FOREST NOMADS
森の身体性を建築で表現したプロジェクト。
僕は独立してから、音楽をずっと聴いていた。
chill waveという音楽ジャンルを建築言語に再解釈し、僕なりに表現した。
音楽のもつ、森のような静寂な空間を持つ、そこに表れる内省性を深く考えた。
僕は森の小鳥。ねぐらに重なる葉で囲まれた場所を求めて巣をつくる。
羽を休めるときは遠くが見える木陰のある空間、さえずるときは空の広い、広場のようなところ。
鳥=森の遊牧民は、天井の高い空間、低い空間、明るいところ、暗いところ、身体がそのまま建築空間になっているところを拠り所にした。
座る、散歩する、談笑する、眺める、考える、考えない、感じる、書く、聴く、嗅ぐ、飲む、食べる、集まる、籠る、暖まる、涼む、寝そべる、立つ。
身体の要求するかたちのまま、建築空間がつくれないかと考えた。
木漏れ日の屋根が誘発する人のふるまいと、建築とのかかわり方を設計した。
ここまで語って、全然うまく言えていないと思う。
言語化できない、実験的建築をアウトプットしてみたかった、そんな建築である。
ぱなおとぱなこ
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