【 昆布 : わかめよりも優秀な海藻 】
今日のおにぎりの具が昆布だったので、今日のお題は昆布です(笑)。
海藻って、なかなか意識しないと日頃の食生活で摂取しないですよね。
ですので、私はおにぎりで摂るようにしています。
昆布は海の野菜と呼ばれるほど、栄養価の高い食材です。
なん意外、その栄養価はわかめよりも高いそうです!
『寒性』の性質を持つので、冷え性タイプの『陽虚』の人や、胃腸の弱い『気血両虚』タイプの人には向きませんが、血圧が高めの『肝陽亢進』タイプの人は積極的に摂りたい食材です。
昆布にはヨードが豊富に含まれています。
ヨードは、甲状腺ホルモンを生成するのに必要な栄養素です。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を促したり、交感神経を刺激したりするホルモンです。
甲状腺の疾患は、比較的女性に現れやすく、甲状腺ホルモンの分泌が多すぎるとバセドウ病、少なすぎると橋本病になります。
バセドウ病は常に全速力で走っている状態、橋本病は何もしたくなく体が重くなる症状が特徴的です。
通常の食生活でヨードが不足することはありませんが、昆布を食べることでこれら甲状腺疾患をサポートすることができます。
亢進症にはその機能を一時的に抑制させ、低下症にはヨード不足を補い症状をサポートする効果があります。
お薬よりも穏やかに消化吸収されていきますので負担はありませんが、体に蓄積されやすいので摂取量には気をつけましょう。
昆布には、血圧効果作用もあります。
これは、含まれるラミニンやアルギン酸によるもの。
昆布が『寒性』に属されるのは、これらの栄養成分に由来しているのでしょう。
アルギン酸は、昆布のヌルヌルした部分に多く含まれています。
カルシウムも含まれており、ご存知の通りカルシウムは精神安定に効果があります。
やはり、熱を降ろす方向に働く作用ですね。
ストレス社会で肝が亢進気味になる方は、多いはず。
そんなストレスフルな体のために、今日から選ぶおにぎりは昆布でいきましょう!