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極道めし
2011年頃書いた映画感想文。
『極道めし』
刑務所メシ漫画がまさかの映画化!まあVシネ全盛期ならありがちだったかもしれないけど。食い物映画と言ったら「タンポポ」「かもめ食堂」がまず思い浮かびます。(ちなみに自分にとってタンポポは神作品)
が、同じ食い物映画でもベクトルが違います。何故なら刑務所の中だから、想像の中でしか食事できないから。しかし見てるとお腹が減ってしまうのは一緒。
とある刑務所で、年に一度のおせち料理をかけて、受刑者たちが美味いもの話をするメシバトルが行われていた。というのが漫画と映画に共通することであります。
映画版は漫画を素にしたオリジナルストーリーになっています。キャラクターの名前とか、メシのエピソードとか、そこらへんをうまい具合にシャッフルしてあります。
一番初めのが美味すぎるわー。
お母ちゃんが土鍋で炊いたご飯に味噌汁に産みたての卵にぬか漬け。
美味すぎるわー。
そしてメシエピソード混ぜすぎるわー。
そんな中、主人公だけがほぼ完全にオリジナル。
ホットケーキを除いて。
そんなわけだから映画版としてとても面白くなっております。
どうもモテキ以降、映画を観る目がおかしくなったと言うか、女優ばかり見るようになっちまいました(モトからか?)。大好きな田畑智子さんが主人公の母親役で出演。田畑智子がかあちゃんだったら捨てられてもいいよオイラ。
そしてヒロイン役の木村文乃さんに一目惚れ。めっっちゃ可愛いし演技力もあるね。あんな娘さんにラーメンを作ってもらいたいぜ!!というか木村さんが出てきてから違う映画に感じてしまった・・・
テーマソングが「上を向いて歩こう」だから、最後は「涙がこぼれないように」なってしまうけれども、ありがちな感動モノではなく、心に響くモノになったさ。余韻がそれなりによかったです。
あ、田中要次さんのエアビールがすごかったな!