『なにげに文士劇』を鑑賞してきました

皆様、こんばんは。
先日、11月16日(土)に開演された『なにげに文士劇』を観てきました。

ざっくりとその時の様子をレポートしたいと思います。

まずなにげに文士劇を観劇しようと思ったのは、大阪ほんま本大賞の実行委員として応援していたこと。
同じ実行委員の方が舞台に立つ、という事だったのでその勇姿を見届けねば!と思ったことです。

会場のチケットが2階席だったので、全然見えない·····と思ったりするのだろうか。
劇をあまり観ないため、乏しい想像力によりイメージしていた場所とは異なり、2階席が約3階分の高さはあったため、細かな表情は私の視力の問題もあり観られなかったけれど充分全体の演技ははっきりと観られました。

席の話はここまでにして、チケット確認をしてもらってロビーへ入ると何やら列が。
そこでは、グッズ販売がされている列でそんなに会計に手間取るのだろうか?と首を傾げながら最後尾に並ぶとある程度はスルスルと列が進みます。
列が出来ていたのは、ガチャ形式になっていたボールペン販売目当ての方々でした。どうやら推し作家さんのペンが出るまで買う方続出だったようです。
残念ながら大した軍資金を用意していなかった私は、パンフレットだけ購入するために列から離れ、さっさと会計を済ませました。

会計を済ませるとロビーには、各出版社からの花輪が飾られていました。また、出版社の方や作家さんも観客として参加していたようなので、ブックエキスポの続きかな?などと帰りにチラッと思ったり。
ちなみにブックエキスポは、出版社と書店が商談をするイベントのことです。

ロビーには、BAR&Cafeもあってワインなどを飲んで寛いでいる方々も居る中、席に座ろうと私は2階席という名の8階へ。
渡り廊下を見ると高さがそれなりにあり、高所恐怖症だと倒れそうだな。という感想が周囲からも聞こえる高さでした。

さて、肝心の中身ですが原作は東野圭吾さんのデビュー作『放課後』。
犯行の動機が非常にセンシティブな内容だったのをどう変更するのか。
原作では女子高生だった役が何人か男子高校生になっているのは違和感がないのか。
今日のこの日のために予め予習した作品のことを思い出し、勝手に心配でドキドキしていました。
しかし、皆さん予想以上にしっかりと演じられている。
面白いところもきっちり作っている。
凄い!と完全に身内気分で感動していました。

めっちゃ面白かったのは、優等生の北条役の上田さんのキャラクター。みんなに何故か名前を忘れられている教頭。
校長の机が首からかかっている木下さん。
不良役でバイクに乗る湊さん。
脳内の前島を演じるために、台本が飛んでやり直し!とお茶目に頑張る朝井さん。
国語教師役に違和感のない澤田さんも良かった。

皆さん良かったし、演技が違和感ない!
話の筋を全部語るとそれは何かの機会に観る機会が出来た方へのネタバレになると思うので、こんな感じでした。

あ、なぜか体育祭のシーンでチューチュートレインしていて、面白さ倍増でした。

劇が終わると放送局が取材している姿や作家さんが居る!!と発見に驚きの連続でした。

ご挨拶出来なかった方々も居て残念でしたが、まさかこんな場所でお会いできるなんて!
という楽しさもあった文士劇でした。

出来れば何年かに一度できるように、となにげに文士劇は目指しているようなので今後も応援していこうと思います。

先生方、お疲れ様でした。
最高の舞台でした。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

次回もどうかよろしくお願いいたします。


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摂津いの
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