人参パン
色鮮やかな人参
2月下旬、お隣のおばちゃんからとても色鮮やかな人参をいただいた。
自分が作った人参とは色が全然違う。
とってもとっても綺麗で、店頭に並んでいる物と同等な程鮮やかなオレンジ色をした人参。
とりあえず、下ろしたくなった。
あまりにも生き生きしたオレンジ色だったので、どうしてもお菓子かパン作りに使用したい!そう、思った。
通常は面倒くさくて"下ろす"作業なんてそうそうしようとは思わない。
なので、したくなったらしておく。
いつお菓子を作るか?パンを作るか?予定なんてなくてもしておく。
冷蔵庫を開ける度に「輝くオレンジの下ろし人参」が目に留まるも、なかなか使用せず時間だけが過ぎて行った。
そして、2週間近く下ろしたまま冷蔵庫で寝ることとなった人参。
パン作り
3月中旬、時が来た。
というか、そろそろ真剣に「下ろし人参」と向き合う時が来た。
下ろしてから2週間近く経過していたにも関わらず、腐る事なく人参の香りのままだった。
自分で放置しておきながら少々驚いたものの、時季が時季だけにまだ寒さのある時だったのでセーフだったのだと思う。
夏場なら、庫内だろうと1週間もせずにOUTだ。
せっかくいただいた綺麗な人参。
きちんと頂かねば、罰が当たる。
人参の葉と一緒にパン作りに使用する事にした。
生地に「下ろし人参」と人参の葉を刻んだものを混ぜ込み製作。
1次発酵は問題なし。
順調、順調。
2次発酵は冷蔵庫で、翌日焼成へ。
完成品
焼き温度が少し低かったかな、とか思ったりした。
そんな「人参パン」
いや、ちょっと冷蔵庫での低温発酵がいまいちだった気が…しなくもない。
冷蔵庫から出して、もう少しよく膨らんでから焼成すればよりGoodだったかもしれん。
とか思いつつも、まあ前みたいに中が生焼けとかではなかったので良しとした。
味的には、美味しかった。
レンチンでも、グリルでこんがり焼いても。
ただ、思っていた程「人参」の味も匂いもしなかった記憶。
まあ、子供が食べるのであればその方が食しやすいかも。
自分的にもあんまり「人参臭くない」方が好みなので、それは良かったのかもしれない。
反省点
毎度同じ反省をしている様に思うけど、やっぱりパン作りの「発酵」の工程はとても大事だと再認識。
あれもこれもしながらのパン作りは、余程計画的に行動をしないとどれかが疎かになってしまう。
そして、何故か急いで焼成へと進めてしまう。
次回からは、きちんと「発酵」を済ませてから次工程へ!!
何を今更当たり前の事を・・・と思ってしまうが、最近は少々パン作りを軽視していた感が否めない。
ちょいとここらで初心に戻り、1工程1工程丁寧に仕上げていこう。
そう思うのでした。
何事も、本当に「初心忘るべからず」ですね。
肝に銘じるというか「初心忘るべからず」を忘れぬ様、念じなければ!
次こそは。