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期待外れでも怒らない


怒る条件さえ揃っていれば、たとえ相手が誰であろうと、どんな状況であろうと、あなたは堂々と怒りを露わにしていいのです(堂々と怒る方法は第2章でお話します)。しかし、条件が揃っていない時に怒ってしまうと、不利な状況に陥りストレスの元になります。それでは、怒る条件とはなにか?

『「怒らない」選択法、「怒る」技術』
苫米地英人

怒りを抑えるべきだ、みたいに自分で自分に
刷り込んでは我慢してきたので、
「堂々と怒りを露にしていい」と言われると
びっくりします。

怒る条件、なんて普段考えないし、
怒る人に接すると、条件なんてなくて、
条件反射のように怒りはるんですよね。

あ、でも条件反射とゆってる時点で、
条件があるんだ。

通常、事態が思惑どおりに進んでいる時に怒る人はいません。それどころか、歓迎すべき状態であるほうが多いでしょう。ということは、事態が予想どおりに動いたら、喜ばしい出来事のはずなのです。たとえそれが自分にとって好ましくないことであっても、それが予想どおりであれば、「やっぱりそうきたか。Aさんならそうすると思っていたけどな」で済むはずです。さらにのちほどお話する堂々と怒る方法を身に付ければ余裕も生まれ、Aさんのダーティぶりを楽しむことすらできたかもしれません。「なんて、醜いんだ、この人は。ある意味見事!」といったふうに、です。

同上

「予想どおり」のことは案外多くて、
やっぱりそうきたか、ということもまま多くて
でも、やっぱりそうきたか、
の時にも怒りの感情をもってたけど、
そこは持つ必要はなくて。
むしろ、「お見事!」と喜べる方が
楽だし大人です。

恐れることは、ない。

であるのに、なぜ、多くの人は間違って怒ってしまうのか?もう一度、胸に手を当てて考えてみてください。あなたは上司や同僚などに過剰な期待をしていませんでしたか?上司であれば、部下の失敗をかばうのが当然。同僚ならば、助け合うのが当然。部下ならば自分のいうことに従うのが当然。心のどこかで、そんな決めつけがあったのではないでしょうか?

同上

過剰な期待、上司にしてました。
同僚や、メンバーにも過剰な期待を。

決めつけてました。

決めつけて、勝手に怒って、
勝手にしんどくなってたのは、
自分なのでした。ちゃんちゃん。


間違った怒りが湧き上がってしまった時、私たちは大抵、“予想”ではなく、“期待”を抱いています。予想とは相手や仕事の状況を加味した上での分析ですが、期待は自分自身の希望的観測であり、ひと言でいえば”自分勝手な妄想”です。妄想で怒ってしまったら、良い結果など出るわけがありません。つまり、“予想外”ではなく、"期待外れ”で怒ってしまった時が間違った怒りとなるのです。では、どうすれば、“期待外れの怒り”とおさばらできるのでしょうか?

同上

はい、妄想でした。
妄想したら、もう、そうだ、と決めつけてる。

そして希望的観測であって、
失望的観測ではなくて、
勝手に希望のレベルを上げといて、
失望の沸点を下げてただけ、なんですねえ。

ごめん!て気持ちです。

それは、怒鳴り散らしていることだけが情動が暴走している状態だと思い込んでいることです。典型的な情動の暴走にはもうひとつあるのに、そちらのほうはわりと無頓着になっているので注意が必要です。では、そのもうひとつの典型的な情動の暴走とはなんでしょうか?
それは「怒ることに恐怖心を抱くこと」なのです。

同上

無頓着でした。
怒ることに恐怖心を抱いてました。
相手への恐怖心ではなく、
自分への恐怖心でした。

その恐怖心は、偽りの自分を
知らず知らずにつくってたんですね。

相手の言葉を真摯に受け止めて、どう感じたか、そして、間違っていると感じたら、どこがどう間違っており、どう修正すべきかまでをしっかり伝えることで、自分の怒りの感情は解消され、相手と真正面から対峙することができます。詳しいメソッドは次章に譲りますが、結局、正しく怒るとは心の底から正直になることでもあるのです。

同上

正しく怒るとは、心の底から正直になること。


さて、一旦怒ると決めたら、絶対に相手に勝つことだけを考えてください。勝つとは、あなたの心が満足すること。最低限、やられたことはやり返して、フィフティ・フィフティにすることです。これ以外の答えはないと心の底から理解しておきましょう。
怒るのが怖い人は、実際に怒ったことがほとんどありません。ですから、怒ったことによってなにが現実的に起こるのか、よく知りません。知らないのに恐怖するというのは、自分が作った妄想におびえていることになります。
IQが下がると、妄想も暴走するのです。そして、必要以上に相手を恐怖し、恐れなくなってしまうのです。
興奮し過ぎることも、恐怖し過ぎることも、その原因はともにIQが下がって
いることから発生していたのです

同上

勝ち負けではないけど、勝ち負けで。
それは、自分の心が満足すること。
と思えば、勝ち負けでいいんだなあ。

はい、怒るのが怖い人です。
怒ったことが、ありません。
なにが起こるか知らないのに恐怖して、
妄想してましたわたし。

怒ることに、怯えない。

IQが下がってることにメタ認知して気づくこと

あ、いま熱出てるし、きょうは休もう、と、
体温計ではかるかのように、
自分の現在地を知っておくこと。

自分に勝つことで、正しく怒れる。
それは、喜怒哀楽の怒だけではなく、
喜哀楽においても、同じなんですねきっと。

喜べる自分に。
たとえ期待を上回らなくても。
自分に対して過剰な期待はしない。
哀しみも楽しみも、
「予想外」のときこそ冷静に、
自分を見つめるチャンス。
自分と向き合うチャンス。


今日もお付き合いくださり
ありがとうございます。

きょうよかったこと3つ
・うれしいことをうれしいと言えた
・ダメ元で、ゆってみたらダメでなかった
・怒ってみた




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