防災への意識が高まる日 -耳つぼ=防災-
8年前、私はOLをしていた。
上司《とはいえ同じ年の男性(やや頼りなさ系)》が寄ってきたのは14時過ぎ。
『東北で地震があったから、もう少しで帰宅して』
は?東北で地震があって?
九州で早期帰宅するの?
ですよ。
なんのこっちゃですよ…
その後、お茶を飲むため社食に行くと、勤務時間中にもかかわらず大勢がTVを凝視している。
画面の中にはプラモデルのような車が波に翻弄されているのが写り、
次には大きな貨物船が港を越え、人家のある陸に押し流されて上陸した光景だった。
まだまだ情報不足で、
その二つの映像が延々、延々と繰り返されていた。
あまり形容することは誰かの傷を抉ることになるだろう。
みなさまも知った大災害を私がおいそれと語れはしない。
私はその頃、不妊治療中で、切に願った。
『どうか、志半ばで絶えてしまった命のひとつが私のお腹で復活できますように』
その後9ヶ月後に産まれたのが我が子。だから私は我が子と、あの時に消えてしまった命のひとつを育てているという意識で子供を大切に、幸せになるよう願っている。
その後、耳つぼに出会い、生業として、ブライダルの当日、会場で新婦さまに触れたその時。
地震に遭った。熊本、大分震災。
なんと、運命的なんだ。
耳つぼで新婦さまに寄り添いながら、
『大丈夫、大丈夫。』繰り返した。
ちっとも大丈夫ではなく、新婦さまも新郎さまも友人は動かない公共交通機関のため会場に来れるのはほんの一握り。
そして、揺れは小刻みだが続いている。
新婦さまは不安と悲しみで偏頭痛と立ちくらみを起こしたのだ。
無理もない。人生最大の幸せな日を、避けることのできない大きな力でバランスを崩してしまった。
できる限り耳に触れ、気持ちを落ち着けてきたら新婦さまの顔色がパァっと晴れ、気分も持ち直した。
ああ、この仕事はいまこのとき以上の役割を担うことはない。
心から、人生最良の日のサポートのためのブライダル耳つぼジュエリーという武器に感謝した。
地震はさらに『地震酔い』という現象を産み、その地震酔いについても、
耳鳴りの悪化から聴こえの悪くなったという方からも。
大きな反響を得た。
だから私は思うのだ。
耳つぼは、《防災》の1ページに掲載する価値があるのだ。と。
どうやってそこの理解を広げていくかは、これから。
明日は、防災について、防災で耳つぼが果たすべき役割について。
思いを馳せよう。
ブライダル耳つぼジュエリー協会は災害時の症状についてできる限りの現場サポートを約束します。
#bosai
#災害
#311
#東日本大震災
#ブライダル耳つぼジュエリー協会
#耳つぼ
#震災で活用する技術
#セルフケア
#メンタルケア