兵庫県・斎藤元彦知事が会見 失職と出直し選挙出馬を表明(2024年9月26日)
記者会見全文を文字起こししました。
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斉藤知事挨拶
それではただ今から会見を行います。なお、本日の時間なんですけれども、概ね1時間を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは始めます。
改めまして皆様、お集まりいただきありがとうございます。本日は先日可決されました県議会の不信任決議案に対する私の対応についてご説明させていただく機会です。この間、私自身も非常に悩んできました。これは県政にとっても大きな判断です。そんな中で今日、決断をさせていただきました。
結論から言いますと、今回の不信任決議案を受けて議会の解散はせず、30日付で失職し、次期知事選において出直し選挙に臨ませていただくことを決めましたので、その旨をご説明させていただきたいと思います。
3年前に知事に就任しました。県民の85万票という大きな支持をいただきました。当時、遠藤で多くの方が手を振って「頑張れ」という声をいただいたのを今でも記憶しています。新しい県政を作ってほしい、20年間続いた前知事の後に、新しい兵庫を変えていってほしい、刷新してほしいという思いを受けました。この大きな支持を受けて、まずはコロナ対応を含めて全力で2年間ほどやってきました。
その中でいろんな改革も行いました。これまで述べてきた通り、まず自らの給与・退職金をそれぞれカットし、批判の多かった公用車のセンチュリーもリースを大幅に見直しました。自らの身を処する形で進める中で、県政の改革を進めてきました。
最初に感じたのが、箱物行政が進んでいることでした。象徴的なのは県庁舎の整備で、当時の試算で700億円、現在の物価高では1000億円を超えています。これは県民の理解が得られないのではないかと考え、一旦立ち止まることにしました。それ以外にも県職員の65歳以上のOBの再雇用廃止、全国トップクラスの数を誇る5つの海外事務所の数を減らすなど、効率的に運営するための改革も行いました。
それ以外にも大型アリーナや、芸術家とのタイアップによる箱物など、年間数億円の赤字を出していたものもストップしました。県議会や職員からの反発がありましたが、行財政改革を進めていくことが新しい県政のスタートだと考えました。その成果として、財政改革や税収の伸びを受け、県の財政調整基金は30年ぶりに100億円を超え、約130億円となりました。
知事就任前のコロナ対応では、大阪は財政調整基金が多く、単独で支援ができましたが、兵庫県は貯金がなかったため国の交付金を待つ必要がありました。そのため、財政改革と税収の伸びを捉えて、県の貯金を少なくとも100億円まで増やすことを目標とし、それを達成しました。
その間、県立大学の授業料無償化、不妊治療の支援、県立高校の部活動支援なども行いました。県立高校の予算が全国46位と低迷している現状を見て、5年間で約300億円の予算をクーラーや体育館の空調、部活動の応援に充て、子どもたちへの支援を進めました。
今回の文書問題について、今の状況を招いたことについて県民の皆様に改めて心からお詫び申し上げます。まだまだ未熟な部分があり、3月からのこの6ヶ月間、本当に県政が混乱していたことを認めざるを得ません。文書問題が発覚してからの対応は法的に適切に行ってきたつもりですが、結果としてこのような状況になったことは私の力不足だと感じています。改めて反省し、県民の皆様にお詫び申し上げます。
改革はまだまだ進めていきたいという強い思いがあります。これまでの県が行ってきた負の遺産である1000億円以上の借金も見える化し、返済の道筋をつけました。まだ無駄な事業や予算を見直し、得られた財源を県民や子どもたちへの投資に充てていくことが重要です。
少子高齢化が進む中で、子どもたちへの投資を続けていくべきだと強く感じています。私は兵庫県が大好きです。3年間、多くの地域を回り、頑張っている姿を見てきました。兵庫県をもっと良くしていきたいという思いがあります。今回の判断について、県民の皆様のご理解と支援をお願い申し上げます。以上です。
記者質問
質問: それでは議会を解散しなかったこの選択の理由をまず教えてください。
回答: あの、議会の解散っていうのは、私の中では最初からなかったということですね。やはり今回の問題は、私のこれまでの対応やさまざまな問題があり、それらが議会からも指摘されています。ですので、これは私が自ら真を問うことが大事だと思っています。問題がありながらも、改革に向けてまだまだ仕事を続けさせていただきたいという思いがあります。
議会の方からも指摘がありましたが、4月の統一選挙で県議会が選挙という形になっています。震災後ずれていたのを、この4月の統一選に合わせてきたという背景があり、今回の件で議会の解散を行うことは、議員の皆さんのこれまでの努力を無駄にしてしまう可能性も高いため、議会解散という選択肢はありませんでした。
質問: それでは、非常に悩んでいるとおっしゃられていましたが、悩んでいたのは知事選に出るか出ないかという点についてでしょうか?何を悩んでいたのでしょうか?
回答: やはり、出直し選に出させていただくかどうかが大きな悩みでした。
質問: 決断されたのはいつですか?
