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宇宙人ポール

2012年頃書いた映画感想文

https://www.youtube.com/watch?v=i-FV-k8XQoM


宇宙人ポール
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」この2作品をご存知だろうか。いろんな映画のオマージュ・パロディに加え、英国的な風刺がとてつもなく面白い作品です。この2作品に出演しているのがサイモン・ペッグとニック・フロストのお二人。そしてこのお二人出演の最新作が「宇宙人ポール」であります。

ぶっちゃけマイナーな本作を田舎シネコンで上映してくれたことに感謝。ってことでいつもどおりレイトショー鑑賞。
観客は僕を含めて5名。
あなた達はエライ!!

グレアムとクライヴの英国人オタク二人は、憧れだった米国のコミコンに参加。キャンピングカーで観光をしていたら、なんと宇宙人に遭遇してしまった。その宇宙人「ポール」は60年間米国に監禁されていたところを脱出し、自分の星へ帰るところだった。二人はそれを手伝うことに。
ってなお話。

昨年のスーパーエイトもそうだったけど、スピルバーグ作品が好きな人にはたまらん内容となっております。劇中にスピルバーグ本人が声の出演してるし。E・Tの内容は宇宙人ポールが考えたのさ。クライマックスに「あの山」が出てくるところは超燃えます。
その後の展開も・・・燃える・・・

町山智浩氏が字幕監修をしているので、下品な言葉がきちんと下品な状態になってます。すばらしい。ポールは60年間米国のテレビを見まくっていたという設定なので、スラングがものっそいのです。そのためPG12になったっぽい。

ショーン・オブ・ザ・デッドもホット・ファズも、サイモンとニックのコンビ作品はエドガー・ライトが監督してるんですが、どうも本作は「スコットピルグリム」に重なったらしくエドガー監督ではありません。「スーパーバッド童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラが監督してます。だからか、DT臭と同性愛臭のブレンドされた香りがプンプンしてます。ちなみにポールの声はスーパーバッド童貞ウォーズでお馴染みのセス・ローゲン。

ストーリーの基本的な流れは、米国に憧れた人間が実際に米国に来たら、
あまりの文化の違いに驚き、悲しくなり、そこからカラを破って成長し、「大人」になるという感じです。
グレアムとクライヴは「子供」のままで歳をとっていたのです。
ちなみに一番の文化の違いは「キリスト教原理主義」。ダーウィンの進化論を信じないとかいうアレです。そんな人が宇宙人を見たら「悪魔」と言う。しかしその宇宙人が奇跡を起こしたら「神」と言う。そんな流れの中で、エイリアン(外国人)がエイリアン(宇宙人)と出会い、二人は大人になる事ができたのでした(強引な説明)。
ちょっと前の映画秘宝の町山智浩氏の解説文を読むのが一番わかり易いです。

最後に。
おっぱいが3つあるのを素晴らしいと思うのは地球人も宇宙人も同じらしい。
わたくしは2つがいいですが。

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