去り際に先生に呼び止められた。
「最近、長女ちゃんの様子はどうですか?」
まだ若いのに気配りもしっかり出来る熱心な信頼できる先生だ。

「母親のことは不思議と全く話さないんですよ」との答えに対し
「保育園でも全くお母さんのことを話さないんです」とのことだった。

先生は更に「逆に心配ですね、なにか溜め込んでなければ良いんだけど、、、」と続ける。
仕事中もこの言葉がずっと気に掛かっていたのだが、まさかコレが前触れだったかのように、その夜にシングルファザー生活にとって劇的な変化が起こった。


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