昼夜逆転が改善したシンプルな方法

どーも、札幌の多機能型児童デイサービスで働いている伊藤です。
今回は、「昼夜逆転が改善したシンプルな方法」についてお話ししたいと思います。

ちなみに

これはウチに通っている子の一つの事例というだけなので
「これをすればアナタのお子さんも必ず昼夜逆転が改善します!!」というものではありませんので、予めご了承ください。

本人の状態

本人は週に3回ソイネに通っている子だったんですが、なかなか夜に寝ることができずに、朝方に寝てしまう。そして昼過ぎとか夕方くらいに起きてしまう。結果ソイネに来れない。
みたいな日が頻繁にある子でした。
調子がいい時は通所できますし、通所への意欲も高かったのですが、なかなか起きることができなかったため、休みも多くなってしまうという現状でした。


結論「スマホを夜に回収する」

これで昼夜逆転が改善されたそうです。
これは保護者さんも話していましたし、なにより本人がこれの効果を実感しておりました。
23時くらいには保護者にスマホを預けて、24時までには寝るようにする。スマホには一切触れられず、返してもらえるのは次の日の朝だということです。
それまでは特に預ける制度じゃなかったので使い放題だったとのことです。

本人曰く
・スマホを回収されることで、やることがなくなり寝るしか無くなる。
・自分でも寝なきゃいけないとわかっていてもスマホをいじってしまっていた。
・寝れなくても部屋を真っ暗にして目を瞑っていた。
だそうです。

ただ、これは全ての人が当てはまるわけではないと思いますので、参考までに言える範囲でこのお子さんの特徴をお伝えいたします。

・親子関係が比較的良好(本音でぶつかることもあったが、お互い嫌いとかではなかった)
・本人も真面目であり、通所意欲もあった。(改善したい気持ちがあった)
・100%というわけではないが、納得してこの「スマホを預ける」に至った。
・ソイネに来て「FPSを上手くなりたい、みんなとプレイしたい」という明確な目標があった。

このあたりが、「スマホを預ける」ことで昼夜逆転が改善した要因なのかなと思っています。
後日話を聞くと、やはり辛かったのは
「自分でも寝た方が良いと、わかっているけど寝れない」「スマホをいじってしまい夜更かしする」という点であったようです。周りから色々言われるが、実は自分でもかなり改善の意識はしていて、わかっているけどどうしようもないという感じでした。

今回わかったことは、意外と「物理的な手段」は有効である。しかし、それを「有効な手」にするには、親子関係や背中を後押しできる目標なんかがあるとハマりやすいということでした。

「光は睡眠を阻害する」ということは当たり前なことではありますが、それゆえに活用すると意外と効果があるんだなとも思いました。
(スマホがないから真っ暗にして寝れなくても目を瞑っていたそうなので)

他にも何か有意義な話が聞けたら共有していきたいと思います。
ではまた明日!



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