猫にホステス･･･レジェンド傑女②
電車の旅というものは
ほんとうに良い。
誰かが運転する乗り物に揺られ
ヘッドフォンで好きな音楽をかけ
車窓をただただ眺める。
サイパンから帰国した
ミュウ（様）ご一行は
ひとまず千葉の実家に落ち着いた。
が。一息つく間もなく
次に暮らすこととなる土地への
引っ越し準備にとりかかる。
大型の家財道具は
クロネコさんにおまかせし
ミュウ（様）ご一行は
電車で新天地へと向かった。
そうです。電車なんです。
新幹線ではござらんのです。
鈍行列車乗り継ぎの旅なんです。
ではここで
ご一行の乗り継ぎセットリストを
お見せします。
きっと、心のコントローラー
置いちゃうと思います。
いわゆるコン置きってやつです。
東武野田線
東武日光線
東武鬼怒川線
会津鉄道鬼怒川線
会津鉄道会津線
只見線
磐越西線。以上。
無論、窓からの景色は素晴らしく
日光を超えたあたりから
雪ばかりで、雪ばかりというか
雪しかなく、雪でお腹いっぱいになり
満たされた腹の片隅に
不安の一文字が焼き付けられた。
偶々そこでヘッドフォンから流れた曲が
The BeatlesのYer Bluesだった。
この曲を聴くたびに
アレさんは雪を思い出す。
そして ミュウ（様）ご一行は
ついに目的地にたどり着いた。
そこは福島県
豪雪＆蕎麦の里 山都。
次回予告。
あるやなしや。
著者 スコット山田
