Akari Nakanishi | 暮らしと建築、ときどき旅行

ポルトガル🇵🇹で”サスティナビリティ”の視点から建築を学んでいます | ポルトでの暮らし•建築•心地良い衣食住や、好きなものについて、自由に綴ります | 旅、料理、本、雑貨、歴史と地理が好き | 一級建築士

Akari Nakanishi | 暮らしと建築、ときどき旅行

ポルトガル🇵🇹で”サスティナビリティ”の視点から建築を学んでいます | ポルトでの暮らし•建築•心地良い衣食住や、好きなものについて、自由に綴ります | 旅、料理、本、雑貨、歴史と地理が好き | 一級建築士

最近の記事

ポルトガルひとり旅 -モンテモール・オ・ヴェーリョ-

休日に自転車を借りて、近くのモンテモールという町に出かけた。キンタから自転車に乗り、丘を超え川を渡って、だだっ広い田んぼの中にある大きな一直線の道路を進むこと約40分。丘の上に中世のお城の遺跡が残る、小さな町が見えてくる。川を渡ると、中世にタイムスリップしたような、静かで素朴な町があった。 中世の要塞 丘の上にあるお城は公園のようになっていて、誰でも自由に入って散策することができる。お城までは、街の中にあるエスカレーターで登ることができるけど、この日は、登り始めた最初のエ

    • ポルトガルでの田舎暮らし#2 -畑仕事-

      Brunhós村のエコファームでの2ヶ月半の生活が、あれよあれよという間に過ぎて行き、先日ポルトに帰ってきた。 自然に囲まれた環境で、朝から畑を耕し、鶏に餌をやり、育てた野菜を食べて、とっても充実した毎日を送っていたけれど、それをnoteに書き綴る体力が残っていなかったのが、唯一の心残り。ポルトに帰ってきてひと段落したので、2ヶ月半の記憶を辿りながら、また少しづつnoteを書き綴っていきたいな、と思う。 野菜を育てて、食べること ずっと日本の都会で生活してきた私にとって

      • ポルトガルの田舎でのオーガニックな暮らし

        先週から、ポルトでの都会的な生活に一旦区切りをつけて、ポルトガル中部にある小さな村”Brunhós村”の外れにあるエコファーム”Quinta de são mateus”に滞在している。 2週間ほど前にコインブラを旅した後、このエコファームのゲストハウスを訪れたのだけど、美しい自然とのどかな時間の流れがあまりにも心地よくて、一瞬にしてこの場所が大好きになってしまったことがきっかけ。オーナーのアニュータさんにお願いして、ここにしばらく滞在して畑仕事やオーガニックな暮らしを学ば

        • キノコと建築 -オーガニックな建築材”マイセリウム•ブリック”について-

          最近、キノコにはまっている。 正確に言うと、キノコを構成する”菌糸”が、知れば知るほど奥が深くて面白い。そして、サスティナブルな材料として建築やファッションなど色々な分野で注目を集めている。 題名にある“マイセリウム”とは、菌糸が集まってできた”菌糸体”のこと。これを使って服に使う布のような生地から、建築に使うようなボードやブロック型のものなど、様々な形を作ることができるため、建築資材のみならず、レザーやプラスチックの代替材料となるオーガニックでサスティナブルな素材として

          ポルトガルひとり旅 -コインブラ旧カテドラルと植物園-

          最近、コインブラの事ばかり書いているけれど、コインブラ滞在が予想以上に楽しかったので、心に残った場所を書き留めておきたいと思う。 通常なら一日あれば街を楽しむのに十分だと思うけど、結局、コインブラには3日間滞在した。充分すぎるぐらいにスローペースで。 旧カテドラルコインブラ旧大聖堂は、市街地のFerreira Bogres通りから、細い坂道や階段を登っていった先にある。小さな広場に出ると、目の前にポルトガルではお馴染みのライムストーンの外壁がどーんと見えてくる。 初代ポ

          ポルトガルひとり旅 -コインブラ旧カテドラルと植物園-

          ポルトガルひとり旅 -コインブラの街歩き-

          コインブラの街は、モンデゴ川沿いの小高い丘に、建物がぎゅっと集まってできている。ポルトよりも坂道は急で道幅も狭く迷路のようだけど、探検しているようなワクワクする感覚で街歩きが楽しめるのも、コインブラの魅力の一つ。 今日はそんなコインブラの街並みや、訪れた修道院について書きたいと思う。 旧市街地コインブラの建物は、ポルトではお馴染みのタイルで装飾された建物は多くなく、ほとんどがシンプルな塗壁。ピンクや黄色、水色で塗られた建物もあるけれど、淡い色が比較的多いから、街全体として

          ポルトガルひとり旅 -コインブラの街歩き-

          ポルトガルひとり旅 -ポルトからコインブラへ-

          コインブラは、ひとり旅をするにはとても居心地の良い街。 ポルトのカンパーニャ駅から電車に揺られて一時間半。 リスボン、ポルトに次ぐ第三の都市と呼ばれているけれど、コインブラの街はこじんまりとしている。観光客もそこまで多くないゆったりとした雰囲気のおかげで、肩肘張らずに等身大のひとり旅ができるような、電車を降りた時からそんな予感のする街。 今日は、そんなひとり旅ののんびりした1日のことを綴っていきたい。 ヴェルデ・ド・モンデゴ公園 駅を出て街歩きを楽しみつつ、ランチを食べ

          ポルトガルひとり旅 -ポルトからコインブラへ-

          引っ越しの朝 【ポルトの暮らし】

          今日は、ポルトに来てしばらくの間滞在していたアパートからの引っ越しの日。 引っ越すと言っても、次の住まいは今のアパートから歩いて5分ぐらいのところにあるので、新しい街に行く時のような高揚感はあまりないれど、新しい部屋はどんな感じだろうとか、ハウスメイトはどんな人だろうとか、少しのドキドキとワクワクでいつもより少し早めに目が覚めてしまいました。 それと同時に、明るくて心地良い今の部屋と、オーナーやハウスメイトと離れることへの寂しさも感じた朝。窓の外にはまだ薄暗い空が見えまし

          引っ越しの朝 【ポルトの暮らし】

          はじめまして。

          Akari Nakanishiと申します。 以前から始めてみたいと思っていたnoteに初投稿します。 2022年は私にとって30歳になる年です。 20代も残り半年を切った今、30歳となる新たなスタートへ向けて、今まで自分の頭の中だけにあったもの、日々の生活で感じたり考えたりしていることなど、記録として残すことで少しでも多くの人と共有できたら素敵だなと思い、noteを始めてみました。 このnoteでは、主に、私の職業でもある(現在は再び勉強中!)建築やデザインにまつわる