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さらば雑司ヶ谷

2012年頃書いた読書感想文


「さらば雑司ヶ谷」
タランティーノっぽいという話を聞いて気になっていた、「さらば雑司ヶ谷」が文庫になったので先月購入。主人公の一人称で語られる物語は、確かにタランティーノっぽい引用の連続。元ネタがわかると面白いかも。

物語のあらすじは・・・

主人公は街を牛耳る宗教の跡取りとして生まれた。だが跡を継ぐ気はなく、幼い頃からの親友とやんちゃの毎日。とある事件が発生し、親友に頼まれて事件解決のため中国へ。
しかしその中国で屈強な野郎どもに掘られまくった挙句、薬漬けに。なんとか日本に帰国できたと思ったら、なんと親友が殺されていた!親友の敵を打つべく、宗教の力を使って捜査を始める。

といった感じ。
和風なキル・ビル。
もうなんでもあり。
知らない人は絶対雑司ヶ谷と言う街を勘違いすると思う。

僕が一番心に残ったのは、主人公とヒロインのラブシーンだな。こんな悲しいラブシーンはないよ。
中国で掘られまくったからアナル舐めしてもらわないと不能な主人公。
一見清楚だけど、実は変態M奴隷なヒロイン。
やっと心を通わせることができたのに、
主人公「アナルを舐めろっ!」
ヒロイン「前彼より旦那より主人公のち◯ぽの方がいいよぉぉ」
だもんなあ。

アナル拡張するといろんな物が入るようになるそうです。

「さらば雑司ヶ谷」はなかなかオススメな作品です。
エンタメの追求って感じです。
園子温監督に「冷たい熱帯魚」のノリで映画化してほしいなあ。

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