映画化されたアメリカのベストセラー小説『ザリガニの鳴くところ』の日本公開が待ち遠しい・ラストの衝撃は言葉では簡単に表せなくて・・・
こんにちは!
映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。
今日は映画『ザリガニの鳴くところ』の紹介です。
(あらすじ・ネタバレ含みます)
2019年、2020年の2年連続、アメリカで大ベストセラーとなった小説
ディーリア・オーエンズの『ザリガニの鳴くところ』
映画化されて2022年11月18日に日本で公開されることが決定しました。
(アメリカでは2022年の7月に公開されています)
全世界でも1500万部突破の大ヒットミステリー小説
美しくも厳しい自然のもとで
酒に溺れる父親や
父親に暴力を受けていた母や兄弟家族に捨てられてしまい
その湿地帯でたった一人で生きていく 幼い少女のカイア
町の人々は湿地帯で暮らすカイアに偏見を持っていて異端視し、優しく手を差し伸べようともせず、その影響もあってカイアは学校にも行っていないのです。
そんな幼気な少女のカイアが「いつの日か愛する母が帰ってくる」と信じて
健気に日々を生きていく姿には、胸をギュッと掴まれるような気持ちになりました。
そして年月が経ち、美しく成長したカイアの前に
同じように湿地の生き物を愛する初恋の相手テイトが現れます。
そしてしばし二人の幸せな時間が流れます。
カイアにとってはテイトが唯一の生きる喜びでした。
しかしテイトが大学へ進学してからふたりの関係は崩れてしまいます。
次の休みには帰郷すると約束したのに、テイトの若さゆえの微妙な気持ちの変化が起こり、結局テイトはカイアの元に戻りませんでした。
カイアはまた一人ぼっちになってしまいます・・・
それから月日は流れていき、湿地帯で起こったある殺人事件をきっかけにカイアの人生は大きく変わっていきます。
この小説はミステリー小説だとカテゴライズされていますが
私には美しいラブストーリーに思えてなりません。
確かに殺人事件の犯人探しの要素はありましたが・・・
原作で綴られていた数々の詩が実はカイアの心の内とリンクしていることに気づきました。
小説の随所に出てくる美しくて心を掴まれるような詩
その詩はまさにカイアの気持ちそのもの
そして、それらのなかのあるひとつの詩が殺人事件の真相だったんです。
ラストで物語の鍵となるひとつの詩が・・・
この続きはあなたが原作を読まれるか、映画を観てからのお楽しみにとっておきますね😉
原作のラストは読みながら胸が苦しくなるような感動に襲われました。
『私は誰も憎んだことはない、相手が私を憎むのよ』
湿地の少女と蔑まれていたカイアの言葉にハッとさせられました。
差別や偏見は持たれる側ではなく持つ側にあるのだと
カイアが心の底から欲しかったのは同情や施しではなく愛だけだったのだと
そして真実の愛をただ彼女は求めていただけだった・・・
原作の結末を知って、私はこの小説がミステリーではなくてラブストーリーだと思わずにはいられないのです。
原作を読んでから映画を観るか・・・
映画を観てから原作を読むのか・・・
私は原作を読んだので結末を知ってしまいましたが(映画が原作に忠実なら)
小説で読んだノースカロライナの美しい湿地帯を映画館のスクリーンで観れることや
人間関係には不器用だけど
優しくて純粋な心を持った魅力的なカイアに会えることを楽しみにしています。
この映画の製作は2001年にアメリカで公開された『キューティー・ブロンド』という映画のヒロインだったあのチャーミングな女優のリース・ウィザースプーンです。
彼女が原作に惚れ込んで映画化することになったみたいです。
あのチャーミングな女優さんが製作に関わった映画なんですね。
この『ザリガニの鳴くところ』の映画に興味を持たれたら
あなたもぜひ映画館へ足を運んでみてください🥰
2022年11月18日から日本で公開される予定です!
[トップ画像は『ザリガニの鳴くところ』の映画公式HP引用]
最後までお読みくださりありがとうございました。
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