回答: 昨日の朝です。昨日ぶら下がり会見を行った後に、高校生が私のところに来て手紙を渡してくれました。最初はお叱りの手紙かなと思いましたが、部屋に戻って読んだところ、内容は「やめないで欲しい」といったものでした。私がこれまでやってきたことが高校生にも響いている面があるという内容でした。知事が置かれている状況は、マスコミの皆さんからの批判もあり厳しいものですが、その高校生からの「負けないで、屈しないで、未来のために頑張ってほしい」という言葉に、非常に心を打たれました。
このような状況でも、自分に期待してくれる人がいるんだということを受け取り、選挙は大変だと思いますが、頑張ってみようと覚悟を決めました。
質問: ありがとうございます。これまでのぶら下がり会見でも悩んでいる、苦しいという胸の内を明かされていましたが、不信任決議が成立してからの1週間、どのようなことを考えながら過ごしてこられたのでしょうか?
回答: 苦しい1週間でした。全会一致での不信任決議はどこの県や自治体でも前代未聞のことです。私としては一生懸命この3年間仕事をしてきたつもりで、いろんな事業や取り組みもそれなりに胸を張ってできるものもあったと思いますが、今回の文書問題をきっかけにこういった状況になったことについて、自分の不甲斐なさや、これまでの県政に何か間違いがあったのかと考えたりしました。しかし、それでも改革や県政をまだ頑張ってみたいという思いもあり、日々思い悩みながら対応を考えていました。
質問: 不信任決議が全会一致で可決されたということに対して、斎藤知事が再選に挑むことについて、議会から強い反発や「なぜ出るんだ」といった声も出るかと思いますが、その点についてはどう考えていますか?
回答: やはり、私は兵庫県が大好きで、この県をもっと良くしていきたいという思いがあります。不信任決議が全会一致で可決されたことを考慮しつつも、県民の皆さんに再度信を問いたいと思っています。
質問: 日経新聞の島崎と申します。今回、なぜ辞職ではなく失職を選ばれたのか、その理由を教えてください。
回答: 元々、私は辞職という選択肢はありませんでした。今回の問題について、いろいろな指摘があり、間違いもあったかもしれませんが、自ら職を辞するのではなく、まだ残りの4年間を全うしたいという強い思いがありました。ですので、辞職ではなく、失職を選んだということです。
質問: 現状では、議会との対立や職員からの信頼の低下という問題もあります。その中で、次の県政を担えるのか、政策が進められるのかという声もありますが、その点についてどうお考えですか?
回答: 今回の問題を受け、私自身も少し驕りや慢心があったと感じています。それが言動にも表れていたと思うので、今後は職員や議会の皆さんとの関係をより深めて、意見を聞いていくことを徹底したいと思います。もし再び県民の皆さんから信を受けたら、それを議会と共有し、県政を前に進めていくための推進力にしていきたいと思います。
質問: 先ほどの冒頭で、若い世代への投資を続けていきたいとの発言がありました。これまでの改革の中で、今後最も訴えたいことは何でしょうか?
回答: 県立大学の授業料無償化をはじめ、若い世代、特にZ世代の支援をもっと強化していきたいです。県立大学での取り組みを突破口にして、他の大学や大学院にも広げていきたいと考えています。また、県立高校や市立高校への支援も強化し、古い施設の改善や留学支援などをしっかり行っていきたいと考えています。
質問: 最後に、牽制の混乱について責任を認めざるを得ないという発言がありました。動議的責任についてどのようにお考えですか?
回答: 現在の県政が混乱している状況は、結果的に私の責任です。
質問: 今後、責任を取るということについて、どのようにお考えでしょうか?その責任の取り方についても教えてください。
回答: 責任の取り方は様々あると思いますが、辞職というのは一つの責任の取り方です。これは動議的責任にも繋がると理解しています。日本の社会では責任を取るというと、まず辞めるということが一般的な解釈となります。したがって、動議的責任を認めるということは、ある意味で辞職を意味するわけです。
しかし、私は以前から申し上げている通り、責任の取り方は辞めることだけではなく、続けて仕事をしていくこともまた一つの責任の果たし方だと考えています。そのため、辞職という選択肢はありませんでした。ただし、今回の不信任決議が可決されましたので、辞職ではなく失職という形を取ることになり、今後も引き続き責任を果たしていきたいと思っています。
特に若い世代の応援を含めて、これまで以上に多くの政策を進めていくことで責任を果たしていきたいと考えています。また、県政についても立て直しを図ることが、こういった状況を乗り越えていく知事としての責務だと思います。そのためには、県民の皆さんのご信託をいただければ、より一層力を尽くしていきたいと考えています。
質問: 今後の選挙についてですが、政党への推薦や支援を求める予定はありますか?また、選挙の準備状況についても教えてください。
回答: 私には大きな政党の組織やバックはありませんので、無所属で活動しています。今回もどこの政党からの支援や推薦をいただくことは難しいと考えています。おそらく、今回の選挙も1人でやることになると思いますが、それでも自分がやりたいことを実現するために、全力で取り組んでいきたいと思っています。
現時点では、私から政党への支援を求める考えはありません。私がこうした状況の中で、まず1人でやっていくことが大事だと思っていますので、自分のやり方で選挙に挑戦しようと考えています。
質問: 失職して出直し選挙を決断された際、どなたかに相談や助言を受けましたか?
