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noteは肉筆 〜「いい音がする文章」より〜

では、どんな文章に惹かれますか。あの人のあの小説、あの曲の歌詞、あのライターさんの記事、知らない誰かのSNSの言葉で元気をもらったり、何気ない
LINEのやりとりで気持ちが和らいだりしているかもしれません。

『いい音がする文章
〜あなたの感性が爆発する書き方〜』
高橋久美子

わたしが惹かれる文章は、
この著書の編集者の今野さんの言葉とー。


高橋久美子さんの歌詞です。
元チャットモンチー、ドラマーで
本著者であり作詞家でもある高橋さんの歌詞。
チャットモンチーは私の二度目の青春です。
サラバ青春、からの再びの。

大きく口を開いて 仕上げのブラシを
膝枕に頭乗せて 見上げるのが好きだった

『親知らず』チャットモンチー
作詞 高橋久美子 作曲 橋本絵莉子

いい音がします。
絵が浮かぶだけでなく、音や香りまでします

3月に親知らずを抜くことにしたんですが、
「親知らず」とは誰が名づけたのか、
耳の裏に親の足音が聞こえるから不思議です。


肉筆の手紙はもう書かないかもしれないけれど、きっと相手の顔を想像しながら、書いては消し、消しては書きながらメールやSNSの文を模索しているでしょう。人間の真ん中の部分はずっと昔から変わっちゃいないんだと思います。

『いい音がする文章
〜あなたの感性が爆発する書き方〜』
高橋久美子

「肉筆の手紙」って初めて聞いたのに、
初めてなのに、手触り感があります。
また、高橋さんの言葉に音がします。

そうしてまた、
「肉声」という響きが愛おしくなりました。
さいきんはAIのナレーションとか音声案内を
聞くことが増えたからかな。


私も小1の段階で新学期初日の朝日を見た人でした

『いい音がする文章
〜あなたの感性が爆発する書き方〜』
高橋久美子


何を言わんとしてこの一文かー
はぜひ著者をお読みいただければー。
と思いますが、
すずめチュンチュン聞こえてくる。

同じ表現でも、絵画や音楽と違って、言葉は意味が先行します

『いい音がする文章
〜あなたの感性が爆発する書き方〜』
高橋久美子

「言葉は意味が先行する」
ほんとだ。
だから、音をつけたい。色をつけたい。
絵をつけたい。
音のない分はさみしい。

言葉の距離感は心の距離感なんだと思う。甥っ子が自分の言葉で話せる人が家族以外に現れたなら、それがきっと親友になる人だ。

『いい音がする文章
〜あなたの感性が爆発する書き方〜』
高橋久美子

と、書いてたら、FM802から
チャットモンチーが流れてきた。
「親知らず」だった。
奇跡のようなハーモニーに、鳥肌だった。
きょうは、「いい歯」の日らしい。

一言で言って、好きな本です。
好きな編集者の今野さん、
好きな高橋さんの歌詞、チャットモンチー。

奏でられました。

続きが楽しみです。
なんて音を出させてもらえる
noteは肉筆ですね。肉文です。

かっこいい音がする

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