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ポルトガルひとり旅 -ポルトからコインブラへ-

コインブラは、ひとり旅をするにはとても居心地の良い街。

ポルトのカンパーニャ駅から電車に揺られて一時間半。
リスボン、ポルトに次ぐ第三の都市と呼ばれているけれど、コインブラの街はこじんまりとしている。観光客もそこまで多くないゆったりとした雰囲気のおかげで、肩肘張らずに等身大のひとり旅ができるような、電車を降りた時からそんな予感のする街。

今日は、そんなひとり旅ののんびりした1日のことを綴っていきたい。

-訪れた場所-
・ヴェルデ・ド・モンデゴ公園
・建築家アルヴァロ・シザのパヴィリオン
・Airbnbで見つけたアパート
・地元の小さなポルトガル料理レストラン

コインブラ駅の駅舎

ヴェルデ・ド・モンデゴ公園


駅を出て街歩きを楽しみつつ、ランチを食べた後は、川沿いにあるヴェルデ・ド・モンテゴ公園を散歩。天気予報では雨の予報だったけど、運よく晴れてきて、久々に気持ちいい散歩ができた。コインブラのモンデゴ川沿いは、ポルトのドウロ川とはまた少し違って水辺が近く、緑も多い。人もまばらで、のんびりとした雰囲気が漂っている。

ヴェルデ・ド・モンデゴ公園


建築家アルヴァロ・シザのパヴィリオン


公園には、ポルトガルの世界的建築家アルヴァロ・シザが、2000年のハノーファー万博のために設計したパビリオンがあるので、せっかくなので、見に行くことに。残念ながら中には入ることが出来なかったけど、コンサートのリハーサルをしているようで、建物の外まで聞こえてくるヴァイオリンの音色が心地良かった。

ハノーファー万博のポルトガル館

外壁はポルトガルの伝統的な建物でお馴染みのタイルと、ライムストーンやコルクといった自然素材で出来ていて、ポルトガルの文化が反映されている。特にコルクは、100%リサイクル可能で、断熱性や防音性に優れ、ポルトガルが生産量一位を誇るエコでナチュラルな素材。モダンなデザインの中にポルトガルの伝統を受け継ぐ、静かだけどブレのない、そんな建物。今度来たときは中にも入りたいな。

コルクの外壁


Airbnbで見つけたアパート


今日の宿泊先は、街の中心地にあるAir bnbで見つけたアパート。窓の外は、オレンジ色のタイルの屋根が見えて、これぞポルトガルの街、というような景色が広がっていた。


地元の小さなポルトガル料理レストラン


夜ご飯を食べに、アパートのオーナーおすすめの街の小さなレストラン "Sete restaurante" へ。イワシの春巻が添えられたリゾットは、少しスパイシーだけどとても美味しくて、お店の人もとても親切で雰囲気も良かった。一緒に注文したパイナップルジュースも香りがよく、一人だけどおいしく楽しい時間を過ごせて大満足。

予想以上にゆったりした時間の流れが心地よかったので、明日の街歩きもきっと楽しいだろうな…と思いながら、1日を終えてアパートへ。

明日も晴れますように…。

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