回答: 昨日は特に誰にも相談せず、最終的には自分で決めました。メールやLINEでいろいろな方からメッセージはいただきましたが、それを読む程度で決断しました。会見の前には、議長や副議長、各会派の先生方に電話をして、不信任決議への対応についてお伝えしました。
質問: 今回の出直し選挙で県民に問うのは何か、どうお考えですか?
回答: 斎藤県政、斎藤元彦という政治家に欠点や間違いがあったことは確かです。しかし、県政を改革し、新しい兵庫県を作っていきたい、この歩みを続けさせていただきたいということを問いたいです。これを続けるのか、それとも昔の県政に戻すのか、県民の皆さんに問いかけたいと思っています。
質問: 不信任決議が全会一致で可決されたことに対して納得していますか?出直し選挙に挑む理由を教えてください。
回答: 議会の判断としての不信任決議は受け止めていますが、私は依然として県政の継続が必要だと思っています。問題があれば改め、より良い県政を目指して引き続き取り組むことが私の責任だと考えています。
質問: 今後、責任を取るという言い方が正しいか分かりませんが、その辺りについてはどうお考えですか?
回答: 責任の取り方には様々な方法がありますが、辞職はその一つです。おそらくこれが動議的責任にもつながると思いますが、動議的責任とは、日本の社会においては責任を取る際にまず辞職するということが一般的な解釈になります。したがって、動議的責任を認めることは、ある意味で辞職するということになります。しかし、私は以前から申し上げている通り、責任の取り方は辞めることだけではなく、続けて仕事をすることも責任の果たし方だと思っていますので、辞職という選択肢はありませんでした。
ただし、今回の不信任決議が可決されたため、辞職ではなく失職という形になり、これからも自分の責任として若い世代への応援を含めてさまざまな政策を進めていきたいと考えています。県政についても、私ができるのかという指摘もありますが、立て直しを図ることが、こうした状況を改善する知事としての役割です。それを立て直していくということも、県民の皆さんからのご信託をいただければ大きな力になると考えています。
質問: 今後の選挙に際して、政党への推薦や支援を求める予定はありますか?また、選挙の準備状況についても教えてください。
回答: 私は組織や政党のバックがあるわけではなく、無所属で活動していますので、今回も政党の支援を受けることは難しいと思います。おそらく今回の選挙は1人で挑むことになるでしょうが、それでもやりたいことを実現するために全力で取り組むつもりです。現時点では政党に支援を求める考えはありません。まずは自分1人でやっていくことが大事だと思っていますので、自分流の選挙をやってみようと考えています。
質問: 失職して出直し選挙を決断された際、どなたかに相談や助言を受けましたか?
回答: 昨日は特に誰にも相談せず、自分で決めました。メールやLINEでいろいろな方からメッセージをいただきましたが、それを読む程度で決断しました。会見の前には、議長や副議長、各会派の先生方に電話をして、不信任決議への対応についてお伝えしました。
質問: 今回の出直し選挙で県民に問うのは何か、どうお考えですか?
回答: 斎藤県政、斎藤元彦という政治家に欠点や間違いがあったことは確かです。しかし、県政を改革し、新しい兵庫県を作っていきたいという歩みを続けさせていただきたい、それを続けるのか、昔の県政に戻すのかを県民の皆さんに問いかけたいと考えています。
質問: 不信任決議が全会一致で可決されたことに対して納得していますか?出直し選挙に挑む理由を教えてください。
回答: 議会の判断として不信任決議は受け止めていますが、私は依然として県政の継続が必要だと思っています。問題があれば改め、より良い県政を目指して取り組み続けることが私の責任だと考えています。
質問: 調査について、知事としてしっかりと調査すべきだとお伝えしなかったのでしょうか?
回答: 人事の調査ですよね。ここは人事課の方に私が何かを関与するということはしていませんが、調査についてしっかりやるようには最初から伝えていました。ただ、実態としては十分な調査がされていなかった部分があったと思います。徴取記録に差があるのは確かに問題です。内部調査では限界がある部分もあり、やはり外部調査を最初から依頼すべきだったのかもしれません。
質問: 1年目、2年目、3年目のタイミングでインタビューをさせていただいてきました。その中で1年目はご自身の県政を自己採点していただき、60点から70点、2年目は70点から75点と答えられました。3年目の今年8月の時点では、文書問題もあり、採点は難しいというお答えでしたが、いよいよ失職されて3年少しの県政の運営を終えられる今、改めて3年間の県政運営を評価するとどのように評価されますか?点数でなくても結構です。
回答: うーん、ここは本当に点数をつけるのが難しいと思います。仕事の内容だけで言えば、おそらく先ほどおっしゃっていたような70点程度かもしれませんが、文書問題に関する県政の現状を考えると、点数をつけるのは難しいです。
質問: 難しいのは自分で評価できないからということですか?
