近隣トラブル
子供2人、3人で住んでいた頃。
平日、保育園から帰ってきた玄関先で隣家のオバはんに話し掛けられた。
「あの〜窓閉め切って生活して下さい」
藪から棒になんだ?と思いつつ「声ですか?」と聞いたら「声って言うか〜ゴニョゴニョ」と何を言っているのかよくわからない。
まぁ音が漏れてたんだろうと思い、にこやかに「わかりました閉めときます」と返事をし、在宅中は閉め切ることにした。
2日後、同じタイミングで話し掛けられた。
「まだ開けてるじゃない!」と。
「家にいる間のうちは閉め切ってますが」と答えたら、かぶせ気味に「常に閉め切って生活しろと言ってるの!」だと。
ココら辺から若干呆れてきたんだけど…
「イヤイヤ、無理でしょ。家にいない間は声だって漏れる訳がないし、換気のために開けておきたい部屋だってありますよ。音じゃないなら、閉め切る意味は?」
…この問いにまさかの回答だった…。
「家にいるか、いないかなんて、コッチがわかる訳ないでしょ!窓を開けてる間中ウチのことを覗いているでしょう!」
「コッチからだって貴方達、丸見えよ!見たくもないものを見せられるコッチの身にもなりなさいよ!」
…いやいやいや、完全にヤバい人種でした。
ココに引っ越して3年ちょい。引っ越しの挨拶の時は「子育てボランティアやってるから頼って〜」なんて言ってたのに。絶対ウソでしょ。
ヒートアップしたBBAは続ける。
「それに声もウルサイのよ!パパ、パパって!」
いや、だからさ、さっき自分で言ったよね。
家にいるかいないかわからないんでしょ。いない時は確実に静かな訳だから、それも判別できてないんだから閉め切った所から漏れる音声なんて大勢に差はないでしょ。
そもそもお宅を覗くほど暇でもなけりゃ、貴方に魅力もありませんて。逆にコッチ覗いてんのソッチじゃん。窓だって、縦すべりの細っこい、身を乗り出さないと見れないような窓しかないんだから。しかも曇りガラス。
…とまぁ言いたいことはバンバン出てきたが、ヤバい人間相手に真っ当に相手することもないので
「わかりました。全ての窓を閉め切るのは無理ですが、お宅側の窓は今後一切開けません」と約束した。
「はいはい」と言いながら、まだブツブツと何やらほざきながら帰って行った。
文字にすると華麗に躱しているように見えるが、自分でも意外とストレスを感じていたらしく、しばらくイライラして寝れなかった。
義理父が突撃訪問してきた時もイライラして寝れなかったけど。
本当、災難って続くんだなと思った事件。