ゲーム中の暴言について学ぶ場所

どーも、札幌にある多機能型児童デイサービスSOYNEで働いている伊藤です。
今回は「ゲーム中の暴言について学ぶ場所」について、お話したいと思います。

ゲーム中に熱くなると暴言を吐いてしまう

子どもを持つ親御さんの中には、こんな場面をご自宅で見たことがあるのではないでしょうか。
スマホやSwitchやPCゲームなどをプレイ中に、ついつい熱くなって相手チームや同じチームの友達、同じチームの野良(オンラインでランダムにチームを組んだ際の味方など)に暴言を吐いてしまう。

「きもい!!」「うざい!」「死ね!!」などなど

暴言かどうかのラインは各ご家庭で違うと思いますが、『他人に向けた文句やディスり、悪口、イライラ」などを暴言とすると、割と聞いたことはあるのではないでしょうか。

一人でプレイするRPGなどのゲームにおいては、暴言ってほとんど見られないと思うんですけど、相手と試合する格闘ゲームやスポーツゲーム、FPSでは暴言が出てしまう可能性が高いと思います。

暴言は家で注意しにくい可能性がある

これは完全に主観なんですが、なんとなく暴言ってご家庭では注意しにくいのかな?と思っています。

例えば「下手くそ!きもいんだよ!死ね!!!」とかなら、割と明確に暴言だと思うので、お父さんお母さんも注意しやすいと思います。

ただ、FPSや対戦ゲームでの暴言って、ちょっとしたイライラというか『注意するほどではないけど言葉遣いが悪くなってきたなぁ』みたいなのとか、『邪魔だわ!』『お前ちゃんとやれや!!ふざけんな!』みたいなのも本当に言いたくなってもしかたがない理由がある場合もあったり(だからって言ってもいいってことではなく)と、微妙に判断しづらいこともあると思います。

これはつまり『注意するラインとタイミングの見極めが難しい』と感じるお父さんお母さんがいらっしゃると言うことです。

理由はおそらくシンプルで、お父さんお母さんが「eスポーツにあまり詳しくない。または未経験」ということが大きいのかなと思います。

eスポーツを取り扱っているデイサービスなら注意ができる

私たちのように、eスポーツを取り扱っている事業所は、スタッフにeスポーツをやっている人がいると思います。

そのため、子どもたちのプレイを見ながら発言を聞くことで「今のは怒ってしまっても仕方がない場面かな」とか「いや、今のはこの子が悪いのに文句ばかり言っている」など暴言や他責思考かどうかを読み解くことができます。
勝つための正当な主張や苦言、味方への要求ではなく、『自分目線のみの批判・八つ当たり・悪質で行き過ぎた発言』などを見分けて注意することができると思います。
このあたりは、ゲームへの理解度やPCゲームにおけるモラルやマナーなどをある程度把握している必要があり、なかなかご家庭だと難しい場面なのかなと思います。

もちろん

子どもの暴言やゲーム中の言葉遣いに関して、ゲームの知識がないと注意ができないということを言いたいわけではありません。
ご家庭でしっかりと指導されている方もいらっしゃると思います。

しかし、もし今注意のタイミングや指導方法に困り感があるお父さんお母さんがいましたら、「自分の指導力不足」とは思わず、「そもそもある程度のゲームの世界のセオリーやモラル」みたいなものが理解できていないと指導しにくいですよね。というお話です。

その上で、だからeスポーツを取り扱っている事業所は暴言に対する支援がしやすいですよねってお話です。

ゲームをやる目的で来ているので、明確に注意もしやすいですし、eスポーツなので「ゲームセンターではないよ」と話して節度あるゲームプレイを活動の一環として指導できます。

子どもたちとしても、「家とは違う」ので割と話を聞いてくれますし、『スタッフの目がある』という環境下でゲームをするので、トラブルも未然に防げます。また、トラブルにならないための立ち回りなんかも教えることができるので、おすすめです。


こんな感じで、今回は「家での指導が難しい場合は、意外とeスポーツを取り入れている事業所はおすすめですよ」というお話でした。

ではまた明日お会いしましょう!


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