回答: そうですね。やはりその点もありますが、このような状況になっているのは決してプラスではなく、むしろマイナスだと思います。それを踏まえると、点数をつけるのは難しいと思います。
質問: 不信任が可決された後、知事はテレビ出演をなさって、ご自身の対応が適切だったという主張や、改革の成果についても述べられていましたが、ご自身の評価としては、政策と文書問題への対応は分けて考えられるべきですか?それとも合わせて評価してほしいというお考えでしょうか?
回答: そうですね。やはりこれまでやってきた仕事、3年間の実績や改革の内容をしっかり県民の皆さんに見ていただきたいと思っています。
質問: 先ほど、これまでの負の遺産や借金の返済についてお話しされましたが、この文書問題自体が今後兵庫県の負の遺産となるとはお考えにはならなかったのでしょうか?
回答: これから百条委員会や第三者機関で事実関係をしっかり究明していくことが大事だと思います。
質問: 文書問題の内容については、第三者委員会や百条委員会で結論が出ていくとおっしゃいましたが、行政改革についての発言を優先した理由は何でしょうか?
回答: 文書問題については、これからさらに議論されていくと思いますが、私にとって大事なポイントは、これまでの3年間の仕事を県民の皆さんにしっかりお示しして理解していただきたいという思いです。それが県政を引き続き担いたいという私の強い思いの表れでもあります。
質問: 文書問題の疑惑についての注目度が高まっている中、なぜ行政改革についての発言を強調されたのか、判断が分からないのですが。
回答: これまでも記者会見などで、文書問題については何度も説明させていただいてきました。今回は不信任決議案への対応を説明する場ですので、私の思いを伝えることが大事だと思いました。
質問: 不信任決議案には、知事の資質について欠けているとの指摘がありました。知事としての資質を問うた決議だと思いますが、出直し選挙で再び知事としてやっていきたいと訴える意図は何でしょうか?
回答: 自分としては3年間一生懸命やってきましたが、それでも自分の言動や対応に問題があるとすれば、それを反省して改めていくことが必要だと思っています。それを踏まえて、県民の皆さんに斎藤元彦に再び県政を託すかどうかを判断していただければと思います。
質問: 文書問題では告発者が亡くなられましたが、その責任を続けることで取るということで良いのでしょうか?
回答: 一人の人が亡くなったということは大変重い事実であり、私も非常に悲しく思っています。ご遺族の方への謝罪についても、相手のご意向次第ですが、お詫びに伺いたいと考えています。
質問: 不信任決議案に対して「本当にそこまでやらないといけなかったのか」と思ったとのことですが、なぜ今その発言をされたのか?
回答: 議会の判断を受け止める必要があるとは思っていますが、職を続けたかったという思いもありましたので、そう感じた部分もあります。
質問: 不信任決議案が可決されてからテレビ出演されていますが、それは出直し選挙に向けたものでしたか?
回答: 全くその意図はありませんでした。オファーをいただいたので出演させていただきましたが、決して選挙のためではありません。
質問: 先ほど、知事が「職を辞するべきことなのか」という発言をされましたが、その発言が本音であると私も感じました。この考えは当初から持っていたのか、それとも途中でその考えに至ったのか、その時期を教えてください。
回答: うん、元々、職を辞するという選択肢は私の中にはありませんでした。この問題については、確かに私自身が良くない行為をしたことがありますが、これを改めて二度とこういったことをしないようにすることや、同等の物品の使用についてルール作りを進めるなどの対応をすべきだと思っていました。ですので、職を辞するということは自分の中ではなかったということです。
質問: 辞職のお考えはなかったということですね。しかし、「今回の問題が職を辞するべきことなのか」という発言はずっとお持ちだったのでしょうか?
回答: そうですね。やはり、知事や政治家が職を辞するというのは本当に重い決断です。倫理的責任を含めて指摘されることはありましたが、やはりこの事態を受けて職を辞めるということが、日本では多いかもしれませんが、良くない行為や混乱を招いたことがあったとしても、それを何とか解決し、前に向かって職を続けていくことが責任の取り方として大事だと考えています。
質問: 問題発覚当初から今に至るまで、その思いはずっと変わらずあったということですね。
回答: はい、その通りです。
質問: また、議会解散も辞職も当初から選択肢として限られていたと思いますが、それでも不信任決議が出た後に様々な選択肢を考えると繰り返し発言されていた理由を教えてください。
回答: やはり自分がどうするかという判断が一番大きかったですね。もちろん辞職や議会解散をするということも、よぎったことが全くなかったかというと、そうではありません。最終的にはそれが自分の中でないなと結論付けましたが、いろんな選択肢がふっとよぎることもありました。そのため、様々な可能性を考えながら対応してきたというところです。
質問: 辞職がよぎったのはどのような時だったのでしょうか?
