夢による魂の浄化
こんにちは、ラリマーです。
去年の暮れごろからでしょうか。
YouTubeで占い配信をされている大好きな占い師さんたちの選択肢リーディングで、「寝ることで魂の浄化がおこなわれますよ」というメッセージを繰り返し頂くことが増えました。
しかしながら、わたし自身、精神世界には疎いもので、「魂の浄化ってなんだろう?」と思いながら過ごしてきたわけです。
そんな私が、「あ、これが魂の浄化ってこと?」という不思議な体験をしたので、こちらに紹介していこうと思います。
まず、わたしは夢をよく見る性質です。
直近で嫌なことがあったり、仕事のストレスがたまってくると、嫌な夢や悲しい夢をみます。
そういった時の夢は、たいてい、わたしが見守っているひとの多大な自己犠牲によって周囲が幸せを謳歌しているという、とても悲しい夢か、いくら理不尽だと周囲に叫んでも、声が出ないという辛い夢が多いです。
しかし、ここ最近はアットホームなドラマの一部始終を見ているような、あるいは誰かの人生の一部なんじゃないかと感じる夢を見ることが増えました。
例えば、家族に囲まれて自分が皆から愛されている存在だと実感し、充実した毎日と心が満たされる感覚を味わう。
何かを達成して「人生って、こんなにも簡単に夢が叶うんだ」と感じて、達成感に胸が満たされる。
母親と子の愛と信頼って、こういう関係で成り立つものなのだとわかる夢の中で、「あぁ、親と信頼関係がちゃんと築けると、こんなにも自立した気持ちになるんだ」と納得する瞬間を味わう。
これらは不思議なことに、目覚めた後も余韻があり、今まで経験できなかった部分が補填されていくような、とても不思議な感覚に包まれます。
そして、あとから「あれらは、前世で自分の魂が学んできたことなのでは?」と思うのです。
同時に、今回のわたしの人生がとても難しいものであることも実感します。
わたしの人生は、とにかく生きづらい人生でした。
母親がアダルトチルドレンだったため(これは母が亡くなったあとに知りました)、褒めてもらうことがありませんでした。
褒めてもらいたくて美術で金賞をもらっても、他の子の絵を褒めては、わたしの絵の不自然なところを指摘してくるのです。
当時、小学生だったわたしの絵に、木の幹の表現が変だとか、葉の茂り方が奇妙だとか、首の太さがおかしいだとか、バランスが悪いだとか。そんなことばかり言ってくるのです。
またある時は、家の手伝いをしろというので手伝うのですが、求められるクオリティが高すぎて、母が途中で怒り出すこともしばしば……。
そんな感じが毎日続くので、家族の誰もが関わりをもつだけでも大変でした。
わたしが自立して実家を出た後のこと。
わたし自身社会の仕組みを知り、母の行いがよろしくないと分かるようになると、意見が衝突するようになりました。
そうなると、母の様子は酷くなり、「わたしが全部悪いのよ!」と怒り、落ち込み、周囲をコントロールしようとするようになりました。
そんな状態の母でしたから、正常な親子関係を築くことは困難だったのだと、今になって理解しました。
それらの影響もあり、わたしも他者を信じることができず、また頼ることもできないまま、20代から一人暮らしをはじめて、看護師として過酷な現場で働き続けるなど、本当に苦しい人生でした。
しかし希望だけは捨てず、「コツコツと努力をして、真面目に生きていれば、必ずわたしが望む幸せがやってくる」と信じて進み続けてきました。
ところがです。30代半ばになっても、結婚もできず、変わらない生活が続きました。
それどころか、いよいよおかしくなった母が暴走した挙句、末期癌の余命3ヶ月の宣告を受けたと報告を聞いた後は、母親の介護が始まりました。
この時、本当にこの人生の酷さにやさぐれました。
地道に生きてきたわたし。努力し続けてきたわたし。
いつか、報われると信じていたのに、遊んでばかりだった同僚が結婚して退職していく。こどもが生まれる。
わたしが欲しかったものは、なにも手に入らない。
この世は、わたしにとって地獄でしかない。
そうなると、真面目に生きていくのがなんともバカらしくなってくる。
地球とは、なんと未熟で、わたしに相応しくない世界なのだと、怒りが込み上げてくる。
そんな悲しい毎日を送っていました。
母が亡くなり、悲しみと同時に「あぁ、やっと自由だ!」という解放感が生まれた後から、不思議な夢を見るようになりました。
今は夢のおかげで、心が少しづつ愛で満たされてきています。
辛い経験が多かった皆さんも、何かを乗り越えたとき、こうした癒しの時間がやってくるはずです。
ですので、夜はゆっくり過ごして、なるべく早く眠りにつくよう心がけてみてください。
たとえ夢を覚えていなくても、スッキリした気分で目覚める日があれば、夢によって魂が癒され、浄化された証拠です。
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