チャールズ・ゴーレンがドジャースの選手とコントラクトブリッジをしたことがあるって本当?という話
チャールズ・ゴーレンといえば、20世紀中頃に一世を風靡し「ミスター・ブリッジ」と呼ばれる名ブリッジプレイヤーですが、ネットサーフィンをしていたところ、以下のゴーレンに関連すると思われる動画を見つけました。
「ポップ・ アーティストのグレン・シアーが描いたチャールズ・ゴーレンとブルックリン・ドジャースの面々(Charles Goren with The Brooklyn Dodgers by Pop Artist Glen Shear)」というタイトルの動画で、音声ではこの絵画の来歴を紹介しています。
それによると、この絵画は「1948年にゴーレンがドジャースのロッカールームでコントラクトブリッジを行った場面」を描いたものだということです。
この絵画の作者はグレン・シアーさんという方で、この作品の正式なタイトルは「A Beautiful Fall-Away」です。自身のウェブサイトでこの絵画の複製を販売しているようです。(下記リンク参照)
また、「ブルックリン・ドジャース」は、現在の「ロサンゼルス・ドジャース」のことで、大谷翔平選手が移籍したことで話題になっているMLBの名門球団です。ドジャースが創設された当時はニューヨークのブルックリンを拠点としていましたが、1958年にロサンゼルスに拠点を移したとのこと。
とても興味深い絵画なので、さらにネットで調査をしたところ、当方と同じような疑問を持って詳細を調べてくれている人のブログを発見しました。こちらのブログ主は熱心なドジャースファンの方のようです。
このブログ記事は2013年に書かれたもので、それによると、この絵画に描かれた出来事についてはアメリカの雑誌『Sports Illustrated』の記事に記述があったようです。ブログ記事ではこの元ネタの記事へリンクがついていましたが、2024年現在ではリンク切れとなっており、詳細がわかりませんでした。ですが、記事の執筆者はJack Olsenという方のようです。この方は『Sports Illustrated』の記者で、ゴーレンの自伝(と思われる)『Bridge is my game』という書籍をゴーレンと共著で出版しているそうです。なので、『Sports Illustrated』のバックナンバーや『Bridge is my game』を参照することができれば、詳細が判明するかもしれません。
今回はここまでしか調べることができませんでしたが、ブリッジ的に興味深い絵画であるということでご紹介しました。作者のグレン・シアーさんはスポーツを題材にした絵画をいろいろと描いている方のようですが、なぜこの題材を選んで作品を制作したのかお聞きしてみたいところです。また、1948年の出来事の詳細についても、いずれ調べてみたいものですが、日本国内で『Sports Illustrated』のバックナンバーを閲覧する手段が欲しいところです(それか、アメリカの図書館まで調べに行くべきか…)。
描かれている内容が分からない人から見てもオシャレな作品だと思うので、ブリッジやドジャースファンの方がいらっしゃったら、ぜひこの絵画の複製を購入してみてはいかがでしょうかーではー。