回答: 辞職がよぎったのは、家に帰った時や朝来た時に、結構しんどかった時などですね。職を辞するということもふとよぎることがありましたが、すぐに「そうではない、頑張ろう」と思い直しました。心の中での揺らぎは確かにありました。
質問: 特に何かきっかけがあったわけではなく、職を辞する方が気持ちが楽になるのではないかというようなことですか?
回答: 気持ちが楽になるというよりも、やはり私も人間ですから、ふとそういう風に思うこともあります。
質問: 自動失職か辞職かという点で、再選した場合の任期がリセットされるのか、残りの期間になるのかという違いがありますが、その点は考慮に入っていたのでしょうか?
回答: そこは考慮に入っていませんでした。私としては辞職という選択肢は最終的にありませんでしたので、失職という道を選んだということです。
質問: 維新の吉村さんとは、今回の件について会話があったと伺いましたが、「どんな事情があっても告発者を探すということは間違いであり、謝罪すべきだ」という進言があったとのことですが、それについてはどうお答えになったのでしょうか?
回答: 個人同士の電話のやり取りですので詳細は差し控えますが、私は適切に対応してきたと考えています。
質問: 改めてこの場で、告発者探しや公益通報と認めなかったことについてのご見解は変わらないのでしょうか?
回答: そうですね、後から見ればいろんな選択肢があったかもしれませんし、指摘されることも理解しますが、当時の対応としてはその場での最善の取り方だったと思っています。
質問: 維新から辞職と出直し選挙の進言があった中で、それに応じなかった理由についてですが、辞職をしないという信念が強かったということですね。
回答: その通りです。辞職することは私の信念としてありませんでしたし、職を続けることが責任の取り方だと思っています。
質問: 自動失職を選び出直し選挙に臨むことを告げた際に、背中を押してくれる方はいましたか?
回答: 皆さん「分かりました」という形で受け止めてくれました。個人的に応援するという声もありましたが、私は無所属の一人からのスタートですので、自分なりにできることをしっかりやっていくしかないと思います。
質問: おっしゃる通りです。それと、今回出直し選挙に出られるにあたって、今回は大きな政党などの支援がないということで、ご家族の方はかなり心配されていると思いますが、ご家族からは賛同を得られているのでしょうか?
回答: そうですね、家族からは賛同を得られています。
質問: 分かりました。話は少し変わりますが、今回出直し選挙に出られて、もし落選された場合も含めてですが、百条委員会や第三者委員会への協力は選挙の結果に関わらず行うということでよろしいでしょうか?
回答: そこはしっかり対応していきます。
質問: 分かりました、ありがとうございます。サンテレビの藤岡です。先ほどの質問に続きますが、やはり選挙には資金がかかると思います。現時点で、資金を支えてくれる業界団体や後押ししてくれる有力な支援者が出てきた、そういったことが今日の会見につながっているということはありますか?
回答: 全くありません。
質問: 一人で戦うということになるとかなり厳しいと思いますが、政治資金パーティーもされていますよね。それなりに資金があるというふうに判断してよろしいでしょうか?
回答: 昨年の夏に開催させていただいたパーティーの収入が一定ありましたが、資金面で戦うというよりも、前回の選挙のように多くの方々に支えられたことが大事ですので、組織や政党の支援がない状況では厳しいと感じています。
質問: もう1点、今日会見を開くという選択肢もありましたが、明日は自民党の総裁選がありますので、報道の量が減ってしまう可能性もあります。それが今日の会見を開いた理由に影響したのでしょうか?
回答: 全くありません。今日にさせていただいたのは、週内に表明をしないといけないと考えていました。明日が事実上最後の登庁日になりますので、お世話になった方や幹部職員の皆さんにきちんと言葉を伝えさせていただくために今日にしました。昨日の夜から今朝にかけて、今日やることが最良だと判断しました。
質問: ラジオ関西の古田です。知事は7月10日の定例会見で「私自身が生まれ変わって県政の立て直しを図りたい」とおっしゃいましたが、生まれ変わるとは具体的にどのようなイメージでしょうか?
回答: 私が就任する際に掲げた座右の銘が「雲の外から自分を見つめる」というもので、権力者になると自分の姿が見えにくくなるという意味です。知事という大きな立場で、一生懸命に仕事をしてきましたが、慢心や驕りが出てしまったと感じています。生まれ変わりたいという思いは強く、これから変えていきたいと考えています。
質問: 出直し選挙は前回と全く異なる厳しい状況になると思いますが、どう変わるのでしょうか?
