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彩恋

2008年頃書いた映画感想文。

「彩恋 SAI-REN」

僕が大好きな関めぐみと、
朝ドラ「ちりとてちん」で好きになった貫地谷しほりが出演している、
っつーことで見ることを決めた作品なのですが、
いやー、これが久々にアタリでした。

女子高生3人の青春を淡々と描いておる作品であります。
淡々とはいっても、妊娠するは恋人は死ぬは、
シングルマザーの親が再婚するは、そのせいで親友が姉妹になるは。
結構、すごいことが起きてます。
でも、結構、だらだら。
時間が過ぎるのがゆっくりという意味でのだらだらかな。
ゆったり感があります。
そのだらだら加減がとてもいいんですよ。
少なくとも僕にとって不快感はありませんでした。
ロケ地の銚子の風景もさわやかですしね。

見どころは、関&貫地谷の似合わない制服姿、
そして温水の「ちんこの皮剥き」inサウナです。
中学生の息子の包茎を剥くシーンはぼかしまくり。
ちんこの皮を剥くことによる、10人くらいの、
下半身ぼかしのスタンディングオベーションを行った映画は、
おそらく世界で唯一でしょう。

ずる剥けガッツポーズ!!

関めぐみはいいなあ。
あんな姉と、「処女は捨てるものか捧げるものか」、
っつー議論をしてーよ。
ちなみに温水の娘役ですよ。

正直なところ、世界観にリアリティがありません。
だからこそ現実的なファンタジーを感じられるのだと思います。
「愛」ではなく彩(いろ)とりどりの「恋」が満ち溢れています。
だけどその根底にはもちろん「愛」があるのです。

この映画を高評価するのはマイノリティだろうなあ。
でもすっげーいいんですよ僕にとっては。
終始にやにやしながらみてましたからね。

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