ブライダルのプロたちへ「一生に一度の人になる」
こんにちは。どなた様も、あなた様も、お疲れさまでございます。
今、ブライダル業界の中には、混沌とした現状があります。何ができるかを、己に問いつづけております。大きな、ブライダル業界という枠の中にて、小さな存在ではありますが、31年間この道だけを歩いてきたので、なにかしらお伝え出来ること、なにかしら役に立てることは在ると存じます。
常日ごろから、思い続けてきたことのひとつを書きます。
ブライダル人生の半ばくらいまで歩いた時、ようやく分かったことです。気づきが遅いのですが、気づいた時は、とても幸せな気持ちになれたことを今でも覚えています。ニヤニヤしました。
ブライダルスタイリストは、花嫁にとって「一生に一度の人」
一生に一度とは、「once in a lifetime」人生の中で一回きりであるさま。生涯一度きりということ。
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◇ ブライダルスタイリストは
花嫁にとって「一生に一度の人」
花嫁は、一生に一度の、たった一着のドレスと出会うために、ドレスサロンへ出向き、数人いるブライダルスタイリストの中から、たった一人のブライダルスタイリストと出会います。
それは、ブライダルスタイリストも同じこと。互いに出会います。出会った責任は、とても大きいです。ひとりの女性に、美しさを託される人です。ブライダルスタイリストは、花嫁にとって一生に一度の人になれます。
このことを、日本中のブライダルスタイリストへ伝えたいです。そして、ブライダルのプロたちも、共におなじです。
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◇ ブライダルカメラマンは
花嫁にとって「一生に一度の人」
カメラマンにとって、命ともいうべきカメラ。そのファインダーを通して、花嫁の美しさと、花嫁自身をとらえる。この瞬間を逃したくないと思う場面に、幾度となく出会うはず。
ファインダーをのぞいて、息をのみ、時が止まるような瞬間にも出会うであろう。そのひとコマ、ひとコマが、出会うべくして出会った瞬間。なんとも素晴らしい出会い。まちがいなく、「一生に一度の人」
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◇ ブライダルヘアメイクアーティストは
花嫁にとって「一生に一度の人」
ヘアメイクアーティストは、自身の感性と、培ったプロとしての技術を最大限に生かすことができる出会い。それが、花嫁と出会うブライダルの現場、結婚式。
美しさを追求しながら、花嫁の秘めた個性を引きだす技術。花嫁姿は、一日千里の思いで努力してきた、クリエーターとしての作品でもある。花嫁の、美を完成させる役目。うらやましい出会い。
結婚式の時には、花嫁と、ヘアメイクのアーティストだけが時を過ごす場所がある。それは、「ブライズルーム」この部屋で、花嫁は花嫁になっていく。聖域ともいえる。ここにも、「一生に一度の人」がいる。
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◇ ウェディングプランナーは
花嫁にとって「一生に一度の人」
プランナーにとって、花嫁との出会いは、生涯で忘れることなどできない思い出だらけになる。出会うために、プランナーを目指した人もいるであろう。
提案したプランニングに、大きくうなづいてくれた瞬間や、結婚式が終わり、抱きついてくる花嫁に、感謝、感動が重なり合わさり、プランナー冥利に尽きるであろう。
そして、なによりも結婚式のすばらしさを分かち合う役目。だれよりも頼りにされる役目。やりがい100%⤴の出会い。まちがいなく、「一生に一度の人」
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ブライダルフラワーアーティストは、花嫁にとって「一生に一度の人」
ウェディングMCは、花嫁にとって「一生に一度の人」
婚礼料理のシェフとそのチームは、花嫁にとって「一生に一度の人」
ウェディングサービススタッフは、花嫁にとって「一生に一度の人」
ウェディングにかかわるすべてのプロが、花嫁にとって「一生に一度の人」
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◇ 最後に
ここに書き伝えていませんが、まだまだ、ウェディングの現場には、卓越した感性のプロたちがいます。ですが、ひとりのプロの力だけでは結婚式はできません。チーム力の結集が、結婚式です。
今、組織のチーム力と共に、ブライダル業界の心意気が社会からみられています。この時が改革のチャンスだと感じ、今までを払拭すべく動いている、そんなまじめで正直な姿があります。
どこがどのようにではなく、社会の中ではまだまだ微力な業界ですが、力を合わせて努力している日々があることを、最後にお伝えしたくて書きました。
お断りとして、ふたつのことを、お断りとして伝えておきます。「一生に一度・・・」と表現しましたが、再婚、再再婚があることはさておきます。「花嫁・・・」と表現しましたが、新郎新婦であることはさておきます。僭越ながら。悪しからず。
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◇ 最近、良いと感じた言葉
・大切に思う心は変わらない |I don't change my heart|
・誰もが楽しむ結婚式 |A wedding for everyone|
・新しい結婚式が生まれる |A new wedding is born|
・ブライダルの世界へ新しい方法が生まれてくる |A new way is born in the world of bridal|
・チームと共に成長する |Grow with your team|
・わたしは、ブライダルを愛する|I love bridal|
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◇ 結び。
これは、もしかしたらブライダル業界にいる、私たちの驕りでしょうか?いえいえ、願望だと存じます。「一生に一度の人になる」なれるなんて、素晴らしい仕事です。その道を選んで、大正解。素晴らしい人生だと思っております。
では、では。
明日も、会いましょう!