「誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もあるんだ」 映画『あの子は貴族』の感想と紹介
誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もある
こんにちは!
映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。
今日は『あの子は貴族』という映画の感想と紹介です。
(あらすじ・ネタバレ含みます)
『あの子は貴族』日本映画 2021年公開
榛原 華子(はいばら はなこ)は東京生まれ 東京育ちの良家のお嬢様
ずっと東京で生きてきた。
開業医の父と母、そして年の離れた二人の姉がいる。
裕福な家に生まれた華子は これまで何不自由なく暮らしてきた。
そんな華子も27歳
華子の学生時代の友人たちも次々と結婚したり、出産したりするお年頃・・・
華子はその年の元旦に 結婚を前提として付き合っていた彼氏にふられて焦っていた。
”結婚することが自分の幸せ”だと ずっと信じて生きてきた箱入り娘の華子は
彼氏にふられた焦りから
親の勧めるまま 医者のお見合い相手に会ったり
知り合いの合コンに誘われて参加したり
姉に男性を紹介されたり
と色々な出会いを求めてみたが 結局 誰ともうまくいかない。
そんなある日、義理の兄から青木幸一郎(高良健吾)を紹介される。
期待せずに 軽い気持ちで幸一郎に会った華子だったが
優しくてハンサムな幸一郎を一目で気に入って そのまま二人は付き合うことになる。
幸一郎は有能な弁護士で 親戚や祖父も代々政治家という良家の子息だった。
両家の親や親族に祝福されて華子と幸一郎は結婚することになる。
何もかも順風満帆に思えた華子と幸一郎の結婚だったが 幸一郎には女性の影が・・・
その女性というのが地方から東京へ大学進学で出てきた時岡美紀
美紀は猛勉強して慶應義塾大学に入学したが
父のリストラで学費を払えなくなり、大学を中退した女性だった。
生まれてからずっと違う世界で生きてきた華子と美紀
それなのに何故か二人は自然と心を通い合わせる。
『あの子は貴族』の原作者である 山内マリコさんの小説はいくつか読んでいるが彼女の作品にはいつも女同士の絆や友情を感じてしまう。
肉体的にも社会的にも男性に比べると弱い立場の女性同士は、牽制したり嫉妬したり、歪みあったりするよりも
”お互いを認め合い、お互いの立場を尊重しよう” というスタンスの作品の色を この『あの子は貴族』でも感じる。
結婚してから政治家を目指す幸一郎はますます忙しくなり
華子と過ごす時間どころか 帰宅するといつも疲れ果てている。
夫婦になったのに華子に心を開いてくれない幸一郎との関係に無力感を感じる華子
華子と幸一郎の間に子供ができないことを責めるようにプレッシャーをかけてくる義母や親族たち
だんだんと華子は自分の存在意義を見失っていき 結婚って何なんだろうと思い始める。
悩みを抱えていた華子は偶然 街で美紀に再会する。
美紀は華子の様子から何かを感じとり華子にこう言う
(私はこのシーンがとても好き。別に華子が悩みを打ち明けたりしなくても美紀が雰囲気を感じとって自然に伝えるところが・・・)
その美紀の言葉を聞いた華子はある決断をする。
この話の続きが気になる方はぜひ映画をご覧ください。
『あの子は貴族』はU-NEXT、Netflix、amazonプライムビデオなどで配信中です。
https://www.youtube.com/watch?v=-wOTv_i5ZfA
本日は貴重なお時間、最後までお読みくださりありがとうございました🥰
スキやコメントいただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。
[画像は『あの子は貴族』映画公式サイト引用]
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?