愛でよう、購買意欲
最近、文字にして残しておきたい考えや言葉が脳内を巡っていた。わすれたくないから、iPhoneのメモに書き記してきたけれど、そろそろアウトプットしとかないと、どうにかなりそうなので今日から数日間はすこしずつ、ここに記録していこうと思う。
今日はひとつ、お金に纏わるお話。
物を買うということは愛すべき行為である、ということ。
なにか、お金を払うということは自分の財産を減らすという単純な思考回路によって、今まで私は買い物に対して何かマイナスなイメージを抱いていた。そのためか、アルバイト先での接客などでお客様と接し、商品を薦めるときも、何とも言えない気持ちになっていた。お客様にお金を支払わせてしまうという謎の罪悪感をもち、そんな自分の感覚を深堀もせず、単にビジネスには向かないのだと冷たい目で見ていた。
自分が何かをモノを購入する際も、絶対に失敗したくないという強い意志の元、何日も何日も考えを巡らせ、よしっ買ってやるぞ、と決め、ショッピングカートを覗くとソールドアウト、なんてこともしばしば。
買うべきかどうかを悩み足掻いたにも関わらず、結果何も得ないという時間をただただ無駄にしてしまい後悔の念を抱く。
買い物に対してなにか不信感のようなものを感じてきた。
しかし、数日前のこと。
ずっと欲しかった「ほぼ日手帳」を購入した。
これもほぼ半月悩み、ロフトでえいっと買い物かごへいれ、息を止め、レジに向かった。
家に持ち帰り、いつもの作業机に置いてみる。
なんだか、仕事ができそう…
部屋の掃除をする、ふと作業机の上のほぼ日手帳と目が合う。
はぁ、来年が楽しみだ、早く書き込みたいなぁ…
外出する際、鞄に入れる。
シュタイフのくま、なんて可愛いんだろう、ほんとうに買ってよかった…
ほぼ日手帳と目が合うたび、触れるたび、嬉しさがこぼれる。ふと思った、これが「よい買い物をした」ということなのかなと。
物を買うという行為は、当たり前のことだけど、ただお金を払うだけの行為ではない。お金を払う価値があるものを得る行為なんだと。そんな当たり前なことを改めて気づかされた。
そう考えると、自己投資にカテゴライズされる買い物というのはとても素敵で愛おしい行為であるのかもしれない な、と。
その愛しき行為をサポートする、仕事が社会には溢れている。
自分の手で稼いだお金をお財布と相談しつつ、価値ある物と交換する。
私は今まで「よい買い物」をしてこなかっただけ。というか、良い買い物をしていてもそれを意識してこなかっただけなのかもしれない。
そのような、私にとっては全く新しい価値観を得たここ数日のお金のお話。
上手く付き合っていきたいものです。