【 黒豆 : 腎を補い、余分な水分を排泄する 】
むくみとめまいで、腎のキーワードが多く出てきましたので、今回は腎を補う 黒豆 のご紹介です。
黒い食べ物は腎を補う食べ物だと言われています。
その中でも、黒豆は有名どころです。
黒豆は腎の働きを補い、めまいや急性のむくみを解消するはたらきがあります。
また、血行をよくして滞った血(瘀血)を解消します。
大豆と同様に黒豆にも女性ホルモン様作用があります。
腎は生殖器を司るはたらきがあります。
腎虚というと、性ホルモンが不足しているイメージです。
腎虚に黒豆がよい、という考えは黒豆の女性ホルモン様作用に由来しているのでしょう。
(やはり故人の知恵はすごいです)
腎虚で水分代謝が悪い人は、梅雨や湿度が高い環境が続くと体調が悪くなりがちです。
しびれるような痛みがある場合には、黒豆を食べると予防することができます。
また、流産の傾向がある場合は、黒豆と餅のおかゆがよいそう。
黒豆と豚肉の煮込みは、腎精を補い、耳鳴りの予防になります。
また、腎と髪の毛は非常に深い関わりがあります。
腎虚になると、脱毛などの症状が現れます。
健康な髪を保つために、黒豆を食べることも非常によい選択です。
現代の研究からも、女性ホルモン様作用の他に動脈硬化の防止や、含まれるアントシアニンに視力向上の効果が認められています。
ビタミンEも多く含まれており、脂肪類食品と一緒に取ると、お肌の若さを保つのによいでしょう。
お正月の料理でよく目にする黒豆ですが、こんなにも美容と健康効果がたくさん!
是非、定期的に食卓に登場させたいですね。
私も定期的に摂りたい食材だな〜と思いました。
黒豆を美味しくにれる様に…というのを、今年の目標に加えてみようと思います。