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減速する生き方
mae3は「のんびりしてますね」と言われます
予見されるトラブル対応や、
緊急事態でも、なぜか落ち着いてしまいます。
クイックレスポンス
高速PDCA
成長を加速させる!
爆速
なにぶん、仕事においては、
いや昨今のVUCAと言われる予測不可能な
時代においてはスピードが命。
夢のリニアモーターは、時速500kmを超え、
スピードが速いものは、万人に喜ばれます。
バスケットボールNBAプレイヤーで、若くから大活躍するスロベニアの選手がいます。
昨年のバスケW杯でも日本vsスロベニア戦で
出場していたのでご記憶の方もいるかもしれません
その名は、ドンチッチ。
そのドンチッチにまつわる興味深い
記事がありました。
ドンチッチの加速力、トップスピード、ジャンプ力はNBAでは平均程度だったものの、「減速力」というカテゴリーにおいては、上位10%以内との数値が出たのだ。つまり、ドンチッチはトップスピードの状態からより速くストップできるということである。これはディフェンダーが体感する「キレ」と同義であり、ドンチッチがオフェンスでしっかり相手を抜けるということが定量的に証明されたのだ。
「減速力」
スポーツといえば、スピード全て、
スピード勝負だと思いますが、まちがいなく。
より速く、ストップ、に価値があるとはー。
びっくり、ドンチッチ。
科学的に証明したくなるくらい
魅力的なのです。
最近、身近にステージ4の癌を患っている
ことがわかり、癌について考えることが
増えました。
癌は、発生自体は全治の自己細胞なのです。
だから、叩きつぶすとか
放射線で焼き殺すとか闘病とか、
そういう考え方は基本的にどこか
ズレているとぼくは思う。
癌は悲鳴をあげながら暴走している
哀れな細胞です。
誰か止めてくれ、と叫びながら突っ走っている。
知らなかったです。
必要になのは、細胞のは暴走を制御し、コントロールしていく力、
減速させる力です。
減速力。
スピードを、あえてころすように。
征圧するのではなく、救うことで治していくという発想だと思うのです。
ライバルを倒す
スピードと力でねじふせる
マウントする
じゃない。
下山と言われると、なんとなく力が抜けるようだけれど、むしろ、いままで以上に神経を張り詰め、技術の粋を尽くして下山したいかなかければいけないのです。
またまた話は変わりますが。
すいません。
下山ほど、減速力。
ほってたら、足がからまるくらいに、
どんどん加速します。
富士山に登ったとき、
上りより下の方がこわく、ハラハラして
しんどかった。
いかに、力と心をコントロールするか。
スピードを、ころすか。
42歳で下山、というと
叱られるかもしれませんが、体力気力を
30代のころより感じずにいられないいま。
世の中の変化がはげしいいま。
もっと成長していたいいま。
だからこそ、減速を。
日本は峠を越えたのです。
そして峠を越そうとするひとりひとりの個人もまた、
減速し制御しながら下山するということについて、考えていかなければならないと思うのです。
書くことは、加速ではなく、減速な気がします
ある瞬間、筆が進み書き散らすときがありますがそれはそれでいいけれど、
ときに、だから、筆を置く。
見渡す。減速する。生きる。
新幹線だと刹那にすぎる景色も、
歩いているとみえる美しい景色を、
見落とさないように、書いては、生きていく。
きょうもお読みいただき
ありがとうございます。
きょうは月がきれい。
減速するのもいいけど、
沈みゆく瞬間のふしぎな、加速する月も
すきです。