考えただけでぞっとする、うつの黒い霧
ようやくうつの黒い霧が晴れてきて、それに襲われることがだいぶなくなったし、たとえその襲来があっても、前が見えなくなるような濃い霧ではなくなってきた。
もしまた、あの黒い霧に襲われたら、耐えられる気がしない。よくもあの窒息状態に、長いこと耐えたもんだと思う。
どうして耐えられたのか今ではわからないし、どうやって耐えたのかもわからない。
あの感覚を思い出すだけで、体の力が抜けてしまいそうになり、ぞっとする。
もしまた、あの黒い霧が再び私の元に現れたら、耐えられる力が残っているとは思えない。
まだ足りないと?これ以上何を耐えろというのか…
そんな日が来ないことを、秘かに願っている。
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