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Slow Time
久しぶりにインク表現ではなく、絵を1枚。
昨晩、大学時代の友人と通話していた中で、入学したての頃に課題で描いたこの絵について「今でも覚えている!」と言ってくれたもの。
【Slow Time】
課題
任意の曲から30秒間抽出し
音楽からのイメージにより
アイディアマトリックスを制作する。
その内の1シーンを30cm角の枠内に表現する。
■アイディアマトリックス
こちらはザ、課題ですね…。15年程前のものでスミマセン。
なぜこの絵の話題が?と言うと、自分に自信を持とう。と言う話から。
私は当時も、今でも、自分の絵の上手さというものにどこか自信が無いところがあります。
それは、美術大学に入るための予備校時代、一番上の大学を目指すクラスの中に所属しており、上手い人達がたくさんたくさん周りに居たから。性格的にハングリー精神も少なく、見比べて自分の位置はココ。と定義付けしたものが抜けていないからだと思います。
結果的に無事に第二志望の、それでも良く入れたなと言える大学に入りました。その第一回目の課題がコレ。
友人はこの絵を入学したてに見て「衝撃的だった」と未だに、ありがたくも言ってくれ、私に自信をくれます。
上手い人は果てしなくたくさん居る。そこを見る必要は無いと思っていても、心の奥の奥のどこかで、ひっかかっていて大手を振って出ていけない私がいる。
大学に入り、受験という特殊環境から抜けて様々な人や作品を見てきて、上手さが基準で無い事を肌と経験則で知っている。そんな事よりも、個人にとって対象の作品が好きかどうかが何よりも大事。何よりも輝かしい。
振り返れば、好きな絵を上手さ基準で見てはいないな…。
私の作ったものを「好きだ」「キレイだ」と言ってくれる。もし、自分に自信がないのなら、言ってくれるその人を信じよう。
そこから、進んで、自分に自信の水をあげよう。ドボドボドボドボあげちゃおう。
好きな作品に出会えたら、ちゃんとドボドボあげられるようにもなりたいな。
自分が好きだと思うものは、やっぱり好きだから、自分の好きを作り出そう。
今は、好きを生み出すのが楽しいと思っている。