Webサイトデザインをチェックするときに気をつけること
自社サイトのリニューアルや新しいサービスサイト、ECサイトを立ち上げる際、制作会社やデザイナーからあがってきたデザインを確認するポイントに悩むWeb担当者は多いかと思います。
どの基準が正しいのか、何を確認すべきか迷ったときにスムーズに確認作業を進めるためのチェックポイントを紹介します。
デザインのチェック基準
デザインをチェックする際、まずは競合他社のサイトと見比べてみましょう。その際、テイストが似すぎていないか、インパクトがあるかどうかを客観的に見ることが大切です。しかし、客観的に判断するのは難しいことも多いです。そこで、大きく2つの基準に沿ってチェック項目を確認すると良いでしょう。
サイトの目的に沿ったデザインになっているか
Webデザイン要件を満たすデザインになっているか
サイトの目的に沿ったデザインかどうかの確認
サイトの目的は何でしょうか?商品の購入促進?お問い合わせの増加?
ユーザーのニーズに応えるデザインかどうかを最も重視するべきです。
以下のポイントを確認してみてください。
訴求したい内容(強みなど)が伝わるか
サイトの目的(コンバージョンとなる部分)を達成しやすいか
想定ターゲットが好むデザインかどうか
BtoCの場合:性別、年代、地域、属性、嗜好など
BtoBの場合:業種、職種、役職、地域、属性、嗜好など
会社やブランドのイメージに合っているか
CI(コーポレート・アイデンティティ)に沿っているか
レギュレーションの規定、禁止事項を満たしているか
他の販促物と統一感があるか
ファーストビューで伝えたい内容が伝わるか
重要な要素が含まれているか
一般的に、ユーザーはWebサイトを訪れて約3秒でそのページが自分に必要かどうかを判断します。つまり、ファーストビューでユーザーの心を掴むことが重要です。ファーストビューにはメインビジュアルだけでなく、メニュー、ヘッドコピー、お問い合わせボタンやカートボタンなども含まれるので注意が必要です。
Webデザイン要件を満たしているかの確認
Webデザイン要件の確認は、上記の基準よりも判断がしやすいでしょう。
制作会社が一定のレベルまで確認しているとはいえ、念のため以下のポイントをチェックしましょう。
文章が読みやすいか
文字サイズが適切か
タイトル、見出し、本文の区別がつくか
タイトルが強調されているか
行間が適切か
文字量が適切か
フォントがコンセプトに合っているか
スマートフォンやタブレットに適したデザインか
情報が漏れなく整理されているか(ワイヤーフレームどおりに配置されているか)
情報にたどり着きやすいか
情報が整理され、関連要素がまとまっているか
情報のメリハリがあるか
十分な余白があるか
クリック(タップ)しやすく、分かりやすいか
色を使いすぎていないか
図表で伝えるべきところが図表で表されているか
コンテンツ幅が揃っているか
コンテンツの揃え方が統一されているか(例えば文章は左揃えなど)
デザインに一貫性があるか
デザインルールに従って作られているか(ボタンデザインなどが統一されているか)
デザインが古くさくないか
写真や動画の加工が適切か(解像度の確認、画像が荒くないかなど)
SNSのアイコンが最新のものか
サイトのゴール(目的)が達成しやすいデザインか(お問い合わせ、資料請求、エントリーなど)
faviconがあるか
OGP画像があるか
ウェブクリップアイコンがあるか
404ページのデザインがあるか
まとめ
デザインは人の好みによって意見が分かれやすい部分です。そのため、事前にチェックポイントをしっかり確認しておくことが、スムーズなプロジェクト進行の鍵となります。
ペルソナや目的に沿ったデザインは、サイトとしての価値を高めることができます。判断に迷った場合には、制作会社にデザインの意図を確認することが大切です。ブリッジでは、専属のデザイナーがデザインの意図やコンセプトを説明することができますので、デザインを変えたいサイトなどがありましたら、ブリッジコーポレーションにお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがご担当者様に寄り添ってサポートさせて頂きます。