回答: 確かに前回とは状況が違いますし、厳しい声も多いと思います。しかし、その声を受け止め、これまでの知事としての行動を反省し、生まれ変わって立て直していきたいと考えています。
質問: ABCのひと申します。斎藤知事はこれまで文書問題についても主張を曲げずに貫いてきました。出馬するにあたって、謝罪をするのか、それともこれまでと同様に主張を変えないのか、いかがでしょうか?
回答: 現在の県政の状況を踏まえ、私の言動に良くなかったことがあったと認識しています。慢心や驕りがあったことも反省しており、その点は謝罪したいと思います。県民に対して申し訳ないと素直に謝罪します。
質問: 出馬にあたって批判があることを見越しての出馬ということでしょうか?
回答: そういうことではありません。出直しをさせていただくということは厳しい状況ではありますが、それでも応援してくれる声を大切にし、もう一度頑張りたいと思っています。
質問: これまで出馬について一切表明してきませんでしたが、不信任決議案が可決されてからも時間をかけて今日に至りました。テレビ出演も繰り返して注目度が上がっているように見えますが、これも出馬に向けた戦略ではないでしょうか?
回答: そのような意図は全くありません。今回の会見やテレビ出演も、オファーを受けてしっかり説明させていただきたいという思いで行いました。
質問: フリーランスの松本と申します。3年前の出馬会見時から、自民党に一定の軸足を置きながら維新の改革も取り入れるとおっしゃっていました。県立大学の無償化や万博との連携など、維新的な改革姿勢が自民党からの不信感を生んだとも聞いていますが、その評価についてどのようにお考えですか?
回答: 確かにいろんな議員の方から、県民の皆さんとか市民の皆さんから「斎藤知事は維新の知事だよね」と言われることがあると、これは自民党の皆さんからも聞いたことがありました。しかし、私自身は全くそう思っていません。必要だと思う取り組みや、県立大学の無償化も、自分自身が奨学金を受けていた立場として少しでも授業料の負担を減らしたいという思いでやってきたので、その点でギャップがあったのだと思います。
質問: 自身の中では決して維新と親和性の高い立場であるとは考えていないということですか?
回答: 完全に考えていないわけではありません。もちろん、両党を含めて県議会の会派もありますから、いろんな党の政策や主張を取り入れたり参考にすることはよくあります。ただ、特定の党に偏るつもりはありませんでした。例えば、公明党から自転車ヘルメットの提案があれば、それが県民のためになると思えば実施しました。3年前、維新と自民の両方に足をかけた戦略が誤りだったとは思っていません。無所属でいましたから、支援していただけるところはしっかり支援をいただきたいという思いでした。
質問: 文書の件で、選挙に入る中で有権者と直接話す場面があると思います。その際、告発文書の疑惑について問われることもあるでしょうが、これまでと同じように「誹謗中傷性の高い文書であった」といった説明を続けていくということでしょうか?
回答: はい、問われた場合には、自分の考えや主張を伝えるつもりです。内部通報についても、当時の判断は適正であったということを説明します。
質問: 昨日高校生からもらった手紙について、具体的な内容や高校生の所属、人数など教えていただけますか?
回答: 県内の高校生からもらった手紙で、特定されるのは避けたいので詳細は控えますが、手紙の内容としては、知事がこれまでやってきた政策を見ていただいていて、厳しい指摘や批判がある中でも、頑張ってほしいという内容でした。政策について具体的な記述はありませんでしたが、全体的に評価していただいているようでした。
質問: 同義的責任について伺います。今回の一連の問題で非常に重大な結果を招いたわけですが、同義的責任があるのか、ないのか、改めてお聞かせください。
回答: 大きな責任があると感じています。ただ、同義的責任というのは辞職に繋がる言葉であると私は理解していますので、辞職は選択肢としてなかったため、明確には答えていませんが、大きな責任は感じています。
質問: 重大な結果がある中で、なぜ身を引くほどの重さではないとお考えですか?
回答: 非常に重い責任を感じていますし、職員の方が亡くなったことは辛く、悲しいことです。ただ、それでもなお、県政を担うことが私の責任の果たし方であると考えています。
質問: 知事は3年間やってこられた結果、今、民意である県議会の方から「ノー」を突きつけられ、そして政党の方々からもいろいろと言われている中で、ただやりたいというわけではなく、この知事としての仕事をしっかり続けさせていただきたいと思っています。それは何のためかというと、やはり兵庫県のために仕事をし、力を尽くしたいという思いです。知事の座が目的ではありません。何をどのように変えたいのか、具体的に教えていただけますか?
