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(野菜の栽培記録)2023年〜人参編〜
初挑戦その4
子供の頃は嫌いだった野菜、人参。
今では、どちらかと言うと“好き”な部類に入るが味が“好き”というのではなく、とにかく玉ねぎ同様に料理に必ず使用するから“必要”な野菜と言った方が正しい。
どんな料理にも使う事が可能で彩りとしても、抜群だ。
もちろん、お菓子やパン作りにだって使用できる優れもの。
と言うことで、人参も玉ねぎ同様に自分にとっては欠かせない食材である野菜の1つなので栽培する事にした。
人参
5月に入り、まずはタネを購入。
色んな品種や種類があり、ほぼ知識がなく目的の品種があるわけでもないタネ選びで、まず迷った。どうやら「五寸人参」というのがメジャーで育てやすそうだったのでそれを1種と、プランター栽培が可能な品種を1つ選んだ。
そういえば、いつも自分が店で購入していた人参がどんな種類なのか気にした事なかったな。
そして5月下旬、ニンニク跡地に種まき。
人参は発芽させるのが難しいと言われている様で、とにかく種まき後は乾燥しない様に1週間程水やりを続け、その後は雨に任せ発芽をただひたすら待った。
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6月下旬:中下旬に間引き・中央土解し(酸素取入れ)
どうにか発芽が成功し、順調に成長もできている様子。
人参は、品種にもよるがタネを植えてからおおよそ4ヶ月程で収穫となるらしい。
7月下旬で、種まきから2ヶ月経過。収穫まで後2ヶ月程なので、9月下旬頃かな。
上部左画像の棒より奥が、プランター栽培人参。成長も発芽も少々遅い。
上部の葉はこんなにも生い茂っているのに、後2ヶ月。先が長く感じた。
そして、間引きという作業が地味にしんどかった。
<間引きとは>
作業
・発芽後成長を見ながら密集している箇所から育ちの良いものを残し、それ以外を取除きながら適切な株間を確保していく
理由
・日当たりを良くし、肥料不足等を防ぐため
以前、人参の“間引き作業”についてテントウ虫の話と共に投稿したので、こちらで作業のしんどさが如何程かご確認いただきたい。
そう言えば、間引いた人参を使用した料理とちょいとした話も投稿していたのでご紹介。
6月下旬に発見した害虫、アブラムシ。
特に人参に大きな被害はなかった様に感じたが、お隣さんのシシトウには被害が出た。それ以来、てんとう虫を発見すると癒やされるよりも先に、アブラムシが気になってしまう様になった。
7月は特にこれといった作業もせず、8月初旬に1本試し抜き。
まだまだ、人参と言える状態に在らず。
その後は、定期的に間引きをしながら草取りと中耕(土解し)作業。
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中央:なんと、実に栄養が行かず花茎となった様子
右:試し掘りで様々な形の人参を収穫
中央画像の人参は、台風の強風・豪雨に当たり早く子孫を残そうとしたのだろうか?この1本だけぐんぐん伸び、上部には小さな白い花が咲こうとしていた。
ただ、この時の自分にはそれが「花茎」(実ではなく花をつける)などと言うはっきりした知識がなく、どうしたんだろうか?で、終了した。
試し掘り2度目。
今度は選んだ物が良かったのか?結構良い状態の人参と言える程の大きさになっている物を収穫できた。
それでも、全てが全て良い形ではなくやはり小さい物や短い物など様々で、一定の大きさではなかった。
味に関しては甘いなどとは程遠いが、自分好みの昔ながらの「土くさい人参」といった味がした。
悲劇
そして、8月も下旬。
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もうこの日(8/22)は、畑に行って愕然としましたね。被害の多さに。
もちろん、真っ先に目を引いたのが人参。
人参は葉を主に食されていて、土中の本体である実の被害が少なかったのでまだ良かった気がした。
この日数本収穫したが、今後葉なしの人参が成長できるのか不安でしかなかった。
圃場周りのネット柵が、全然役に立っていない。
野菜の栽培方法を知ることも大切だが、作物を守る方法も同時に知る必要がある。
そう、思いはしたが余裕はなかった。
この1年で、1番やる気が失せた日かもしれない。
ちょっと、笑いが込み上げるくらい投げやりになりそうになった日でもあった。
でも、落ち込んだからといって何も状況は変わらないのだから仕方ない。
人参含め、全ての作物の今後を見守りながら作業をこなしていくしかない。
そう思い、この日はできる作業を行なった。
そして、思った。(シカって、人参の葉好きなんだ。へーー)
まだまだ
そして、9月。
収穫時期とされる9月末を待たずして、収穫。
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9月初旬:1番良い形が多かった気がする(ここが収穫時期だったのかも?)
9月末:収穫時期と思い収穫したが、もう酷い状態の物多め
10月初旬:驚きません?この葉の復活に。これが野菜の生命力の強さ。
葉がないのでこれ以上の成長は無理かもしれないと思い、早めに収穫した初旬。
もうこの頃、2種類の人参の種まきをした事をすっかり忘れていた。
そして、途中途中の間引き作業で取り除いた人参を、近くの空きスペースへ移植とかして遊んでいた。(スイカやナスの付近など)
変形や二股どころか三股・四股となった人参。
土作りがまだまだ出来ていない、完成していない証拠だろう。
人参作りも、失敗とまではいかないが成功とは言えない。そんな結果となった。
そして、ラスト。
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葉の食害に遭い土中に埋まっていた人参(左)と、確かナスの近くの空きスペースへ植えていた人参(葉ばっかり成長したやつ)
何とも極端な成長ぶり。
綺麗な形よりも、それ以外が半分以上を占めていた様に思う。
とてもじゃないが、店で売っている様な艶やかでふっくらした太さのある良い人参にはお目にかかれなかった。
それでも、収穫した中で綺麗な物をお裾分けできたので良かったかもしれない。味に関しては、一応あげる前に一言「甘くはないし、土くさい味」とはお伝えしておいた。
自分の中で、玉ねぎと人参だけは常備野菜としてマスターしたいので、必ず再チャレンジというか毎年栽培決定品!
めげずに栽培継続していきます。
そしていつか、自信を持って紹介できる自分好みの人参を育て上げたいです。
いや、育て上げます。
乞うご期待。