公園散歩スナップで準備を整える休暇最終日:Nikon Z 50+NIKKOR Z 26mm f/2.8
2025年1月3日
山ノ神神社、イナカストリートスナップへと続く前。
雨の途切れた公園を歩く。
1月4日から仕事である。
年末年始休暇その全ての日で起床就寝のスケジュールを崩さず過ごした。
周りが起きていなくても起き、寝ていなくても寝る。
そう、明日から仕事という憂鬱さを避けるため。
何を見るのか。
何が見えているのか。
見えるものしか見えていない。
そうではなく、見えていないものを見る(感じ取る)。
目先のことに囚われていては良い商売にはならない。
のだが、実際、目先のことすら処理しきれていなかったりもする。
せめて志だけ高めておこう。
木々を撮りながら明日への準備をする。
雨が止み、雲の隙間から太陽が顔を出す。
しっとりと濡れた石段が照らされるが、全てを照らすほどではない。
届かない光。
どんなに努力しても報われるとは限らない。
自身とは関係のないところで覆される。
太陽が照らしてくれるのを待っているだけではなく、鏡でもなんでも使って全部に反射させないと。
そうして行き過ぎた行為によってお縄になる。
報われない前提で努力する。
極端な最終手段を想像するだけでそれは使わない。
綺麗事では済まないのだが、それでも綺麗事を信じたい。
曇り空でも雲の上は晴れている。
いや、当然のことだろう。
どんなに曇っていてもいつかは晴れるんだってさ。
勝手に言っていろと思う。
楽観的になってはいけない。
楽な方に行きたくなるからこそ。
運のような得体のしれない要素によって好転することもある。
その時のためにとっておく。
雲の動きを強調する太陽。
わずかに見える青空。
木々のシルエット。
進入禁止のガードに近づく。
雨の雫と路面の反射が雨上がりであることを伝える。
模様のバランスがちょうどよくなるように近づいたり離れたり。
単焦点レンズの醍醐味。
傍から見たら滑稽だろう。
追い求める姿勢は前のめりで良い。
そのまま倒れ込まない程度に。
それでも姿勢だけではどうにもならない。
進入禁止のガードを突き破らないと。
実際にそれをしたらお縄だが。
大した仕事ではないが決断を求められる。
決めるから結構重い。
他人のせいにはできないし、反対を押し切ることもある。
いずれにせよ責任がついて回る。
最後は自分を信じるしかない。
休暇モードから切り替える。
が、あまり変わらない。
普段からこんなだ。
むしろ受け入れる準備を整えるような感じ。
写真には被写体はもちろんだが、撮影者の心も写ると思う。
処理も含めてその時の心境が現れる。
今回のはなんていうか、重い。
多分、気分が重いからかも知れない。
その昔、写真を撮られると魂を取られるなんて信じられたが、全く持って自意識過剰で間違いだ。
魂を取(撮)られているのは撮影者自身。
そして休暇明け。
休暇前と変わらず普段通り。