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誰がわたしの心の傷に寄り添うのか…。vol.2


2.日曜日に夫が土下座~

・その詳細…想像の斜め上↗↗↗

6月のとある日曜日の朝。
それは九時半頃だった。突然、単身赴任中の夫が帰宅した。
朝食準備をしていた次女を部屋に戻し、私に向き合い、座り、
「すみませんでした!」と、頭を下げた。
この光景は正直見たことがある。三度目だろうか。
(またやったかー。)これからの展開はうすうす想像できる。

「前の職場のパートさんと外出していたことが、その旦那さんに見つかって、これから隣県に謝罪に行くことになった。一緒に来てほしい。」

えーーーーーーーーーーっ!!!
想像の斜め上をいっていた。しあさってのそのうしろ?ぐらいの。
変化球?いつものパターンではなかった。
ついに行くところまで行ったのか…。
この展開は予想してなかったわい。
ん?しかし、なぜ私がその謝罪に同伴する必要があるのだ?速攻思った。

「えーっと。それ、わたしとは全く関係ないよね?」速攻応えた。
「はい。」夫はこたえた。
夫もわかってるんかーい!
じゃあ言うなよ!!頼むんじゃないよ!!!正直そう思った。
本当は二人娘と買い物に行く予定だったが、朝から頭痛がありこれから寝ようと思っていたこと、行くなら一人で行ってくれということ、
そして、その相手の夫婦とは全く関わりたくない、なんなら話もききたくないことを伝えた。

だが、夫は事情の説明を続けてきた。
まず最初に、その元同僚とはお互い全く恋愛感情もなく、不貞行為とよばれることは一切ないと言い切った。
そして、元同僚の夫はモラハラ男であり、仕事の相談なども含めてSNSで話をきいているうちに会うようになっていたと。
そのモラハラ男は三年間の単身赴任を終え、この春戻ってきたところ、妻のそっけない態度を日々感じていて、ある日妻が友達と出かけるという様子に違和感を感じたので、車で尾行していったという。そこで我が夫と会っていることが発覚し、大変激怒しておられる…ということだった。

驚いたのが、そのことが発覚したのが一か月以上前だということだった。
そりゃぁ モラハラ男も怒るだろうよ!
早く行って殴られて来い!
ほんとに関わりたくないわぁ~。
だが事情説明は、まだまだ続くのであった…。

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