回答: この3年間私がやってきた政策は、県民の皆さんや子供たちに直接応援する政策を中心にしてきました。例えば、県立高校でピアノが修理されたり、今まで行き届かなかった備品の改修が進んでいるという声もあります。そういった県政に変えていきたいと考えています。これは決して道路や箱物を作ることがダメというわけではありませんが、これまでの県政はどちらかというと箱物を作る方向にありました。私が就任した時も、30億円程度の建設計画が多くありましたが、赤字を見越しての計画であり、これは立ち止まって見直すべきだと考えて止めてきました。
質問: 知事がこれまでに進めてこられた行財政改革の面では、テレビなどでのご発言もありましたが、例えばセンチュリーの見直しや給与カットなどで約3400万円ほどの効果が出ている一方で、県庁舎の再整備を凍結して進めたモデルオフィス事業で6000万円ほどの費用がかかっているとのことです。このように、知事が掲げられている改革の効果が正確なのか疑問があるのですが、そのあたりの認識はいかがでしょうか?
回答: 私は行財政改革の効果はあると考えています。センチュリーの見直しも、金額の大小にかかわらずコストカットができたことは大きな成果です。また、モデルオフィスについても、単なる費用ではなく新しい働き方の試行を行い、行政のコスト削減につなげる重要な施策と考えています。県庁舎の移動についても、職員の安全性を守るための必要な措置であり、行財政改革に繋がっていると思っています。
質問: 昨日までテレビ出演や囲み取材を受けられていましたが、県民は不信任決議の後、知事の対応について非常に気にしていたと思います。知事は先ほど辞職と議会解散は選択肢に入っていなかったとおっしゃっていましたが、それを先に示さなかった理由についてお伺いできますか?
回答: 確かに辞職や議会解散は頭になかったのですが、判断するにあたって様々なアドバイスや意見が寄せられてきました。大きな判断ですから、決議の翌日に即座に決断を表明することは難しく、県民の皆さんにご心配をおかけした点は申し訳なく思いますが、しっかりと考える時間が必要でした。
質問: 知事は覚悟が必要だとおっしゃっていましたが、覚悟が定まるまでに一番迷われていた点は何でしょうか?
回答: 出直し選挙に出るかどうかが一番大きな迷いでした。無所属で組織の支援がない中で戦うという覚悟が必要でした。最終的に一人で戦う決断をしましたが、それが自分の中で大切な覚悟だったと思います。
質問: 選挙戦の争点として、文書問題の対応が適切だったかどうかが大きな関心事だと思いますが、知事の中でそれは争点になるとお考えでしょうか?
回答: 文書問題については、これから百条委員会や第三者機関でしっかりと審議されていくことになると思います。私としては、これまでの斎藤県政を続けるかどうかが争点になると考えています。
質問: 争点だと思っています。では、その文書問題への対応については、百条委員会や第三者機関の調査結果を待つべきだというご主張でしょうか?
回答: そうですね。選挙戦の中でそういった指摘もあるかと思いますが、私はやはり一番大きな争点は、斎藤県政を続けるのかどうかという点だと思っています。
質問: 議会に対する思いについてですが、「そこまですることなのか」というご発言がありました。それは何を指しておられるのか、具体的に教えていただけますか?パワハラに関することなのか、文書に触れられた疑惑に関することなのか、公益通報に関する対応についてなのか、ご説明をお願いします。
回答: ここは最終的には議会のご判断なので、重く受け止めなければならないと思っています。現在、百条委員会や第三者機関での調査が進んでいるので、そこの調査をしっかりしていくことが先だと考えていました。不信任というのは非常に重いことですし、今の状況になっていることについては大きな責任を感じていますが、やはりこれまでの3年間の県政の歩みを続けていきたいという思いが強いです。
質問: 議会からは知事の資質に問題があるとして不信任決議の理由に挙げられていましたが、そこは職を辞するべき責任には当たらないとお考えでしょうか?
回答: 自分自身に資質があるかどうかというのは、自分でははっきりと言えない部分もありますが、これまで本当に一生懸命にやってきたという自負があります。議会からの指摘は残念ですが、自分の中では懸命に取り組んできたつもりです。
質問: 職員の信頼回復についてはどのように考えていらっしゃいますか?
回答: 職員との接し方については、日々意識して改めてきました。具体的なアクションとして、感謝の言葉を伝えたり、日常の接し方を見直したりしてきたつもりです。これからも信頼回復に努めていきたいと思います。
質問: 全体として、今回の事態に至ったことへの反省点は何かありますか?
回答: 私自身、3年間の中で自らの言動に慢心や驕りがあったことを反省しなければならないと思っています。これは非常に申し訳ないと感じています。
質問: 今後の予定について教えてください。
回答: 30日までは知事の職にありますので、その間にやるべきことを行っていきます。具体的な予定はまだ決まっていませんが、土日も含めて状況を見ながら考えていきます。
質問: 元県民局長の個人情報を広めた井本元総務部長の調査はどうなっていますか?
回答: 現在、人事課で準備を進めていると聞いています。しっかり調査すべきだと思っていますが、調査の進め方については人事課が対応しているところです。
質問: 最後に、今回の出直し選挙の大義は何でしょうか?
