見出し画像

【読書感想】読書脳(樺沢紫苑)

社会人になるまで全くと言っていいほど読書をして来ませんでした
読む本といえば漫画と趣味の雑誌くらい
小説も片手で数えられるくらいしか読んだことなかったと思います

そんな私も社会人になってさすがに読書をしないと行けないなと危機感を覚えました
周りにいる人の知識の豊富さに驚き、飲み会の場でも全く話についていけなかったからです
特に歴史の話になるとチンプンカンプンでした

書店に行くと「教養」というワードが目に入り何冊か買ってみました
歴史に関するものも入門書から何冊か購入してみました
結果、積ん読状態で最初の章で大体断念していました

書店に行くと「今週のベストセラー」や「売れている本」の棚に目が行きます。しかし、本来本を買う基準、本を読む基準は「自分が読みたいかどうか」のはずです。他の人が読んでいるかどうかは、関係ないのです。「他の人がやっているから、自分もしないといけない」という発想自体を、根本から捨てるべきでしょう。 「他人がやっているから、自分もしないといけない」というのは、心理学では「同調圧力」といわれています。「人に合わせる」というのは「やらされ感」がともないストレスの原因となります。

読書脳170頁

まさに私はこの状態でした
周りが知っているから私も知らなければならない
これくらい知っていないとバカにされそう
そんな「人に合わせた」「やらされ感」だけで読書をしていました

「やらされ感」読書を長い間続けていたとき
NHKの「100分de名著」という番組で岸見一郎さんが講師の回「アドラー『人生の意味の心理学』」を見たあとに「嫌われる勇気」を手に取りました
十分に理解したとは言えないけれと、テレビで導入部分は見ていたおかけで、楽しく読めた記憶があります
自分の中では初めてビジネス書で面白いと感じたときでした

ただ、その後に読書が続くかというと簡単には行かず
人に合わせた読書を繰り返していました
「ベストセラー本」くらい読んでいなくちゃと上位に入っている本を買いましたが、いまいちパッとしませんでした

それから2年くらい彷徨っているとき
樺沢紫苑先生の「アウトプット大全」に出会いました
仕事で何かうまく進んでいないし成長できていないと感じていないときに出会い
脳科学に裏付けられていて、なおかつ何をすればよいかアウトプット方法が書かれていて、当時の私にはまさに「ホームラン本」でした

そこからは自分の興味がある本を中心に読んで
何回読んでも面白く、毎回得るものがあって、定期的に読み返しているホームラン本に何冊か出会うことができました

それでも現在の私を分析すると
本はそれなりに読むようにはなってきて
苦行とは思わないけれど、楽しみきれいていない状態だと感じています

「自己成長のため」「仕事に役立てるため」が全面に出ると、イヤイヤする読書につながってしまいます。

読書脳83頁

まだまだ楽しむよりも自己成長・仕事のためという思いが勝っているのだと思います

本を「高い」と思うのは本を読み込む能力の問題ではなく、本の選択の問題なのです。

読書脳161頁

本書で今の自分に必要なのはこの部分で
いかにして本を選択するかだと感じています
私が取り入れたいと思った本の選択術は次の2つ

1.「なりたい人」の本、「なりたい人」が勧める本をチェックする
これは今までも知らず知らずのうちにやっていて
なりたい人の本はおもしろくて一気に読めています
ランキングに頼ることなく、「なりたい人」を中心とした選択術を基本に買っていくことにします

2.「ホームラン率」を高める~「1万5000円読書術」
アウトプット大全を読んで、感想などできる限りアウトプットしようと頑張っていました
ただ全部の本で実践しようとし過ぎて、得るものがそんなになかった本でも無理やりアウトプットしようとしていました
これが楽しくない原因の一つだったんだと今ではわかります
これからは強くお勧めできる本だけアウトプット(情報発信)することにしたいと思います
そうすれば、スラスラ感想も書けるし、楽しくなる予感がしています

ホームラン本に出会う
本書で紹介されている様々な読書術
これらは読書の「質」のことだと私は理解しています
「自己成長のため」を全面に出しすぎるとイヤイヤな読書になってしまいますが
なぜ読書をするかというと「自己成長」したいからに他なりません

「インプット量」で勝ち、「アウトプット量」で勝ち、自己成長のスピードで勝てば、あなたはライバルに圧倒的に差をつけることができるのです。その第一歩が、「インプット量」を増やすこと。そのために一番簡単なのは、読書量を増やすことです。

読書脳48頁

これからの社会で生き残っていくためにも
ライバルに圧倒的な差をつけるためにも
「量」から目をそらしてはいけないと感じていて
第一歩として読書量を増やそうと決意した今回の読書でした

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?