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⑮喪服で結婚式?

地獄・・そして天国

さて、自分たちの希望通り進めることを勝ち取った私でしたが、ここからの約一か月は本当につらくて地獄のような日々でした。

母も妹弟からも無視される日々。(父は単身赴任)
家のなかで、私の存在は完全にないものとなった。
(母が妹弟を言いくるめていたのか、妹弟はただ腫れ物に触らないようにしていたのかは謎。。)

ただ寝に帰るだけの家。
虚しくて悲しくて、毎晩泣きながら家に帰った。
当時好きだったアイドルの春ソングをひたすら聴いて、春になったらこの生活から解放されることを思い描き、引っ越しの荷造りをしながらなんとか心を保った。

そしてとうとう、ゴールデンウィークの長期連休が始まる前に無事に入籍と引っ越しを済ませ、私たちは夫婦となった。

主人との生活はとっても穏やかだった。

なぜなら主人は、相手を馬鹿にしたりマウント取ったり、そんなことを一切しない人だったからです。

私、頭悪くて、一般教養が頭からすっぽ抜けてるんです。
でも主人は、私が知らないことを一切責めず、正しい知識を教えてくれた。しかもそれが博識でめちゃくちゃ面白い!

歴史とか暗記系が全くダメで、〇〇時代とか正しく並べることすらできない私なのに、馬鹿にせずイチから教えてくれる。
教えてもらっても覚えられないのに、そんなことも一切馬鹿にしない。
(覚えられないんかい!)

実家では、私がそんな発言をすると速攻馬鹿にされマウントを取られ、会話に入れてもらえない、みたいな感じが当たり前だったから、こんな生きやすい世界があるなんてびっくりした。

その事を主人に言うと、「頭悪いとは思ったことない、地頭良い人だと思ってる」とまで言ってくれた。

ええええ😳😳😳
聖人?!人生何周目??

これまでの生活から考えると、まるで天変地異が起きたみたいだった。
自分のことを絶対に馬鹿にされない生活って、こんなに穏やかで居心地がいいんだと思った。

やっぱり実家よりこの人を選んで正解だった!
ありがとう、ありがとう!
自分、good job!!!!!
初めて自分の意思を貫きとおした決断で、初めて自分の決断を褒めちぎった。

私の人生は、今ここから始まるんだ。

そうして、私の自己肯定感は少しずつ回復していった。


結婚式に喪服?

とはいえ、結婚式は11月。
あと半年しかない。それまでに両親との関係も修復しておかなくては。

話し合いもかねて実家に行こうかと思い連絡をしたが、
「結婚して家出たやつがほいほい実家に帰ってきて、出戻りみたいなことするな。あんたはもう他所の家の人間だ(※意訳)」
と母から断られるww

うーん。困った。
母も意地になっている。

一挙手一投足何かにつけて文句をつけてくる。
そしてとことん傷つけないと気が済まないようで。

あるときメールに書いてあった。
「結婚式は、○○(妹)と喪服を着て出席します」

また妹が道連れにされている。
お前の味方はいない、私には居る、とでも言いたいかのように。

ほとほと悲しくなった。
なんのために結婚式をやるのかわからなくなった。

会社の昼休み、そのメールを読んだら目の前が真っ暗になって、そのまま主人に泣きながら電話した。
「もう結婚式なんてしたくない。する意味がわからなくなった」

まあまあとなだめる主人。
私は人目をはばからず給湯室で泣いた。

私がぜーんぶ悪うござんした!

そしてある時、もう意味わからん母からのメール攻撃に嫌気がさした。

あれこれ言われ過ぎて、
「あーーーー!はいはいはい!
 もう私がぜーんぶ悪うござんした!!!」
という気分になった(笑)

そして、
「はい、あれもこれもそれも全部、今までのこと全て全面的に私が悪かったです。ごめんなさい。」
って感じに、謝らんでいいようなことも含めて書いて嫌みたっぷりに返した。

「こんな嫌み送ったら、お母さん怒るわな。
はあ。終わったわ。これで関係修復は無理やわ。
私また感情で動いてしまって・・ほんまアホやわ・・
結婚式どうなるんかな・・・」

私はメールを送ったあと、大人な対応ができなかった自分を責めた。
結婚式を楽しみにしている義両親や友人に申し訳なく思った。

ところが・・・


信じられないことに、そこから母の機嫌は一気に治り歓迎ムードとなった。
結婚式にむけての準備が急速に動き出した。

なんと、私が嫌みたっぷりに返したつもりのメールは
母の目には『全面降伏した娘』としか映らなかったのでした!!😂😂😂

いや、そんなことある???(笑)

逆に考えれば、母は自己愛を刺激すれば簡単に操作できる人間ということでもありますね。
だれかうまく転がしてみて(笑)

とにかく、母が前向きに結婚式に出席する気持ちになってくれたので、これ以上機嫌を損なわないように結婚式まで突っ走るぞ!


しかし、肝心の私の体調がよくなかったのです。。
久々に本題の不調について書こうと思います!

つづく!

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