1993年7月25日のロス・ネグリートスの踊り(後編)|Los Lencas#3|Studies
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〜11月23日 23:30
前編からの続きである。主に次のようなことを述べている。
巡礼の理由として、多くの人々は「聖サンティアゴとの約束」を挙げるが、これは犠牲と幸福を交換するためである。
巡礼はその継続性が重要視され、もし当事者が不参加の場合は代理者が代わりに巡礼を行う義務がある。約束が果たされなければ死者の魂が煉獄に落ちると信じられているからだ。
巡礼の実践はカトリックの禁欲主義や価値観を反映しており、守護聖人との契約を個人的に体現する行為とされる。
巡礼者は、地元の民家や自治体の宿に泊まり、宿の主人との交流を通じて安全を確保される。
祭礼の期間中には、町の大通りに多くの商人が店を出し、雑貨や食品を販売することで祭りの賑わいを演出している。
行列「プロセッション」では、聖サンティアゴ像を中心に聖母サンタエレナ像なども担がれ、巡礼者とともに町を練り歩く。行列には役人が付き添い、秩序を保つ。
サンタエレナの祭礼は、カトリック委員会と自治体理事会の2つの組織が協力して運営し、宗教的な部分と公的な部分を分担して管理する。
守護聖人は単なる信仰の対象ではなく、社会的アイデンティティを象徴する存在となっている。今日においても守護聖人が人々の信仰の形を決定し、社会生活に影響を与えている。
【以下、後編は日本語4795字、スペイン語1871ワード】
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16,183字
11月1日 19:00 〜 11月23日 23:30
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