回答: 確かに文書問題により混乱が生じ、責任を感じていますが、これまでの3年間の県政を続け、特に若い世代に向けた投資を強化していきたいという思いがあります。これからも改革を進め、県民の皆さんにとって必要な施策を続けていきたいです。
質問: 「させてほしい」ということが私にとっての大きな大義だと思っています。ありがとうございます。今回の会見でも、何度も記者の方から、知事にとっての結果責任、政治責任、動議的責任をうまく使い分けていると感じるのですが、維新の方からの主張、つまり自身の言動を反省した上で、辞職したり、失職を選んで出直し選挙に臨むべきだ、そしてその前提として自身の言動をしっかり反省すべきだという意見を、うまく取り入れているという理解でよろしいでしょうか?
回答: 私は、特に維新の会の皆さんの主張を取り入れているということはありません。自分自身で考えて判断しています。大きな責任が私にあるとは思いますが、先ほどの質問に答えた通り、改革や新しい県政、兵庫を作っていくという大義を抱いていますので、そこを県民の皆さんにもう一度支持していただきたいと思っています。
質問: 選挙戦を戦うにあたって具体的に組織が必要だと思いますが、公演会長が辞められたと聞いています。それに変わる方や、選挙の組織をどのように戦っていかれるつもりでしょうか?
回答: 公演会長的な方を置くことは考えていません。今回の選挙は非常に厳しいものになると思います。私は元々組織も持っていませんし、元公務員ですので政治家から知事になったわけではありません。まずは一人からのスタートになります。私の考えに共鳴していただける方がいれば一緒に戦っていきたいと思います。
質問: 先ほども質問がありましたが、高校生からの手紙についてです。その方は18歳以上で、選挙権を持っている方でしょうか?知事のお知り合いの方ですか?
回答: 全く知り合いではなく、初めてお会いした方です。男性の高校生で、昨日、県庁に来られた際にお会いしました。ぶら下がり取材の後、エレベーターに向かう途中で待っていて手紙を渡されました。
質問: 最後に、県職員に対して再選出馬をどのように説明するのか、挨拶するのかについてお伺いします。特に、今回の一連の問題を通じて職員の方々が大きく傷つけられた事実、犠牲となった職員の方々に対して、知事はどのように向き合い、今後どのような対策を取っていかれるのでしょうか?
回答: 職員の皆さんには本当に感謝の思いがあります。これからも県政を前に進めていくために、引き続き支えていただきたいと考えています。また、傷つけてしまったことや犠牲になった職員の方々に対しても、申し訳ないという思いでいっぱいです。感謝とお詫びの気持ちをしっかりと伝えていきたいと思います。
質問: 知事の責任で県政が停滞している状況がある中で、再出馬していいのかという葛藤は本当に無かったのでしょうか?
回答: 私にもミスがあり、大きな責任を感じています。ですが、3年間の県政の歩みを続けさせていただきたいという強い信念があります。選挙戦は厳しいものになると思いますが、県民の皆さんにその思いを伝えたいと思っています。
質問: 知事の対応に問題がなかったと繰り返しおっしゃっていますが、どこかで選択を誤った部分があるとは思いませんか?例えば、次に同じような告発があった場合、今回と同じ対応をするのでしょうか?
回答: 今回の対応については後から見れば様々な指摘がありますが、その時々で最善の対応をしたつもりです。次に同じようなケースがあった場合、その時の状況に応じてしっかりと判断していく必要があると思っています。制度的な問題としても議論していくことが大事です。
質問: 「じゃないか」という指摘を今頂いていることは分かりますが、私としては、一つ一つの対応は日々こういった会見も含めてやらせていただいていると思っています。ということは、現在のような事態になっているのは、知事としてなぜこのような状態になっているのか理解できないと言えるのではないでしょうか?
回答: 私としては、県として日々対応を積み重ねてきました。今回の対応は法的にも手続き的にもきちんと行ってきたという自負があります。その結果として、現在のような状況に至ったことは非常に大きな責任を感じています。
質問: すみません、最後にもう一つだけ伺います。同じ質問で申し訳ないのですが、今回の不信任決議が可決されるに至ったこのような事態に、どうしたらならなかったとお考えですか?
回答: 今回のような結果になってしまったことについて、「あの時こうすればよかった」と振り返るのは難しいと思います。結果としてこうなったことは受け止めなければならないですし、それが私の結果責任です。県としての対応は一つ一つ積み重ねてきたという思いは、今でも変わりません。
質問: ありがとうございます。すみません、もう少しお時間をいただけませんか?今からまたテレビの生出演ですか?この会見は短すぎるのではないでしょうか。定例会見は3時間もやっているのに、これはもう少し長くてもいいのではないですか。予定があるのですか?先ほどの会見は17分で切りましたよね。テレビにはたっぷり出演しているのに、会見は短く切り上げるのですか?もっと長くやるべきではないでしょうか。まだ質問がある人もたくさんいますし、説明責任が果たされていないのではないですか?テレビ出演ばかりを優先しているように見えます。これはまた差別的な対応ではありませんか?